お腹まわりについた脂肪を効率良く落とす方法とは?
「お腹についた脂肪を落とす方法を知りたい!」という声をよく耳にします。
そこで今回は、「お腹まわりについた脂肪を効率良く落とす方法」をお伝えしたいと思います。
- 2022-02-01
- 町田晋一
そもそも「体脂肪」とは?
お腹まわりについた脂肪を落とす方法についてお伝えする前に、まずは「体脂肪」について触れておきたいと思います。
体脂肪とは、文字通り「カラダに蓄えられた脂肪のこと」を言います。
体脂肪には、使われずに余ってしまったエネルギーを「中性脂肪」として脂肪細胞に貯蔵するほか、外部からの衝撃から身を守ったり体温を保持したりする働きがあります。
体脂肪は、「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の2つに分類されます。
皮下脂肪は皮下組織にみられる脂肪のことで、お腹以外にもお尻や太ももにつきやすく、落としにくいという特徴があります。お腹に皮下脂肪がついているかどうかは、下の写真のようにお腹をつまんでみることで把握することができます。
一方、内臓脂肪は内臓まわりに存在する脂肪のことで、皮下脂肪と比べて落としやすいのですが、ため込み過ぎてしまうと生活習慣病を引き起こしやすくなってしまいますので注意が必要です。
健康的とされる体脂肪率の目安は、女性の場合は20~29%、男性の場合は10~19%と言われています。
そのためお腹まわりに脂肪がついている場合は、お腹を十分につまむことができたり、体脂肪率が30%(男性の場合は20%)を超えていたりする可能性が考えられます。
お腹まわりに脂肪がついてしまう「3つの理由」
それではなぜお腹まわりに脂肪がついてしまうのでしょうか。
その主な理由として、
- 基礎代謝の低下
- 運動不足やエネルギーの過剰摂取
- 女性ホルモンの減少
の3つが考えられます。
1:基礎代謝の低下
「基礎代謝」とは、呼吸や血液の循環、体温の維持、細胞の新陳代謝など、生命活動維持のために使われるエネルギーのことです。
基礎代謝は一日の総消費エネルギー量のうちの約70%を占めています。そのため基礎代謝が低下すると消費エネルギー量が減少してしまうので、脂肪が蓄積されやすくなってしまいます。
2:運動不足やエネルギーの過剰摂取
運動不足だったりエネルギーを摂りすぎてしまったりすると、摂ったエネルギーが使われることなく余ってしまいます。
余ってしまったエネルギーは、中性脂肪というかたちで脂肪細胞に蓄積されてしまいます。
3:女性ホルモンの減少
「女性ホルモンの減少」もお腹まわりに脂肪がついてしまう理由の一つとして考えられます。
女性ホルモンである「エストロゲン」には、脂肪の蓄積を防いだり食欲を抑えたりする働きがあります。女性ホルモンは年齢とともに分泌量が低下し、その働きも低下してしまうことから、脂肪が蓄積されやすくなってしまうと言われています。
たった1つだけ!「お腹まわりについた脂肪を効率良く減らす方法」とは?
ではここからは、「お腹まわりについた脂肪をできるだけ効率良く減らすための方法」についてお伝えしていきましょう。
お腹まわりについた脂肪は、たった1つの方法で減らすことができます!
その方法とは、基礎代謝を上げるための全身の筋肉への「筋トレ」と、体脂肪を減らす「有酸素運動」を合わせて行うようにすることです。具体的には、「スクワット」や「腕立て伏せ」などといった全身の大きな筋肉を刺激する筋トレと合わせて、「ウォーキング」や「ジョギング」などのような有酸素運動を行います。
その際、効率良く脂肪を減らすためのポイントは、筋トレを行ったあとに有酸素運動を行うようにすることです。なぜならば、筋トレ直後は脂肪が分解され始めるタイミングだからです。
そのため筋トレの後に有酸素運動を行えば、分解された脂肪がすぐにエネルギーとして使われるようになるので、効率良く体脂肪を減らすことができると言えます。
また、有酸素運動で脂肪を効率良く燃焼させるためには、運動強度設定も重要です!
「体脂肪を減らしたい!」という気持ちが強すぎて、呼吸が激しく乱れるくらいの運動強度で行っていませんか?そうすると十分な酸素が体内に行き届かなくなってしまうため、却って脂肪燃焼効率がダウンしてしまいます。
脂肪を燃焼させるには、大量の酸素が必要となります。そのため「ちょっとキツイかな…」と感じられる程度の、軽く息が弾む程度の強度で行うようにしましょう。そうすることで大量の酸素を体内に摂りこむことができ、脂肪燃焼効率を上げることができます。
「筋トレ」と「有酸素運動」の“合わせ技”でお腹まわりの脂肪を撃退!
今回は「お腹についた脂肪を落とす方法を知りたい!」という方のために、「お腹まわりの脂肪を効率良く落とす方法」についてお伝えしました。
その方法とは、全身の筋肉への「筋トレ」と「有酸素運動」を合わせて行うことで、その際のポイントは筋トレの後に有酸素運動を行うようにすることです。
また、有酸素運動は「ちょっとキツイかな…」と感じられる程度の強度で行うようにすることで、脂肪燃焼効率を上げることができます。
「筋トレ」と「有酸素運動」の“合わせ技”でお腹まわりの脂肪を効率良く落として、「スッキリお腹」を手に入れてくださいね!
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お腹痩せトレーナー。 1972年埼玉県浦和市(現さいたま市)生まれ。 東京都渋谷区・新宿区のパーソナルジムで、ぽっこりお腹に悩む女性のお腹痩せ成功をサポートしている。食事制限をしない、無理なくお腹瘦せできる独自のメソッドを提唱。 これまでぽっこりお腹に悩んでいた女性の腹囲を、2ヶ月で平均−5.6㎝のお腹痩せ成功に導く。 パーソナルトレーニング指導歴23年。