意外と知らない?!紫外線が与える頭皮への影響
夏場になると気になる紫外線。日焼け止めを塗り、日傘を差す方が多くなります。しかし、紫外線による頭皮のケアまでしている人は少ないのではないでしょうか?実は頭皮も1年中紫外線を浴びているのです。
- 2016-06-04
- 松澤ますみ
紫外線が頭皮に及ぼす老化現象
光老化という言葉はご存じでしょうか?これは、紫外線が肌の奥まで入り込み、徐々に細胞を壊すことを言います。頭皮はお肌に比べ3倍の紫外線を浴びています。だから、頭皮こそが、もっとも光老化が起きやすい場所です。
紫外線を浴びると、頭皮の細胞は少しずつ破壊されていきます。そして、髪の毛をつくる元となる毛母細胞が、紫外線の影響でうまく働かなくなり、髪の毛が抜けてしまう、いわゆる抜け毛の原因になります。また、髪の毛そのものがつくられなくなり、薄毛の原因にもなります。
頭皮の中の毛根には、髪の毛を黒くする細胞がありますが、そこも紫外線のダメージによる影響で、白髪が発生します。特に注意が必要なのは髪の分け目です。直接紫外線の影響を受けるためそのダメージは深刻です。お顔や身体同様、年間通してしっかりと紫外線対策をする必要があります。
頭皮の紫外線対策
髪と頭皮の紫外線対策はどうすれば良いのでしょうか?お肌同様、基本的には「浴びない事」が大事です。帽子や日傘で髪と頭皮を紫外線から守ることや、長時間外に出るときは紫外線対策アイテムでケアする事をお勧めします。また、頭皮の紫外線対策としては定期的に分け目を変える事も有効です。
いくら対策を行っていても、どうしても浴びてしまうのが紫外線。受けてしまったダメージは、その日のうちに取り除くアフターケアも重要です。紫外線をあびてしまった頭皮のケアは、基本的にはお肌と同じです。保湿成分と炎症を抑える成分が配合された頭皮用エッセンスでのアフターケアを行ってください。頭皮専用のアイテムが無い場合はお顔用の美白アイテムでも代用可能です。
頭皮用のUVカットスプレーを使ったり、帽子や日傘を活用したりして、頭皮の紫外線予防は、ぜひやって下さい。頭皮は髪の毛が育つための大切な土壌です。その頭皮がダメージを受けると、抜け毛、薄毛、白髪の原因になります。油断は禁物です。
※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。