ダイエットのお役立ち成分「チラコイド」って何!?海外ではすでに話題!チラコイドについて紹介!
近年、注目されている成分「チラコイド」。ほうれん草に含まれる成分ですが、ダイエットに役立つとのこと。チラコイドがもつダイエットへの効果や、摂取方法についてご紹介します。
- 2019-10-01
- naomiimai
チラコイドって何!?
スウェーデンの科学者によって発見された成分です。ほうれん草の葉緑体の部分に含まれ、ダイエット効果などの効能に注目が集まっています。
天然成分由来なので、安心して口にできるのも人気の理由の一つ。海外セレブも愛用しているとか。
日本でも近年、肥満治療の特許を取られ、人気が出そうな予感大!後述しますが、残念ながらほうれん草そのものを食べても効果は望めませんが、サプリメントや粉末タイプのものも売られるようになっています。
では、どのような効能があるのでしょうか?
チラコイドの効能とは?
食欲抑制効果
通常、2時間程度で空腹を感じるところを、チラコイド摂取により6時間になったという研究結果があります。そのメカニズムは、チラコイドが満腹ホルモンの分泌を促し、少ない食事量でも満腹だと感じられる、とのこと。
また、ストレスを感じた時に食欲を感じること、ありますよね。その食欲は、活動するために必要な時に感じる「本当の食欲」ではなく、「ウソの食欲」です。チラコイドは、ウソの食欲を抑えるはたらきもあります。
数多くの成分が、食欲を抑えるのでは…?と言われてきましたが、臨床試験で実証されたのはなんとチラコイドが初めて!注目される理由が分かりますね。
さらに血糖値を上げにくくし、インスリンの分泌を抑制します。インスリンは血糖値を下げるホルモンで、過剰に分泌されると体に体脂肪を溜め込む作用があります。そのためダイエットで糖質制限をおこなう人も多いですが、糖質制限はインスリン分泌を少なくするのが目的です。
ジャンクフード対策にも◎
ファストフードや高カロリーの菓子類などのジャンクフード、なかなかやめられないですよね。そのやめられない衝動は「快楽飢餓」と呼ばれています。
体内には、満腹になると食欲にブレーキがかかるようになっていますが、ジャンクフードを食べ続けるとブレーキがききにくくなると考えられています。
チラコイドは、「GLP-1」というホルモンの分泌を刺激します。GLP-1は小腸から分泌されるホルモンで、胃の内容物が排出される=消化されるのを遅くする作用があります。したがって、GLP-1が分泌されると、食欲をつかさどっている脳の中枢神経に「胃にまだ内容物がある」と信号が伝わりやすく、食欲が抑えられます。
過体重の女性を対象にしたチラコイドの研究では、平均5kgの減量に成功し、1日3度食事を摂ることが容易になったとの結果もあります。食間に空腹を感じることも減った、とのこと。
食欲をコントロールすることは、ダイエット成功への近道ですよね。
チラコイドはほうれん草に多い!?
チラコイドはほうれん草に豊富ですが、残念ながら人間はほうれん草からチラコイドを分解して吸収することができない、とのこと。ほうれん草を食べても、あまり意味がないというわけですね。
チラコイドは、生のほうれん草をすりつぶし、ろ過し、遠心分離機にかけてエキスを抽出されています。いくらほうれん草が手元にあっても、家庭でそんなことは出来ないですよね。
サプリメントで摂取するのがおすすめ
ほうれん草からはチラコイドを摂取しにくいため、サプリメントで摂取するのがおすすめです。最近では、チラコイドの粉末やサプリメントも出ているため、ほうれん草を摂取するよりも効率的でしょう。生物由来なので、安心して摂取することができますね!
チラコイドを含むサプリメントは医薬品ではなく、栄養補助食品になります。服用方法・回数・量はパッケージなどの表記を確認しましょう。
チラコイドの効率的な摂り方とは?
食事と併用して摂取することがおすすめです。例えば置き換えダイエットをしていて、一食分をチラコイドのサプリメントや粉末に変えても、あまり効果はないといわれています。
チラコイドは食べたものと混ざると、主に脂肪とくっつきます。そのまま、脂肪を体の外に排出するため、脂肪を減らすこともできます。
食事の30分~1時間前くらいにチラコイドを飲むと、食べ過ぎも防止されるのでおすすめです。チラコイドのみ、という摂取方法よりも食事と併用して摂取するほうが効率的ですね。
チラコイド摂取が向いている人とは?
チラコイドは空腹を紛らわせるのではなく、食欲を抑えるはたらきが実証されているため、ダイエットを根本的に成功させるための強い味方。いつも満腹になるまで食べてしまう人や、加齢で痩せにくくなった人にもおすすめです。
いかがでしたでしょうか。チラコイドに興味を持った方は、食事と併用しながら、試してみてくださいね。
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元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。