やっぱり寝る直前の食事はNG!スキンケアから見た美肌に悪い理由3つ
食べてすぐに寝ると太るといわれますが、実は肌にも影響があるんです。最近化粧ノリが悪い、ビタミンをとってもニキビが治らないのは、寝る前に食べているのが原因かも。そこで今回は、エステティシャンの筆者が寝る前に食べると美肌に悪い理由を解説します。
- 2016-07-08
- 坂本雅代
睡眠の質が低下して、肌が修復されない
人の体は食事をすると体温が上がるのですが、寝る前は体温が下がるようにできています。食べてすぐに寝てしまうと体温が下がりきらずに寝ることになり、寝つきが悪かったり、眠りが浅かったり、睡眠の質が低下することに。
寝ている間に分泌される成長ホルモンによって、日中受けた紫外線などのダメージから肌を修復しているため、質の悪い睡眠では成長ホルモンが十分に分泌されず、肌ダメージが蓄積されてしまいます。
美肌に必要な栄養の吸収率が低下する
美肌にいいといわれる食材やスーパーフードなど、いろいろな美容食材を試している女子も多いと思いますが、食べるだけでは美肌になれません。 栄養が吸収されるのは「腸」。腸内環境を整える「腸活」がここ最近ブームなのも、美肌に関わりが深いんです。
食べてすぐに寝てしまうと、ちゃんと消化されずに腸に送られてしまうため、せっかくの栄養も吸収率が落ちてしまいます。食べてから3時間は起きているようにすることも、美肌づくりのひとつです。
肌のメンテナンス機能を遅らせる
食事をすると、私たちの体は血糖値が上がります。血糖値が急激に上がると太りやすいため、血糖値が上がりにくい「低GI」食品もダイエットで注目されていますよね。
この血糖値、実は美肌にも影響があるんです。
通常、食事をしてしばらく経つと血糖値は下がっていくのですが、食後すぐに寝てしまうことで上がった状態で寝ることになります。
血糖値が上がった状態は成長ホルモンの分泌を低下させるため、肌修復を遅らせる原因に。入眠後、30分後が最も成長ホルモンが分泌されるともいわれているので、血糖値を下げてから眠ることが肌のメンテナンスの助けになるといえます。
いかがでしたか?
そうは言っても、仕事で帰りが遅いし食べてすぐ寝ざるを得ない……という人は、消化の良い食事を心がけてみてはいかがでしょう。
会社で夕方軽く食べておいて、帰宅してからスープにするのもダイエット&美肌に効果的なので参考にしてみてくださいね。
※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。