首の日焼けケア!72時間以内に行い紫外線ダメージをなかったことに!
首は日焼けしやすく皮膚が薄くてデリケートのため、肌トラブルが起こりやすいのが特徴です。
首に起こる肌トラブルには「シミやくすみ」「乾燥や小ジワ」「真皮ジワ」の3つがあります。有効な首の日焼けケアは「しっかり冷やす」「保湿の徹底」「美白美容液を使う」ことの3つです。
- 2021-11-06
- KOROTKMN
夏にうっかりしてしまう首の日焼け。首が日焼けしたことに気づいたら、できる限り早めにケアをすることが大切です。ダメージを最小限にできるタイムリミットは72時間といわれています。
本記事では、首の日焼けケア方法について紹介します。有効な首の日焼けケアは「しっかり冷やす」「保湿の徹底」「美白美容液を使う」ことの3つです。
首と日焼けについて
ここでは、「首の皮膚の特徴」と「日焼けすると起こるトラブル」について解説します。
首の皮膚の特徴
首の皮膚は、薄くデリケートでダメージを受けやすいのが特徴です。そのため、空気の乾燥、大気汚染物質、花粉、摩擦などの外的ダメージによって、肌荒れや炎症がよく起こるといえます。
とくに外的刺激の中でも、日焼けによる紫外線のダメージは強く注意が必要です。首に当たる紫外線量は、顔の倍以上と言われており、無防備にしていると肌トラブルやエイジングサインが目立ち始めます。
それでいて、首は顔に比べて日焼け止めの塗り忘れをしやすい部位なので、うっかり日焼けをしてしまい、気づくとダメージが蓄積して肌トラブルが表面化していたということも少なくありません。
首が日焼けすると起こるトラブル
首が日焼けすると表れる肌トラブルは次の通りです。
シミやくすみ
紫外線がメラノサイトを刺激し、茶褐色のメラニンの分泌を促すため、シミやくすみとなって首に表れます。通常、メラニンは肌のターンオーバーで剥がれていきます。しかし、加齢や不規則な生活習慣などにより周期が乱れると、メラニンの排出がされなくなって蓄積し、シミが濃くなって全体がくすんでいきます。
乾燥や小ジワ
日焼けにより首が熱を帯びると、水分が蒸発して乾燥状態になります。すると、かさつき、粉ふきなどの症状が表れ、肌がつっぱるなどのトラブルが起こります。また、バリア機能が低下するため、少しの刺激に敏感になり、赤みや肌荒れの原因につながるのです。
さらに乾燥状態が続くと皮膚は固くなり、肌表面に細かいちりめんジワが目立つようになります。シワは見た目に影響を与えるため、早めに対処しておくことが大切です。
真皮ジワ
首が日焼けすると、深く刻まれる真皮ジワの原因となります。
太陽光からは紫外線が降り注いでおり、UV-A波とUV-B波に分かれます。なかでも、UV-A波は、肌の奥の真皮まで到達し、コラーゲンを劣化・減少させます。すると、弾力が失われて肌がしぼみ、くっきりと深いシワが表れるのです。
真皮がダメージを受けると、回復まで約5年以上かかるといわれます。紫外線予防はもちろん、受けてしまったダメージを最小限にとどめるケアを怠らないことが重要です。
首の日焼けケア
首が日焼けしたことに気づいたら、早急にケアをして肌トラブルを予防しましょう。ここでは、有効な首の日焼けケアについて紹介します。
しっかり冷やす
首の日焼けに気づいたら、早急に冷やして肌を鎮静させましょう。
日焼けをした肌は、日光の熱でやけどをした状態と同じです。ひりつきや赤みが出ている場合は炎症を起こしているので、まずは冷やして熱を取り、炎症の進行を抑えましょう。
冷やし方の例は次の通りです。
- 流水で冷やす
- 濡れタオルで冷やす
- 氷や保冷剤で冷やす
- スプレータイプの化粧水や水で冷やす
冷やすときは、肌に刺激とならないような方法で行うことが大切です。
流水で冷やすときは、水温が低すぎないように調整しましょう。タオルを使うときは、皮膚をゴシゴシとこすらないようにして摩擦を防ぎます。氷や保冷剤は、タオルにくるんで温度を調整してから使いましょう。
保湿を徹底する
日焼けをすると、熱で肌内部の水分が奪われて乾燥します。冷やしてほてりが落ち着いたら、化粧水をたっぷり使って水分補給を行いましょう。
保湿力を高めるために、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなど高保湿成分が配合された化粧水を使うことをおすすめします。前述した3つの成分は、生体に存在するため、肌に刺激がなく敏感になった日焼け肌にも安心して使用できます。
日焼けした肌をケアする際は、化粧水の使い方にも注意が必要です。日焼けでダメージを受けた肌は刺激に敏感になっているので、パッティングはせず、肌の上を滑らせるようにやさしくなじませましょう。使用量は少し多めを意識して、首の皮膚との間に摩擦が起こらないようにします。
また、化粧水をたっぷりと含ませたローションマスクをプラスしてもよいでしょう。ケアした後、首のほてりが引いてひんやりとすれば十分うるおいが入った合図です。
仕上げに乳液やクリームなど油分を重ねると、化粧水成分の蒸発を防ぎ、うるおいを持続させられます。油分は量が多すぎるとべたつきの原因となるので、少量を薄く伸ばしましょう。
美白美容液を使う
首の日焼けがシミやくすみに変わる前に、美白美容液を使って予防ケアをしましょう。
美容液は、基礎化粧品の中でも有効成分の配合量が多く、効果を実感しやすいのが特徴です。即効性もあるため、美白美容液を使えば紫外線ダメージを除去し、徹底したシミやくすみの予防ができます。
美容液を選ぶときは、美白有効成分が配合されたものを選びましょう。よく美容液に配合されている美白有効成分は次の通りです。
ビタミンC誘導体
メラニンの還元を促し、茶褐色を目立ちにくくする働きがあります。ターンオーバーを促進する効果もあるため、メラニンを排出し、透明感のある肌を蘇らせます。
トラネキサム酸
メラノサイトの活性化を抑えて、メラニンの生成を妨げます。抗炎症効果もあるため、日焼けした肌の修復にも役立ちます。
プラセンタエキス
メラニンの生成を抑えてシミ、くすみを予防します。保湿効果も高く、日焼けした肌にうるおいを与えて乾燥や小じわなどの回復にも貢献します。
まとめ
首は日焼けしやすく皮膚が薄くてデリケートのため、肌トラブルが起こりやすいのが特徴です。
首に起こる肌トラブルには「シミやくすみ」「乾燥や小ジワ」「真皮ジワ」の3つがあります。有効な首の日焼けケアは「しっかり冷やす」「保湿の徹底」「美白美容液を使う」ことの3つです。
首の日焼けに気づいたら、72時間以内にリカバリーを行い、受けた紫外線ダメージをなかったことにしてしまいましょう!