ニキビや吹き出物にはビタミンB6が不可欠!?必要な栄養素を摂って対策を!
ニキビや吹き出物ができるのは、スキンケアだけでなく食生活も大いに関係しています。スキンケアももちろん大事ですが、食事で「内側からのアプローチ」が何より大切です。
どんな栄養素が肌トラブルに効果的なのか、食品とともにご紹介します!
- 2019-06-17
- naomiimai
ニキビ・吹き出物ができる原因って!?
ストレス
ストレスを感じると、ホルモンバランスが崩れてしまいます。すると、男性ホルモンが大量に出て、皮脂が分泌されます。
皮脂が通常よりも多くなることで、にきびや吹き出物ができやすくなってしまいます。
寝不足
睡眠中は、皮膚や骨などの代謝がおこなわれています。すなわち、睡眠が足りていないと、新しい皮膚が作られず、肌トラブルの原因になります。
また、肌の免疫力も下がり、ホルモンバランスを崩してしまうことも原因です。よく、肌のゴールデンタイムは「午後10時~午前2時」といいますよね。午後10時に眠らなくても、なるべくその日のうち(午前0時まで)に寝ることを心がけてみましょう。
ニキビの種類
白ニキビ
糖質の摂りすぎ、脂質の摂りすぎ、ホルモンの乱れが原因。ニキビができる初期段階です。
赤ニキビ
皮脂を栄養に、アクネ菌などの細菌が繁殖している状態です。肌の抵抗力が落ちているため、繁殖してしまうことが多いです。
黒ニキビ
毛穴が古い角質でふさがれてしまい、その部分が酸化した皮脂で黒く見えます。
膿ニキビ
赤ニキビから進行し、溜まった膿が外に出ようとしている状態です。
にきび・吹き出物対策におすすめの栄養素・食品!
ビタミンB6
たんぱく質の代謝をサポートするはたらきがあります。要するに、皮膚の新陳代謝を活発にしてくれるので、肌トラブルには欠かせないビタミンです。
ビタミンB6には、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を手助けするはたらきがあります。特に、女性ホルモンの乱れから肌が荒れている人にはおすすめのビタミンです!
ビタミンB6が多い食品は、
- まぐろ
- さんま
- 玄米
- 鮭
などです。
まぐろの赤身を1人前食べるだけでも、1日に必要なビタミンB6の約6~7割を満たします。(1人前=約100g)魚類にはビタミンB6が豊富なので、意識してみてはいかがでしょうか。
ビタミンE
ビタミンEは、毛細血管を広げ、血流をよくするはたらきがあります。体のすみずみにある細胞まで、血液を届けることで、肌のターンオーバーに役立ちます。
豊富な食品は、
- アーモンド
- アボカド
- 玄米
などです。
ビタミンC
美肌には欠かせないビタミンC。抗酸化作用があり、メラニンの生成を抑えるはたらきがあります。ニキビ跡にも効果的です。
豊富な食品は、
- キウイ
- いちご
- 緑色の濃い野菜
- レモン
などです。
オリゴ糖
腸の環境も、肌のトラブルと関係しています。便秘になると、腸に悪玉菌が増え、有害な物質がつくられます。腸だけでなく、血流にのって全身にまわるので、肌表面にニキビや吹き出物として影響が出てくるのです。
オリゴ糖を含む栄養補助食品なども販売されていますが、食品で豊富なのは、
- 玉ねぎ
- ライ麦
- きくいも
などです。
オリゴ糖は、現実的には食品からは量を摂りにくいので、サプリや栄養補助食品をうまく使っても良いでしょう。
食物繊維
オリゴ糖と同じく、腸内環境を整えるために必要です。
「最近、便秘気味だな…」と思うこと、ありませんか?便秘とは、排便回数がだいたい週に3日未満のことをいいます。(明確な基準はなく、残便感・不快感がある場合は治療が必要)
便秘には水溶性食物繊維が特におすすめです。
- 海藻類
- きのこ類
- 豆類
に多いので、便秘気味の人はぜひ意識してみてはいかがでしょうか。
スキンケアと食生活を見直そう
清潔にしすぎたり、食生活が乱れていたり、睡眠不足が続くような生活習慣であったり…。思い当たることは、あるでしょうか?
スキンケアも食事も両方、ニキビ・吹き出物のコントロールには欠かせないもの。生活習慣の見直しで、肌トラブルが減ったという人も実際多いようです。
例えば、スキンケアは頑張っているのになかなか吹き出物が消えなかった人も、睡眠時間をしっかり確保するようにしたら治った、ということも。
スキンケア、食生活、睡眠時間…どれか一つだけでなく、総合的に改善していくことが大切です。
ビタミンは組み合わせて摂ろう!
一つのビタミンを単独で摂るのではなく、ビタミンB6・E・Cを組み合わせて摂るようにしましょう。ビタミンは、組み合わせて摂ることで、より効果を発揮します。
もし、何か一つだけ摂っている、など心当たりがあれば、意識してみてはいかがでしょうか。
まとめ
スキンケアももちろん大切ですが、ニキビ・吹き出物ができにくい体をつくっていくことも大切です。「内面からのアプローチ」をいつも忘れないようにしたいですね!
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元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。