運動嫌いはお風呂で痩せる!ダイエット入浴法でスリムボディを目指そう
気温が下がる秋~冬は、お風呂が恋しくなる人も多いのではないでしょうか?せっかくお風呂に入るなら、ダイエット入浴法でスリムボディを目指しませんか?毎日、体を動かす時間がない人や、運動嫌いの人にぴったりです。
湯船に入る・出るを繰り返すだけの簡単ダイエット法なので、今夜から早速チャレンジしてみましょう。
- 2019-09-07
- 森本悠希
お風呂ダイエットとは?
毎日のお風呂タイムがダイエットタイムになる入浴法があるのをご存知ですか?それは「高温反復入浴法」です。入浴のやり方から「3・3・3入浴法」とも言われています。
脂肪の燃焼をサポートしてくれるので、普通のお風呂に入るより消費カロリーがUP。高温反復入浴法は全工程が約20分で、300~400kcalの消費が期待できます。
ちなみに、運動ではどれくらいのカロリー消費ができるかというと…、
ウォーキング…体重55kgの人が、30分・約2.5km歩いた場合は、100~130kcalを消費
ランニング…体重55kgの人が、30分・約4~5km走った場合は、250~300kcalを消費
運動の時間を確保して得られる消費カロリーよりも、普段のお風呂タイムで高温反復入浴法をするほうが、多くカロリー消費できるのがわかります。
もちろん、運動にはストレス解消・筋肉量の維持やUPなどのメリットもたくさんあるので、一概に高温反復入浴法のほうが良いというわけではありません。
しかし、毎日忙しくて運動する時間が取れない人や、そもそも運動が嫌いな人がダイエットを考えているなら、高温反復入浴法は有用と言えます。
お風呂ダイエットのメリット
深部から体を温める高温反復入浴法は、カロリー消費以外にも次のようなメリットがあります。
- 基礎代謝がUP⇒太りにくくなる
- 汗をかきやすくなる⇒美容や健康に○
- 体の巡りを良くして老廃物や水分を排出⇒むくみ・美容・健康に○
お風呂ダイエットのやり方
それでは、お風呂ダイエットのやり方を詳しくチェックしていきましょう。高温反復入浴法は正しいやり方で行うのが大切です。気を付けるべきポイントが複数あるので、しっかり理解してから行ってくださいね。
コップ一杯の水を飲んでからはじめる
高温反復入浴法は、汗をたっぷりかきます。そのため、体内の水分が不足しやすくなり、血液がドロドロになってしまうことも。
入浴前に、コップ一杯の常温の水やホットティーなどを飲んでおきましょう。冷たい水は体を冷やして、ダイエット効果をダウンさせる場合があるので、避けるのが無難です。
高温反復入浴法のやり方
お湯の温度は41~42度でお風呂を沸かします。はじめに、ぬるめのシャワーで足⇒お腹⇒肩にお湯をかけ、最後にゆっくりとお風呂のお湯を浴びて体を慣らしましょう。
①3分入浴
最初は、1分間、胸の下までお湯につかります。その後、肩まで入って2分温まりましょう。熱いお湯にいきなり肩までつかると、血管や心臓に負担をかけてしまうので注意してください。
②5分休憩
熱いお湯に長く入るのは体に負担をかけるので、湯船から出て5分休憩します。髪や体を洗っておきましょう。
尚、湯船からいきなり出ると、立ちくらみを起こすことも。ゆっくり立ち上がるようにしてください。万が一、立ちくらみを起こしたときは、手に水をかけて、症状が落ち着くまで待ちましょう。
③3分入浴
肩までお湯につかって、3分入浴します。お風呂の中で手足を動かしたり、マッサージをしたりして、消費カロリーをUPさせましょう。
おすすめマッサージを2つ紹介するので、参考にしてくださいね。
【お腹ぽっこりに効果的なマッサージ】
- 親指以外の4本の指をおへその右下において、もう片方の手を重ねる
- 小さく「の」の字に動かしながら、おへそを中心に時計回りに手を動かす。3~5周行う
- 下腹の肉を両手でつかんで、ねじるように揉みほぐす
【足のむくみに効果的なマッサージ】
- 両手をグーにして、左足の足首の後ろ⇒ふくらはぎ⇒膝裏へとさすり上げる(5回程度)
- 右足も同様に行う
- 膝裏のくぼみやくぼみの周辺を指で押しながらマッサージする(両足行う)
④5分休憩
湯船から出て5分休憩します。
⑤3分入浴
肩までお湯につかる最後の3分です。この頃になると、体が温まって、汗がかなり出てきます。のどが渇いた場合は、水分補給をしておきましょう。
毛穴が開いているので、洗い流すタイプのフェイスパックで美肌に磨きをかけるのもおすすめです。
⑥クールダウン
湯船から出て、手足に水を20秒かけましょう。水をかけるときは、手先と足先から徐々にかけます。いきなり水をバシャバシャかけるのはNGです。
お風呂から出た後は
高温反復法を行った後は、体の水分が汗として出てしまっているので、しっかり水分補給をしましょう。体を深部から温めた後なので、冷たい飲み物は避けましょう。
高温反復入浴法が向かない人もいる
高温反復入浴法は、消費カロリーが大きく、交感神経を優位にする入浴法です。そのため、高温反復法を行わないほうが良い人もいるので注意しましょう。
生理前には向かない
生理前は女性ホルモンの影響で体のむくみや頭痛、イライラなど多くの症状がでます。そんな時は、ぬるめのお湯にゆっくりつかって、リラックスするほうが良いでしょう。
自分の心と体の状況に合わせて入浴法を変えることが、ダイエット・美肌・健康面で大切です。
貧血、高血圧、妊娠中の人、持病がある人は行わない
高温反復入浴法は熱めのお風呂に入り、血液やリンパの流れを良くするので、体への負担が大きくなります。貧血、高血圧、妊娠中の人、持病がある人には適しません。
どうしても行いたい人は、必ず医師に相談してからにしてください。
過度な食事制限をしている人は注意
消費カロリーが大きい高温反復入浴法と食事制限を一緒に行うと、体のエネルギー不足から疲労が蓄積して、体に悪影響を及ぼすことも。
バランスの良い食事をとっていれば、過度な食事制限をする必要はありません。
コツコツ続けて体重ダウンを目指そう
高温反復入浴法を使ったお風呂ダイエットを毎日続けると、1ヶ月で30日×300~400kcal=9,000~12,000kcal消費できます。
脂肪1kgを落とすのに約7,000kcal必要なので、高温反復入浴法で約1.2~1.7kgの体重減が目指せます。とはいえ、ホルモンバランスの影響を受ける女性は心身ともにデリケート。
1ヶ月15回程度を目安に行うと良いのではないでしょうか。15日間で0.6~0.8kg減少でも、半年で3.6~4.2kg体重が落ちる計算になります。
焦らずコツコツ続けて、理想の体重を目指しましょう。
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教育、出版業界を経てフリーライターに。スタンダードな美容法からマニアックな健康法まで、情報収集・実践するのがライフワーク。キレイ&健康でありたいと願う女性をサポートできる情報を発信していきます。