“牛乳”と“豆乳”どちらが健康に良い!?栄養素の違いは?2つのはたらきについて解説!

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“牛乳”と“豆乳”どちらが健康に良い!?栄養素の違いは?2つのはたらきについて解説!

牛乳と豆乳、どちらも美容・健康に良い栄養素を含んでいますが、その違いについてご紹介します。
どちらの方が美容・健康に良いのか、2つの栄養素の特徴や、選び方について解説します。

牛乳と豆乳の違いとは?

牛乳の代わりに豆乳を使用する、という人もいるのではないでしょうか?牛乳と豆乳、そもそも何が違うのか、おさらいしてみましょう。

牛乳

牛乳
出典:byBirth

牛乳に含まれるタンパク質は動物性です。また、カルシウムを含んでおり、吸収率が高いことも特徴的です。

牛乳は、

  • 成分無調整牛乳
  • 成分調整牛乳
  • 低脂肪牛乳
  • 無脂肪牛乳

の4種類に分類されます。

脂質の量が気になる場合は、低脂肪牛乳や無脂肪を選ぶ人もいますよね。ただ、通常の牛乳よりも飲みにくいと感じることがあります。

牛乳の脂質を気にするよりも、他の食事からの脂質を減らす方が効率的ですし、好みの牛乳を選ぶと良いでしょう。

豆乳

豆乳
出典:byBirth

豆乳は大豆からできているため、含まれるタンパク質は植物性です。

豆乳は、

  • 無調整豆乳
  • 調製豆乳
  • 豆乳飲料

の3種類に分けられます。

無調整豆乳は大豆の固形分が8%以上のものをいい、大豆の栄養素を一番含んでいます。

調製豆乳や豆乳飲料は、無調整豆乳に比べて砂糖や添加物などが含まれています。その分、無調整豆乳よりも飲みやすいと感じることが多いです。

初めて豆乳を飲む人は調製豆乳や豆乳飲料から始めて、慣れれば無調整豆乳を試してみても良いかもしれません。

牛乳と豆乳の栄養価の違い

栄養価の違い
出典:byBirth

(100mlあたり)

  • 普通牛乳:エネルギー67kcal、タンパク質3.3g、脂質3.8g、炭水化物4.8g、カルシウム110mg、鉄0.02mg
  • 低脂肪乳:エネルギー46kcal、タンパク質3.8g、脂質1.0g、炭水化物5.5g、カルシウム130mg、鉄0.1mg
  • 無調整豆乳:エネルギー46kcal、タンパク質3.6g、脂質2.0g、炭水化物3.1g、カルシウム15mg、鉄1.2mg
  • 調製豆乳:エネルギー64kcal、タンパク質3.2g、脂質3.6g、炭水化物4.8g、カルシウム31mg、鉄1.2mg

カルシウムはやはり牛乳がとても豊富ですね。鉄は豆乳に豊富といえます。その他、ビタミンB群も豆乳には豊富といわれています。

牛乳には乳糖が含まれていて、飲むとお腹がゴロゴロする人もいます。その場合は、牛乳の代わりに豆乳を飲むと良いですね!

牛乳・豆乳それぞれを飲むことで期待できる効果とは?

牛乳に期待できる効果

牛乳に期待できる効果
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  • イライラを鎮める
  • 質の良い睡眠をとれる
  • 風邪予防

などの効果が、牛乳を飲むことで期待できます。

牛乳に含まれるカルシウムは、ストレスを緩和するはたらきがあり、イライラする気持ちを鎮めます。また、トリプトファンという成分は、安眠を手助けしてくれます。

さらに、牛乳には腸の粘膜を強くするビタミンAが含まれているため、腸から風邪予防をすることができます。

豆乳に期待できる効果

豆乳に期待できる効果
出典:byBirth

豆乳に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンに似たはたらきをすることから、更年期対策にも良いですよね。

他にも、

  • 肌に弾力を与える
  • 肌の新陳代謝を良くする

などのはたらきがあります。

その他、レシチンという成分は脳の老化を予防するといわれています。サポニンは肥満予防や免疫力UPなどのはたらきがあります。

牛乳と豆乳、どちらを飲めば良い?

目的に応じて飲もう

どちらにも良い点があるため、目的に応じて選択するのがおすすめです。

骨粗鬆症予防なら牛乳

骨粗鬆症予防なら牛乳
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牛乳にはカルシウムが豊富に含まれている上、吸収率も良いため、骨粗鬆症予防には牛乳が良いでしょう。

成長期のお子さんも、牛乳がおすすめです。

貧血対策なら豆乳

豆乳には鉄が含まれているため、貧血になりやすい人は豆乳がおすすめです。

更年期対策には豆乳

イソフラボンが女性ホルモンと似たはたらきをするため、女性ホルモンの乱れを感じる人は豆乳を飲むと良いでしょう。

筋力をUPしたいなら牛乳

筋力をUPしたいなら牛乳
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身体づくりには骨を丈夫に保つことも大切。カルシウムが豊富な牛乳がおすすめです。

また、運動直後に大豆ペプチドを摂ると、血液中の成長ホルモンが高まるといわれています。成長ホルモンは筋肉を作る手助けをするため、運動後に豆乳を飲んでも良いですね!

1日のトータルカロリーを抑えたい場合は豆乳や無脂肪乳

特に無調整豆乳と無脂肪乳はカロリー、脂質量ともに低いため、ダイエットで1日のトータルカロリーを減らしたい場合には良いでしょう。

牛乳、豆乳を使った簡単レシピ

牛乳、豆乳を使った簡単レシピ
出典:byBirth

目的に応じて牛乳と豆乳を飲み分けるのもおすすめですが、牛乳と豆乳、両方の良いところを摂取したいですよね。

そんな時におすすめのレシピをご紹介します。

あったか牛乳&豆乳スープ

(材料・2人分)

  • 玉ねぎ 1/4個
  • 人参 1/3個
  • しめじ 1/3株
  • ベーコンスライス 3枚
  • 豆乳 400ml
  • 牛乳 100ml
  • コンソメ(顆粒) 大さじ1
  • 塩・こしょう 少々
  • バター 大さじ1

(作り方)

  1. 材料を一口大にカットしておく。
  2. 鍋にバターをいれて火をつけ、材料を炒める。
  3. 材料がしんなりしてきたら豆乳、牛乳、コンソメを加えて温める。
  4. 塩・こしょうで味を整えて完成

いかがでしたでしょうか?

牛乳も豆乳も、どちらも健康や美容に嬉しいはたらきがあります。目的に応じて飲んでみてくださいね!

“牛乳”と“豆乳”どちらが健康に良い!?栄養素の違いは?2つのはたらきについて解説!

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naomiimai

naomiimaiフリーランス管理栄養士

元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。