30代からのエイジングケアに“ポリアミン”がおすすめ!?美肌効果も
30代から意識したい、アンチエイジング。最近では、アンチエイジング効果が期待される“ポリアミン”が注目されています。
ポリアミンを含む食材や、どのようにポリアミンを取り入れるのかご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 2020-12-21
- naomiimai
30代はアンチエイジングに力を入れるべき?
30代になって、体力が減ったり、筋肉が衰えたと感じる人も多いのではないでしょうか?また、肌のトーンが暗い・ハリがない・シワが増えた、髪のツヤがなくなった、など、美容の面でも、年齢を感じることが増えてくるかと思います。
年齢とともに、細胞は老化していくことは仕方がないことですが、なるべく老化速度は遅くしたいところ。
エイジングケアは、早く始めておくに越したことはありません。30代からしっかりと、特に「体の内側」からアンチエイジングしていきましょう。
アンチエイジングに◎ポリアミンとは?
ポリアミンは細胞に存在し、細胞の新陳代謝を行う働きがあり、生きるために必要な成分です。腸内で合成されますが、ポリアミンが不足すると細胞は老化しやすくなると考えられています。
しかし、加齢とともにポリアミンは作られにくくなってしまいます。ポリアミンは腸から容易に吸収されるといわれているので、普段からポリアミンを意識した食生活を心がけましょう。
ポリアミンの働き
ポリアミンには、以下の働きが期待できます。
- 細胞の新陳代謝を活発にする
- 肌のターンオーバーを正常にする
- 血管をしなやかに、若々しく保つ
- シミやくすみなどの予防
- 血管の炎症を抑え、動脈硬化を予防する
- 腸管のバリア機能UP
さまざまな効果が期待される、ポリアミン。加齢によって減っていくポリアミンを補うためには、「ポリアミンを含む食品をとる」ことと、「ポリアミンを体内で作らせる」ことが大切だそう。
では、ポリアミンはどのような食材に含まれているのでしょうか?
ポリアミンはどんな食材に含まれる?
ポリアミンは、
- マッシュルーム、しいたけなどのきのこ類
- 大豆
- ブルーチーズ
- 鶏肉
- 鶏レバー
- 白子
- たらこ・いくら
- ピーマン
- えんどう
- とうもろこし
などに含まれています。
ポリアミンは、発酵食品に多く含まれていることが分かりますね。特に、納豆や醤油・味噌など、大豆を発酵させたものに多く含まれると考えられています。
ポリアミンを含む食品は、高カロリーなものが多いので、気になる場合は、手軽かつヘルシーな納豆がおすすめですよ。
ポリアミンを体内で作らせるためには?
ポリアミンを体内で作りやすくすることも、大切です。腸内細菌がポリアミンを合成するのを活発にする必要がありますが、そのためには、特定の「ビフィズス菌」と「アルギニン(アミノ酸の一種)」を一緒に摂ることが重要だそう。この2つを一緒に摂取することで、腸内のポリアミン濃度を上げることができると報告されています。
最近では、アルギニン入りのヨーグルトも販売されており、ビフィズス菌とアルギニンを一緒に摂取できるので、ポリアミンUPにおすすめです。気になる人はチェックしてみてくださいね。
乳酸菌は、腸内環境を整えて便通を良くし、腸内でつくられる悪玉菌を体外に出すため、免疫力UPにもおすすめですよ。
また、便秘は肌荒れの原因。同じく、腸内でつくられる悪玉菌が出す毒素が、肌に悪影響を及ぼし、肌が荒れてしまいます。腸内環境を整えておくことは、ポリアミンのためだけでなく、免疫力や肌のコンディションを整えるためにも効果的ですね。
ポリアミンはサプリメントでも摂れる?
ポリアミンは、独特の臭いがあるため、あまりサプリメントにはされていません。食品からもポリアミンを摂取できるので、意識してポリアミンを含む食品を摂りましょう。
ポリアミンUP?毎日できる、ポリアミンUPメニュー
納豆×めかぶ
手軽にポリアミンを摂取できる、納豆。毎日食べると飽きてしまうこともありますが、食物繊維が豊富なめかぶをプラスしてみましょう。
プロバイオティクスである乳酸菌と、プレバイオティクスである食物繊維を同時に摂取すると、「シンバイオティクス」効果が得られますよ。シンバイオティクスとは、プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせることで、腸内環境を改善する効果がUPするというもの。
それぞれ単独で食べるよりも、組みあせて食べると、より効果的だということですね。
きのこたっぷり味噌汁
忙しい毎日でも、味噌汁は比較的作りやすいので、おすすめです。ポリアミンが多いといわれる味噌ときのこを組みあせて、「ポリアミンたっぷり味噌汁」を作ってみましょう。
しいたけや舞茸は、旨味もしっかりあるので、シンプルにきのこだけの味噌汁でも美味しくいただけますよ。
いかがでしたでしょうか?30代は仕事や育児に忙しく、自分のために時間をかけにくいですが、40代・50代も美容を楽しむために、今からアンチエイジングに力を入れておきましょう。
加齢によって起こるさまざまな老化を、ポリアミンを取り入れることで対策していけたら良いですよね。
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元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。