つるすべ肌を取り戻せ!ガサガサ手指にさよならするためのハンドケアとは
冬になり手指のガサガサが気になっていませんか?ガサガサした指が衣類に引っかかったり、手荒れがひどくなって痛みが出たりと、冬は手指のトラブルが増えますよね。だからこそやりたいのがハンドケア。
つるん!すべすべ~な手指のために、どんなケアをすればよいかチェックしておきましょう。
- 2022-12-14
- 森本悠希
手や指も顔同様に乾燥する!
毎日のスキンケアは念入りにしているのに、手指のケアが手抜きになっていませんか?手や指も顔同様に乾燥して、トラブルを引き起こします。
初期の手荒れは、手指が粉っぽい感じがする、少しカサカサする程度ですが、悪化するとひび割れ、ごわつき、かゆみ、じゅくじゅくするなど辛い状態に…。
初期の手荒れなら、セルフケアで対策できます。手荒れの原因と対策を知り、つるつる&すべすべな手指を取り戻しましょう。
手荒れの主な原因は外気の乾燥
皮脂腺から分泌される皮脂は、汗と混じりあって皮脂膜を形成します。皮脂膜は、いわば自家製クリームのようなもの。肌内部のうるおいを守る役割があります。
ですが、手指は皮脂腺が少ないパーツなので、十分な皮脂膜を形成できません。そのため、とても乾燥しやすくなります。
外気の乾燥が厳しい冬は、肌の水分が奪われやすい季節。さらにエアコンを使えば、室内も湿度が低下します。湿度が50%を下回ると、肌のうるおいは徐々に失われますが、冬の湿度は20~30%。あらゆるパーツの皮膚が乾燥しやすくなります。
肌が乾燥すると、肌の新陳代謝ターンオーバーが乱れ、角質層の構造が乱れます。すると、肌内部の水分保持力が低下して、手指の粉ふきやカサつきが発生。
ターンオーバーの乱れはさらに肌を乾燥させます。きちんと保湿ケアをしないと、手指はガサガサのままに…。また、乾燥が悪化すると、外的刺激から肌を守るバリア機能が低下するため、かゆみやピリピリした痛みを引き起こします。
プラスαの乾燥要因
手指の乾燥原因は、外気の乾燥だけではありません。気温が下がり、家事でお湯を使う機会が増える冬。お湯は、肌に必要な皮脂やうるおいを洗い流してしまいます。
また、コロナ禍で手洗いや消毒が習慣化しましたよね。消毒用アルコールは、アルコールが揮発する際に手指の水分を奪います。手洗い頻度が増えたことと合わせて、日常的に手指は乾燥しやすくなっています。
ガサガサにさよなら!今日からやりたいハンドケア
手指がガサガサしてきたら、早めの対策が肝心です。今日から保湿ケアを強化して、なめらかな手指を取り戻しましょう。
化粧水+ハンドクリームの二刀流がおすすめ
手指の荒れは、保湿がマスト!こまめにハンドクリームを塗りましょう。ハンドクリームを塗る量は、人差し指の先から第一関節の長さ分です。
量が多い、ベタつきそうと感じるかもしれませんが、たっぷり塗るのがツルスベ手指のカギです。すでに、手荒れが進行している場合は、量を増やすと○。
なお、保湿とは水分と油分をバランスよく補うことです。冬のハンドケアは保湿の徹底が重要ですから、化粧水で水分を補ってからハンドクリームでフタをするのがおすすめです。
毎回でなくてもOKなので、できる範囲で化粧水+ハンドクリームの二刀流ケアをしましょう。
時間がある日はハンドパックを
集中ケアとしてハンドパックを取り入れましょう。ハンドクリーム+手袋をつけるだけのお手軽ケアです。
手袋は保湿成分が豊富なシルクの手袋や、肌当たりの柔らかな綿の手袋を選びましょう。ハンドクリームをたっぷり塗った後、手袋をつけて眠れば、翌朝つるっとなめらかな肌に整います。
なお、手袋はクリームがついたままだと雑菌が繁殖して、かえって手荒れを引き起こしかねません。こまめに洗って、清潔をキープしてください。
面倒な方は、市販品の1回分のハンドパックを。使い捨ての手袋のなかに保湿成分がたっぷり染み込んでいて、はめるだけで保湿ケアができるすぐれものです。
ハンドマッサージで素肌のコンディションを底上げ
ハンドクリームを塗るときは、ハンドマッサージをセットで行いましょう。
手指の血液の流れが悪くなると、すこやかな肌作りに必要な栄養が、細胞に十分届かなくなります。ハンドマッサージで血液の流れを促しましょう。冬に冷えがちな手指がポカポカするので、「指先が冷たいのが悩み」という方にもハンドマッサージはおすすめです。
さらに、お気に入りの香りのハンドクリームでマッサージすれば、心までリラックスできますよ。
やり方
お手軽ハンドマッサージを紹介します。
- たっぷりハンドクリームを塗る
- 片手で反対の手の指を一本ずつ握って引っ張る
- 反対側も同様に
- 手のひらで反対の手の指4本(親指以外)を指の腹側から押して後ろにそらす
- 手のひらで反対の手の甲を押して、手首を内側に曲げるようにする
- 反対側も同様に5、6を行う
- 両手を組んで、ぐっと力を入れる → パッと力を緩めるを繰り返す
- 両手を組んだまま、手首をぐるぐる回す
マッサージの途中で滑りが悪くなったら、ハンドクリームを足してください。クリームが足りないと、摩擦によって肌にダメージを与えかねません。
ハンドクリームは何を選ぶ?
ハンドクリームは高保湿成分が配合されたものを選びましょう。おすすめは、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンの3大保湿成分です。
また、保湿&皮膚を柔らかく整えるエモリエント効果がある植物オイル(ホホバオイル、シアバターなど)も良いでしょう。
ガサガサやひび割れ、乾燥で指先がカチカチ…など、症状が進行している場合は、薬用タイプのハンドクリームを。薬用有効成分としてビタミンBやビタミンEなどのビタミン類が配合されていると、肌の新陳代謝や皮膚の修復をサポートしてくれます。
かゆみや痛みがある場合は、ヘパリン類似物質配合のハンドクリームもおすすめ。ヘパリン類似物質は、皮膚科で処方されるクリームにも配合される成分です。炎症を沈めたり皮膚の再生を促してくれます。
自分にぴったりのハンドクリームを選んだら、本記事で紹介した「二刀流の保湿ケア」「ハンドパック」「ハンドマッサージ」をコツコツ続けましょう。
毎日、きちんとケアすれば、つるんっとなめらかな手指を取り戻せますよ。
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教育、出版業界を経てフリーライターに。スタンダードな美容法からマニアックな健康法まで、情報収集・実践するのがライフワーク。キレイ&健康でありたいと願う女性をサポートできる情報を発信していきます。