30代になったらスキンケアの見直しを!今、必要なスキンケアを知ろう
「前より乾燥しやすい」「シミやしわが気になる」「化粧品が浸透しない」と悩んでいませんか?肌は年齢を重ねるごとに変化します。20代のころと同じスキンケアでは、肌老化に追いつけないことも。
30代になって肌悩みが増えたなら、今、必要なスキンケアについて考えてみましょう。
- 2023-04-29
- 森本悠希
30代のスキンケアアイテムを見直すタイミングとは
マスクを外したとき、鏡を見て「あれ?老けたかも」と感じたり、夕方になるとほうれい線や毛穴の開き、シワが目立つのが気になったりしていませんか?
肌老化は20代後半から、肌の奥でじわじわ進行しています。20代と同じスキンケアでは、お手入れ不足になる可能性も…。
30代にどんなスキンケアが必要か知るためにも、まず、今の肌状態について理解しておきましょう。
【1】乾燥
加齢に伴い肌内部の水分を保持する力が低下。また、水分蒸散を防ぐ皮脂の分泌も減少します。肌のカサつき、肌の弾力低下、乾燥小ジワ、毛穴トラブル、くすみなどの原因に。
【2】肌の生まれ変わり「ターンオーバー」の停滞
20代で約28日周期だったのが、30代になると約40日かかるように。強い乾燥、肌の弾力低下、シワやたるみ、毛穴トラブル、くすみなどの原因に。
【3】紫外線ダメージの蓄積
生まれてから30年以上紫外線を浴びてきた肌内部には、多かれ少なかれ紫外線ダメージが蓄積しています。シミ、くすみ、シワ、たるみを引き起こします。
【4】糖化
糖化とは、体内のタンパク質と糖質が結びつき、タンパク質が変性すること。変性したタンパク質は褐色化するため、肌が糖化するとくすみ(特に黄ぐすみ)が目立つように。ハリや弾力低下の原因になることも。
以上のように、30代の肌内部ではさまざまな変化が起きています。「エイジングケアしたほうがいいのかな?」「今のスキンケアではイマイチかも」「いつでも肌の乾燥が気になる」と感じているなら、今がスキンケア見直しのタイミングです。
まだ大丈夫と感じている方でも、毎日、鏡で自分の肌をじっくり観察してみましょう。うっすらしたシワやシミ、前より目立つようになったほうれい線に気がつくかもしれません。また、スキンケアの際に肌に触れたとき、「あれ?肌がかたいかも」と感じることだってあります。
もしそうなら、やはりスキンケアの見直しが必要ですよ。
スキンケアアイテムの見直しポイント
スキンケアを見直すといっても、SNSで人気だから、CMで見かけたからという理由で商品選びをするのはおすすめできません。肌状態や肌悩みは人それぞれです。
SNSなどの情報はあくまで参考にとどめましょう。
それでは、どんな商品を選べば良いのでしょうか。3つのポイントをおさえて、自分の肌にあう商品を探しましょう。
肌質にあわせる
スキンケアの基本は肌に合わせた保湿です。保湿とは水分と油分をバランスよく補うこと。肌質ごとに水分と油分の量が異なるので、肌質に合うアイテムを選ぶようにしましょう。
普通肌
【皮脂】少ない
【水分】多い
【おすすめアイテム】化粧水、乳液 or みずみずしいタイプのクリーム
乾燥肌
【皮脂】少ない
【水分】少ない
【おすすめアイテム】化粧水、高保湿美容液、こってりタイプのクリーム
脂性肌
【皮脂】多い
【水分】多い
【おすすめアイテム】さっぱりタイプの化粧水、乳液
混合肌
【皮脂】多い
【水分】少ない
【おすすめアイテム】化粧水、みずみずしいテクスチャの美容液、乳液
敏感肌
【皮脂】少ない
【水分】少ない
【おすすめアイテム】低刺激タイプの化粧品
上記は一般的な肌の分類ですが、肌内部の水分量や皮脂の分泌が減る30代以降は乾燥肌になる方が増えます。20代の頃は脂性肌で悩んだ方でも、肌内部は乾燥が進んでいる可能性も…。また、加齢に伴い肌はデリケートに傾きがち。敏感肌になるケースもあります。
「昔はこうだったから」と決めつけるのではなく、今の肌質に合わせて化粧品を選びましょう。
保湿力が高いかどうか
保湿は美肌づくりの基本の「き」です。若々しい印象の肌をキープしたいなら、肌の乾燥レベルに合わせたアイテム選びが大切です。
加齢に伴い肌の水分量は低下しますから、肌の水分量をアップできる化粧水や美容液、長時間うるおいを守れる乳液やクリームを選びましょう。
さまざまな肌悩みに対応できるか
エイジングサインと一口に言っても、シワ、シミ、くすみ、たるみ、毛穴の開き、肌のかたさなど悩みは多岐に渡ります。複数の悩みにアプローチできる商品を選びましょう。
たとえば、透明感ケアやたるみケアならビタミンC誘導体やナイアシンアミドなど配合の化粧品、たるみ+肌のゴワつきならレチノール配合の化粧品といった具合です。
ただし、エイジングケアへの効果が高い成分は、肌に刺激になるケースもあるのでご注意を。
スキンケアのやり方も見直そう
化粧品の見直しをしても、お手入れが手抜きでは美肌は遠のくばかりです。初心に立ち返って、ていねいなスキンケアを心がけてくださいね。
お手入れを面倒がらない
仕事、家事、育児に忙しい30代。だからといって、スキンケアをさぼるのは絶対にNG。肌内部のうるおいが不足して、肌老化が加速してしまいます。
忙しい方やズボラさんは時短ケアでもOK。W洗顔不要のクレンジングを使う、オールインワン化粧品を活用すると良いでしょう。
なお、時短ケアをしている場合でも、時間が取れる週末などは化粧水・美容液・乳液(またはクリーム)でじっくり肌をいたわるのがベター。
基礎化粧品を使う量は適量を
少量でよく伸びるからと量を節約したり、乾燥が気になるから必要以上に肌に塗ったりしていませんか?化粧品の十分な効果を引き出すためには、メーカー指定の適量を使うのが大切です。
少量では美容効果が低下しますし、塗り過ぎは肌に負担になって肌荒れや吹き出物の原因になりかねません。
摩擦レスを心がける
肌に触れるときは「絹ごし豆腐を崩さないような力加減」が基本です。洗顔でゴシゴシ擦ったり、化粧品を塗るときグイグイと引き上げたりしていませんか?
肌摩擦のダメージは、あらゆるエイジングサインの原因になります。鏡を見て、皮膚が動かないような力加減を意識してくださいね。
今の自分にぴったりのスキンケアで美肌をキープ
近年、「インスタで○○さんが紹介していたから使ったけど、肌荒れした」「YouTubeで絶賛されていたから買ったけど、効果がない」という口コミが増えた印象があります。
商品の情報収集にインターネットを活用するのはOKですが、SNSなどの情報を鵜呑みにして商品を選ぶのは控えましょう。スキンケアは自分の肌状態に合わせた化粧品を使うのが、何より大切です。
今の自分に合う化粧品で、若々しい印象の肌をキープしてくださいね。
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教育、出版業界を経てフリーライターに。スタンダードな美容法からマニアックな健康法まで、情報収集・実践するのがライフワーク。キレイ&健康でありたいと願う女性をサポートできる情報を発信していきます。