体をポカポカに温める正しい入浴とは?冷え性さんにおすすめの入浴剤も!
冬になるとついつい熱いお湯に浸かりたくなってしまいますが、実はそれが逆効果って知っていましたか?
今回は、辛い冷えにお悩みの方必見の“正しい入浴法”をご紹介。最適な温度や時間など、芯から体を温める方法を詳しく解説していきます。
- 2021-01-05
- りりー
冷え性改善には入浴が効果的!
寒さが本格的になってきたこの時期、手足の冷えに悩まされている方も多いのではないでしょうか?女性の約8割が当てはまるとも言われている冷え性。できることなら健康のためにも改善したいですよね。
冷え性対策として思いつくものと言えば入浴ですが、ただ熱いお風呂に浸かれば良いというわけではないのです。
今回は、芯から体を温めるための正しい入浴法をご紹介。後半では冷え性の方におすすめの入浴剤もご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね!
熱いお風呂は逆効果!?正しい入浴とは
入浴で体をしっかりと温めるには、“湯船の温度”と“浸かる時間”が重要になります。そこで皆さんと確認したいのが、湯船の温度設定についてです。
稀に、熱いお風呂に浸からないと入った気がしない!なんて話も耳にしますが、実は、熱いお風呂に浸かれば体が温まるというのは間違った常識なのです。
これにはきちんとした理由があり、例えば42℃以上の熱い湯船に浸かった場合、皮膚表面は確かに温まっているように感じます。しかし体の内部はというと、急な体温の上昇に対して、かえって汗をかいて体温を下げようとしてしまうのです。
つまり結果として、熱いお風呂に浸かっても体の保温は長くは続かないということになります。
理解しておきたい自律神経の仕組み
人には「交感神経」と「副交感神経」という2種類の自律神経が存在していますが、これらは入浴においても深く関わってきます。交感神経は体を緊張させて活発的に、そして副交感神経は体をリラックスさせて休息モードへと切り替える働きをします。
お風呂に浸かってリラックスしたい時や、寝る前に体を温めたいという時は、入浴によって副交感神経を優位にすることで、スムーズに体を回復させることができるのです。
今日から実践!体を芯まで温める入浴法
副交感神経を優位にして体を芯まで温めるためには、“ぬるめの温度にゆっくりと浸かる”ことがポイントとなります。
夏は38℃前後、冬は40℃前後を目安にした温度設定が理想です。冷え性を緩和したい方は、できれば10分以上ゆっくりと浸かって、体を温めるようにしましょう。基本的な入浴の順番は以下の通りです。
- お風呂に入る前にコップ1、2杯ほど水分補給をします。お茶や水でも良いですが、水分を効率良く摂取できるスポーツドリンクもおすすめです。
- 心臓に遠い足元からかけ湯(またはシャワー)をし、血圧の急上昇を防ぎます。
- 最初は半身浴で一息ついてから、ゆっくりと全身で浸かります。
- 湯船から上がり、顔や体を洗います。この時、足湯をしながら洗うことで、冬でも冷えを防止することができますよ。
- 再度湯船に浸かり、体をしっかりと温めてから上がります。
- 入浴後も水分補給を忘れずに行いましょう。
これらを意識して入浴するだけで、体が芯までポカポカに温まったことを実感できるはずです。皆さんも1度自分のお風呂タイムを見直して、時間がある時はゆっくりと浸かってみてくださいね。
冷え性さんにおすすめの入浴剤は?
より入浴による温熱効果を高めたい場合は、「無機塩類」や「生薬成分」が配合された入浴剤がおすすめです。無機塩類系の入浴剤にはミネラルなどの塩類が多く含まれており、皮膚表面に膜を作るようにして付着して保温効果を高めてくれます。
また、漢方薬や生薬エキスが含まれている入浴剤には、血行を促進して体を温める効果があります。冷え性だけでなく、肩こりや腰痛にお悩みの方にもおすすめです。
KNEIPP クナイプ バスソルト オレンジ・リンデンバウム(菩提樹)の香り
850g 2,400円(税抜)
保温効果の高い「オレンジ」と、発汗を促進する「リンデン」の2種類のハーブが配合されたバスソルトです。心のストレスも同時に開放し、体を芯から温めてくれます。入浴後も続くポカポカ感が好評のアイテム。
BARAKA ジョルダニアン デッドシー ソルト
500g 4,620円(税込)
ヨルダン死海から採取した海塩で作られたバスソルトです。濃厚なミネラル成分が含まれており、芯から体を温めて発汗を促します。また、バスソルトによる美肌効果も高く、しっとりと滑らかな湯上がり肌へと導いてくれますよ。
無香料で作られているため、お気に入りのアロマオイルを垂らして入浴するのもおすすめとのこと。
ホットタブ 薬用ホットタブ重炭酸湯
30錠 2,500円(税抜)
美容雑誌でも取り上げられた人気の高い入浴剤です。お湯に重炭酸が溶け込むことで血行を促進し、冷えからくる様々な症状に効果を発揮します。
無香料・無着色・塩素中和という肌に優しい入浴剤で、肌が弱い方や赤ちゃんでも使用することができますよ。
正しい入浴で疲れを癒しましょう
体を温めることは、あらゆる健康にも繋がります。コロナ禍でもある今は、慣れない生活様式に知らず知らずのうちに疲れやストレスが溜まってしまっている方も多いはず。ぜひ寒い時期に限らず、時間がある時はなるべくお風呂に浸かるようにして、疲れた体を癒してあげてくださいね。