北米で話題の「ミールプレップ」って何!?ダイエットに効果的!?
最近忙しくて、外食やお惣菜が増えたな…なんて経験、ありませんか?
ミールプレップとは、栄養バランスのとれた食事を大量に作り置きすることです。あらかじめ用意しているので、食事の準備に困ることなく健康的にダイエットできます。
その方法や、メリット・デメリットについてご紹介します!
- 2019-07-20
- naomiimai
ミールプレップとは?
簡単にいうと、「栄養管理されたメニューの作り置き」です。ミールプレップとは、「Meal Preparation」の略で、「準備食」と訳せます。
炭水化物・たんぱく質・脂質など、栄養バランスを考えた料理を一度に大量に作ります。10~20食分作り、1食分ずつ容器にいれて冷蔵庫または冷凍庫で保管します。アメリカでは、専用の容器が売られています。
食べるときに1食分ずつ解凍して、バランスの良い食事を食べる、という方法です。海外ではとても人気の方法で、フィットネスの選手も当たり前のようにミールプレップをしているとのこと。
ただ作り置きしていても、「ばっかり食べ」をしていては痩せないですよね。ミールプレップダイエットは弁当形式であるため、健康的にダイエットができる、というわけです◎。
ミールプレップはダイエットに向いている!?効果はある?
ダイエットは、食事も運動も大切ですよね。しかし、食事8割運動2割、ともいわれるほど、ダイエットにおいて食事を管理することは大切なのです。
ダイエット中、炭水化物を抜いたり、たんぱく質だけ食べたり…そんな経験はありませんか?また、忙しい現代人、なかなかバランスの良い食事を用意することが出来ないことも。
あらかじめ食事が用意されていることで、外食をしなくなったり、作り置きされている食事を優先的に考えられます。
また、ダイエットによる食事制限で不足しがちなビタミンやミネラルも、摂取できますよね!ビタミンやミネラルの不足で代謝が悪くなり、痩せ止まることも。
ミールプレップは、過度な食事制限をするわけではないですし、健康的にダイエットできる方法といえますね!
ミールプレップの方法とは?
専用容器があるけれど、専用容器でないといけない?
専用容器もありますが、必ずしも専用容器でないといけないわけではありません。
ただ、
- レンジ対応
- 冷凍保存対応
ができるタッパーにしましょう。
冷蔵保存でも良いですが、衛生的な面を考えると、大量保存するには冷凍できたほうが良いかもしれません。
どのようにメニューを考えたら良い?
基本は、「主菜」「副菜1(たんぱく質食品)」「副菜2(野菜)」を入れるように心がけましょう。
簡単なのは、
- まず、容器の半分に主食を詰める
- その残った容器の面積の半分に、肉や魚などたんぱく質、残り半分に野菜を詰める
という考え方。これを何食か分、作り置きし、あとは冷蔵または冷凍保存するのみ!
主食は、精白米よりも食物繊維が多い玄米や雑穀米にすると、よりヘルシーです。
具体的なメニュー例
1. 玄米+鶏むね肉の照り焼き+野菜煮物
鶏肉は冷凍しても美味しく、ミールプレップには向いている食材です。照り焼きのタレも、冷凍するとよく鶏肉に染み込むため、美味しく食べられます。
2. 雑穀米+焼鮭+茹でブロッコリー
鮭はアスタキサンチンが豊富で、アンチエイジング効果もあり美容にも嬉しいですよね。ブロッコリーも野菜の中では冷凍しやすいので、おすすめです。
彩も良く、和食にしたい場合には魚を使用しても◎。
3. 玄米+ハンバーグ+もやしナムル
ハンバーグは冷凍しても美味しく食べられます。ナムルなど、味付きのメニューも冷凍した場合でも比較的味が落ちることなく食べられます。
ミールプレップダイエットをするメリット・デメリット
メリット
なんといっても、栄養バランスをとりやすいことです。また、外食や惣菜を買うことが減るため、食費の節約にもなります。体にも、お財布にもやさしいダイエット法です。
デメリット
何食分も作り置きするため、容器がそれだけ必要になること、冷蔵庫や冷凍庫の面積もそれなりに必要です。
冷凍保存していたものを解凍すると、味が落ちることもデメリットの一つ。例えばレタスなどの野菜は、冷凍やけを起こしてしまいます。冷凍する場合は、冷凍に向いている食材を使わなければならない、という問題があります。
また、同じメニューが続くので、味に飽きるというのもデメリットです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。栄養バランスを考えたメニューを大量に作り、保存するというミールプレップ。食事制限をするわけではないので、ダイエットによる空腹を感じることがありません。ヘルシーに痩せることができます。
解凍した時に味が落ちるなどデメリットもありますが、美しく痩せるために、試す価値はあるかもしれません。
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元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。