顔の汗荒れや汗かぶれを防ぐスキンケアと生活習慣!暑い夏に負けない強く健やかな肌を育もう!
汗荒れ・汗かぶれが起こる原因は「体質や遺伝」「高温多湿の環境」「肌のお手入れ不足」の3つです。
予防に有効なスキンケアは「洗顔」と「保湿」をしっかりと行うことです。また普段の生活では「汗をかいたらすぐにふき取る」「体温を上手に管理する」ことを意識しましょう。
- 2022-06-28
- KOROTKMN
夏になると顔に現れる汗荒れや汗かぶれ。とくに今年は、コロナ禍でマスクを毎日着用することで症状が悪化し、赤みや発疹に悩んでいる女性は多くいます。
顔の汗荒れや汗かぶれを防ぐには、適切なスキンケアを行いながら生活習慣にも注意していくことが大切です。
そこで本記事では、夏に起こりやすい顔の汗荒れや汗かぶれを防ぐスキンケアと生活習慣について紹介します。
汗荒れ・汗かぶれについて
夏に起こりやすい肌トラブルの代表といえば、汗荒れと汗かぶれといっても過言ではありません。ここでは、汗荒れや汗かぶれの「症状」と「原因」について詳しく解説します。
汗荒れ・汗かぶれの症状
汗荒れと汗かぶれでは、少し症状が異なります。
汗荒れとは、いわゆる汗疹(あせも)のことです。赤いブツブツとした発疹が出るのが特徴で、ときにかゆみ、チクチクとした痛み、ほてりを感じることがあります。よく起こる体の部位は、わきの下、首のまわり、肘やひざの裏側です。
一方、汗かぶれは赤みやかゆみが強くでるのが特徴で、皮膚の広い範囲に症状が現れます。
汗荒れと汗かぶれは厳密にいえば症状が異なり別物ですが、自分で判断するのが難しい場合は医師に相談することをおすすめします。
汗荒れ・汗かぶれが起こる原因
汗荒れや汗かぶれは、ただ汗をかいただけでは起こりません。何らかの習慣や環境が原因となって起こりやすくなるのです。
汗荒れや汗かぶれが起こる原因の具体例としては次のとおりです。
体質や遺伝
アトピー肌や敏感肌の方は、少しの刺激で炎症を起こしやすいため、汗荒れや汗かぶれが起こりやすいといわれています。
また、肥満体形であったり、甲状腺機能亢進症などの疾患を持つ方も、汗をかきやすいため汗荒れや汗かぶれになりやすいのが特徴です。
高温多湿の環境
気温が上がると汗をよくかきやすくなり、さらに湿度も高くなることで肌表面に雑菌が増え、汗荒れ・かぶれが起こりやすくなります。
梅雨時期や夏に、汗荒れや汗かぶれに悩む方が多くなるのはそのためです。
肌のお手入れ不足
肌のお手入れが十分でないと、汗荒れや汗かぶれが起こりやすくなります。
例えば、クレンジングや洗顔ができていないと、汗が顔に付着した汚れと混ざり合って炎症の原因になります。また、お手入れ不足により肌の乾燥やエイジングが進むとシワが増えます。すると、汗が正常に排出されず肌に滞ってしまい、荒れやかぶれになる場合があるのです。
顔の汗荒れや汗かぶれを防ぐスキンケア
汗荒れや汗かぶれを防ぐためには、日ごろからスキンケアを行って肌を清潔に保ち、状態を整えておくことが不可欠です。ここでは、汗荒れや汗かぶれを防ぐスキンケアについて紹介します。
洗顔をしっかりと行う
顔を清潔にするために、洗顔は朝・晩2回毎日欠かさず行いましょう。
洗顔フォームはしっかりと泡立てて、きめ細やかな弾力の泡を転がすようにして洗顔します。勢いよくゴシゴシ洗うと肌のバリア機能が低下し、かえって肌荒れしやすくなるため避けましょう。
髪の生え際、こめかみ、小鼻の周りは、汗が溜まりやすいため念入りに洗うよう意識しましょう。
保湿をしっかりと行う
保湿は、バリア機能を高めて汗荒れや汗かぶれを防ぐのに役立ちます。また、シワもできにくくなるので汗の排出も促せます。女性の肌はとくに乾燥しやすいので、保湿ケアを忘れずに行いましょう。
保湿の仕方は、化粧水、乳液、クリームの順に顔に重ねていきます。この3つを使うことでうるおいを長時間保つことができるのです。
ただし、クリームはつけすぎると汗腺を塞いで汗の排出を妨げるため、小豆粒大程度の少量使いましょう。化粧水、乳液についてもとろみのあるタイプよりも、さらっとしたテクスチャのものを使うことをおすすめします。
顔の汗荒れや汗かぶれを防ぐ生活習慣
顔の汗荒れや汗かぶれの原因は、肌を取り巻く環境にも存在するため、普段の過ごし方にも注意が必要です。
ここでは、顔の汗荒れや汗かぶれを防ぐ生活習慣について解説します。
汗をかいたらすぐにふき取る
まず、汗をかいたらすぐにタオルやハンカチで拭き取るようにしましょう。
汗をそのまま放置していると、汗の成分と顔の汚れが混ざり合って刺激となり、汗荒れやかぶれの原因になります。また、汗と一緒に肌のうるおいまで蒸発して乾燥を引き起こし、バリア機能の低下につながる場合も。
少量の汗であってもこまめに拭きとり、汗荒れや汗かぶれの原因を取り除くようにしましょう。
体温を上手に管理する
体温が上がると汗が出て、汗荒れや汗かぶれが起こりやすくなります。また、かゆみも感じやすくなると患部をかいてしまい、症状の悪化につながります。
そのため、体温が上がりすぎないよう上手に調整することが大切です。
例えば、木綿や絹などの生地でゆったりした洋服を着ると、風通しがよくなり体温の上昇を防げます。また、エアコンを使用して室温を調整し、必要以上に汗をかかないように工夫することもよいでしょう。
ほかにも涼むために役立つアイテムは多くあるので、自分にとって使いやすいものを選び、上手に体温の管理をすることをおすすめします。
まとめ
汗荒れと汗かぶれは症状が異なり、汗荒れは赤いブツブツとした発疹が出るのが特徴で、汗かぶれは赤みやかゆみが強くでて、皮膚の広い範囲に症状が現れます。
汗荒れ・汗かぶれが起こる原因は「体質や遺伝」「高温多湿の環境」「肌のお手入れ不足」の3つです。
予防に有効なスキンケアは「洗顔」と「保湿」をしっかりと行うことです。また普段の生活では「汗をかいたらすぐにふき取る」「体温を上手に管理する」ことを意識しましょう。
毎日のスキンケアと生活習慣に注意して、今年の夏は汗荒れや汗かぶれに負けない強く健やかな肌を育みましょう!