睡眠こそ最高のスキンケア!睡眠と美肌の関係とは?眠りの質をUPするにはどうする?
どんなに高機能な化粧品でスキンケアしても、理想の肌に近づけないと悩んでいませんか?もしかしたら、睡眠の質が低下しているのかもしれません。
良質な眠りこそ美肌への近道です。睡眠と美肌の関係や、眠りの質を高めるためにやりたいことをチェックしておきましょう。
- 2022-12-13
- 森本悠希
睡眠と美肌の関係
「肌トラブルが続く」「エイジングサインが気になる」からと、あれこれ化粧品を試しても、美肌に近づかない!と感じていませんか?
理想とする美肌に近づくには、インナーケアがかかせません。そして、私たち人間には、もともと美しくなろうとする力が備わっているんですよ。
まず、睡眠と美肌の関係を知っておきましょう。
睡眠が必要な理由とは?
睡眠中は細胞の生まれ変わりや修復、体の成長などをサポートする成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは肌のコンディションUPやエイジングケア、心身の健康にかかせないホルモンです。
また、睡眠中は記憶や情報が整理されたり、脳や体を休めたりします。
美肌づくりや翌日の活動をスムーズにするため、私たち人間に睡眠はかかせないのです。
眠りの質が低下するとどうなる?
寝付きが悪い・眠りが浅い・夜中に目が覚める…など眠りの質が低下すると、十分な量の成長ホルモンが分泌されません。また、脳や体も休めません。
すると…、
- 肌の調子が悪くなる
- エイジングサインがいつもより目立つ
- 太りやすくなる
- 疲れが抜けない
- 集中力低下
- やる気が起きない
- イライラしやすい
- 免疫力が下がる
といった症状があらわれます。
睡眠不足は老化とも密接な関わりあり!
近年の研究で、1日の睡眠時間が7~8時間以下の場合「シミやシワが増える」「毛穴の開きが目立つ」ようになることがわかっています。
成長ホルモンは眠りはじめの深い眠りのとき(眠って2~3時間後)に分泌され、およそ6時間かけて働きます。
睡眠の質が低ければ成長ホルモンが分泌されにくく、睡眠時間が不足すれば成長ホルモンが働かない状態に。エイジングサインがぐっと目立つようになり、老け見え度を加速させます。
眠りの質をUPするために何をする?
睡眠中は成長ホルモンが分泌されるので、最高のスキンケアタイムです。眠りの質をUPさせれば、今よりもキラキラした毎日を過ごせるはず。今日からやりたい対策を紹介します。参考にしてくださいね。
眠る2時間前に入浴する
入浴は、睡眠の質UPの強い味方。忙しいからシャワーだけという方は、できる限り湯船に浸かるようにしましょう。
入浴には3つの作用がある
入浴には温熱・浮力・リラックスの3つの作用があり、快眠をサポートしてくれます。
1. 温熱作用
体を深部から温め、血液の流れをサポートして疲労を回復します。体が温まった後、体温が下がる過程で自然な眠気がやってきます。体温が下がるのにおよそ2時間かかりますので、眠る2時間前に入浴するのがベストなんです。
なお、体が温まると発汗が促されるので、肌の老廃物排出にも有用。美肌度がUPしますよ。
2. 水圧作用
足がむくんでいるとだるさや痛みで、眠りの質が低下しがち。ですが、水圧によって体が締め付けられると、血液やリンパの流れがスムーズに。足のむくみすっきりに役立ちます。
3. 浮力作用
質の良い眠りを得るには、心身をリラックスさせるのがカギ。プールと同じようにはいきませんが、湯船に浸かると体が少しだけ浮きます。重力から開放されるので、体の緊張がほぐれてリラックスモードに。リラックスすると自律神経が整うので、眠りにも好影響です。
入浴後はリラックスタイムに
入浴後の2時間はリラックスタイムに。お湯上がりにストレッチする、ハーブティーを飲む、アロマを楽しむなどして過ごしましょう。
心身をほぐすストレッチ
お風呂上がりは心身がほぐれた状態です。ストレッチすれば、さらに深くリラックスできますよ。
- 正座する
- 両腕をあげて、ゆっくり後ろに上体を倒す
- 太ももの前の筋肉を心地よく伸ばす
- 仰向けに寝る(手はばんざいする)
- 指先とつま先両方が上下に引っ張られるようなイメージで、体を伸ばす
- 全身の力をぬいて目を閉じる
- 深呼吸を繰り返す
布団でストレッチして、そのまま眠るのもおすすめです。
香りで自律神経を整える
香りをかぐと、その刺激は脳にダイレクトに到達して、体をリラックスモードにする副交感神経が優位になり眠りやすくなります。また、お気に入りの香りなら、気持ちもほっこりしますよね。
香りを取り入れるなら、ハーブティーや芳香浴がおすすめです。
ブルーライトに注意
生活と切り離せないスマホやタブレット、PCなどのデジタル機器。眠る直前まで画面を見ている方も多いことでしょう。
ですが、ブルーライトは脳への刺激が強く、いつまでも脳が興奮状態に。交感神経が優位なままなので、眠れない、夜中に目覚める、眠りが浅くなるなど、眠りの質を低下させます。
眠る1時間前くらいからは、スマホなどの画面は見ないようにしましょう。
アイケアで疲労を残さない
先程触れたとり、デジタル機器と接することが多い現代は、目の疲れが残って眠りの質を低下させます。眼精疲労を蓄積させないよう、眠る前にアイケアを取り入れましょう。
アイケアは、セルフマッサージとホットタオルがおすすめです。
セルフマッサージ
眉間のやや下のくぼみ、眉毛の下のライン、こめかみなど、目の周りを指の腹でやさしくプッシュしましょう。グリグリ押すのではなく、痛気持ち良いと感じる力加減でマッサージしてくださいね。
ホットタオル
眼精疲労があると、目の周りの血液の流れが悪くなります。血液が滞ると、さらに疲れを悪化させます。ホットタオルでめぐりをサポートましょう。
ホットタオルは、濡らしたタオルを軽く絞って、レンジで1分ほどチンすれば出来上がり。レンジから取り出すときはやけどに注意して、適温に冷めたタオルを目元にのせましょう。
快適な睡眠環境を整える
心地よく眠るには快適な環境が必要です。清潔で心地よい布団、自分にあった高さの枕で眠りましょう。また、快適な室温・湿度を維持するのも大切です。
夏はエアコン、冬は加湿器などを活用して、上手に室温と湿度を管理しましょう。足が冷えると眠りの質が落ちるので、1年を通して湯たんぽを使うのもおすすめです。
快眠こそ美肌への近道
睡眠中は美しい肌作りをサポートする成長ホルモンが分泌されます。ですが、眠りの質が低ければ、十分に分泌されません。
少しの心がけで、快適に眠ることはできます。本記事で紹介した対策を取り入れて、眠りの質をUP!そして、理想の素肌を目指しましょう。
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教育、出版業界を経てフリーライターに。スタンダードな美容法からマニアックな健康法まで、情報収集・実践するのがライフワーク。キレイ&健康でありたいと願う女性をサポートできる情報を発信していきます。