肩こり首こりなんとかしたい!エステティシャンが教える上半身疲労解消ストレッチと疲労解消グッズ
在宅ワークやデスクワークによって運動不足や長時間同じ姿勢が続く、寒い季節になると肩がギュッと縮こまった姿勢になるなど、上半身のしんどさや背中や肩、首回りのこりや疲労感を感じていませんか?
今回は、エステティシャンである筆者が日頃から取り入れている上半身疲労解消ストレッチの仕方と、普段愛用している疲労解消グッズについてご紹介します。
- 2020-11-22
- 寒川あゆみ
在宅ワークやデスクワークによって運動不足や長時間同じ姿勢が続く、寒い季節になると肩がギュッと縮こまった姿勢になるなど、上半身のしんどさや背中や肩、首回りのこりや疲労感を感じていませんか?
血液やリンパの流れが悪い状態を放置していると、不要な老廃物を体内に溜め込んだままとなることで、いつまでも体がスッキリしない、疲れが取れにくい、呼吸が浅くなるなどの原因にもなります。
今回は、エステティシャンである筆者が日頃から取り入れている上半身疲労解消ストレッチの仕方と、普段愛用している疲労解消グッズについてご紹介します。
上半身疲労解消ストレッチ法
寒い季節になると、肩がギュッと縮こまっていて、背中や肩周りの筋肉が収縮していると感じたり、また、長時間同じ姿勢でパソコンやスマートフォン操作をして、肩や首に負担をかけていませんか?
筋肉の収縮や冷えによって首から顔周りの血行が悪くなり、肩や首の凝りやだるさ、上半身や全身がだるい、疲れが取れにくいなどの体のコンディションの不調や、血行不良による肌のくすみ、老廃物の蓄積によるむくみ、筋力の低下によるたるみなどにも影響します。
そうならないためにも、休憩時間やお風呂上がりに肩や首、上半身の筋肉をほぐし、血行促進を意識して重さやだるさをその日のうちにリセットすることが大切です。
(1)脚を肩幅に広げて立ち、腕をまっすぐ伸ばして頭上で手を組み、下腹を引き締めて深呼吸を約5回おこないます。
ついつい猫背になりがちな背中を伸ばし、肩の付け根を大きく動かすだけでストレッチ効果があります。
(2)(1)で組んだ手を頭の後ろに回し、ひじを少し後ろに引いて肩甲骨を寄せるのを5回繰り返します。
肩甲骨周りがかたくなると、背中の張りや肩周りのコリや張りを感じやすくなるので、肩甲骨を動かす習慣をつけましょう。
(3)体のうしろで手を組み、腰が反らないように下腹を引き締めて、上げられるところまで腕を持ち上げて20秒キープを3セット繰り返します。
猫背になるとデコルテラインが閉じてしまい呼吸が浅くなりがちになるため、デコルテを開いて背中と腕を伸ばす効果があります。
(4)右手の親指を左手でつかみ、腕を伸ばし、体をゆっくり左に傾けて右半身を伸ばし、10秒キープを3セットおこないます。
逆側も同じように、左手の親指を右手でつかみ、腕を伸ばし、体をゆっくり右に傾けて左半身を伸ばし、10秒キープを3セットおこないます。
脇の下にあるリンパや肋骨まわりの筋肉がストレッチされてきもちいいですよ。
(5)手のひらを合わせて両腕をまっすぐ伸ばし、肩からひじまではまっすぐ伸ばしたまま、ひじから手のひらをうしろに曲げて伸ばすを20回繰り返します。たるみやすい二の腕にも効果的です。
(6)イスの背もたれに向かい合わせに座り、背筋をまっすぐ伸ばして下腹を引き締め、背もたれに右手を置き、ゆっくり息を吐きながら体を左にねじり10秒キープします。逆側も同じように、背筋をまっすぐ伸ばして下腹を引き締め、背もたれに左手を置き、ゆっくり息を吐きながら体を右にねじり、10秒キープを交互に2セット繰り返します。
エステティシャンおすすめ疲労解消グッズ
桐灰「あずきのチカラ 首肩用」
桐灰から発売されている「あずきのチカラ 首肩用」は、肩と首をつつむ形状になった枕の中にあずきがたっぷり入っていて、500Wのレンジで約2分温めると、じんわり温かくなります。
休憩時間などに疲労感を感じる肩と首にのせるだけで、温熱効果によってジワジワと肩や首のこりがほぐれてすっきり感があります。
20分ほど温かさが持続する上に繰り返し使えるので、経済的なのも良いところ。フィットしやすい形状になっていて、あずきの重みによってずれ落ちることもありません。
そのまま肩にのせて使うのもおすすめですが、10分ほど経ち、少し熱が冷めてきた頃に、肩と首の疲れている部分に「あずきのチカラ」を敷くようにあお向けに寝転ぶと、首周りがスッキリします。
デスクワークの合間や、帰宅後テレビを見ながらなど、レンジで温めるだけで簡単に使えるので、ひとつあるだけで重宝するアイテムです。
無印良品「ツボ押し・山型」
無印良品から発売されている「ツボ押し・山型」は、先端が丸く尖った形状をしていて、肩や首周り、頭皮、足裏やふくらはぎ、太ももなどのこりやむくみなどをほぐすアイテム。
使い方は簡単!腕の付け根の少し内側にあるくぼむ部分から、首の付け根に向かってスライドするように、痛きもちいいくらいの強さで押します。
首の骨の外側にある筋を、首の付け根から頭の付け根に向かって、痛きもちいいくらいの強さで押します。
頭の付け根のくぼみがこりやすい人は、ゆっくりあごをあげて頭をうしろに倒すと、「ツボ押し・山型」の先端がはまりやすくなります。
「ツボ押し・山型」は、お風呂でも使える素材なのでゆったりつかりながら疲れた部分をほぐしたり、休憩時間やテレビを見ながら一日の終わりなどにも活用できます。
肩こりや首こりは放置してもなかなかすっきりしないので、休憩時間やお風呂上がりにストレッチをして筋肉をほぐしたり、温めやツボ押しなどでほぐすケアを取り入れましょう。ストレッチ法やほぐしグッズなども参考にしてみてくださいね。
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大阪谷町九丁目エステサロンprivate salon Laule'a代表。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。サロン業の他、講師、美容家、美容ライターとして多岐に渡り活動中。