日焼けに効く栄養素とは!?サプリで摂っても良いの?
紫外線が気になる季節になってきました。日焼け対策は、万全でしょうか?スキンケアはもちろんのこと、食事や栄養で日焼け対策してみてはいかがでしょうか。
日焼けに効果的な栄養素をサプリメントで補う方法も!内面からの日焼け対策で、夏に向けて肌の調子を整えましょう!
- 2019-05-06
- naomiimai
日差しが強くなる季節。紫外線対策、していますか?日焼け止めや、保湿など、スキンケアがとても大切ですよね。
食事や栄養でも、からだの内面からも日焼け対策をしてみませんか?
日焼けは、軽いやけど!?
やけどには、Ⅰ~Ⅲ度までレベルがあり、Ⅲ度がもっともひどい状態です。
日焼けは、やけどのⅠ度に相当します。皮膚が赤くなったり、ヒリヒリする程度なので、「やけど」と認識しにくいですよね。
肌にとっては炎症が起こっている状態なので、日焼けはとても負担です。
食材で日焼け対策!?どんな栄養素を摂ればOK?
ビタミンA・C・E
おのずと知れたビタミン3種類です。日焼け対策のビタミン「エース」と覚えましょう!
それぞれの栄養素のはたらきと、多く含む食材をまとめました。
ビタミンA
皮膚や粘膜を正常に保つはたらきがあります。ビタミンAになる前段階の、「βカロテン」は、抗酸化作用がとても高く、優秀な栄養素です。
脂溶性ビタミンで、油と一緒に摂取すると吸収がよくなります。油で炒めて食べるのがおすすめです。
ビタミンAを多く含む食材
- レバー
- うなぎ
- チーズ
- 卵
- ブロッコリー
- かぼちゃ
- 大葉
- にんじん
ビタミンC
紫外線を浴びると、「活性酸素」が体内に生じます。活性酸素はメラニンを作りやすくします。メラニンは皮膚を黒くしてしまう色素です。
ビタミンCには、抗酸化作用があるので、日焼け対策に強い味方です。
ビタミンCを多く含む食材
- ピーマン
- 芽キャベツ
- ブロッコリー
- アセロラ
- キウイ
- いちご
- 100%ストレートジュース
いちごなら、なんと4粒食べるだけで1日の目安量を満たします。
果物のジュースは、なるべく100%のものを選ぶのがおすすめです。50%果汁ジュースなどでは、ビタミンCなども半分の量になってしまいます。
ビタミンE
強い抗酸化作用をもちます。最近では、がんや老化にも関係していると話題です。
ビタミンAやCと一緒に摂ると、より効果UP!
ビタミンEを多く含む食材
- アボカド
- アーモンド
- 大豆
- ごま
ナッツ類に多い栄養素です。小腹がすいたときに、摂りやすいですね。
たんぱく質
たんぱく質は、肌をつくる材料となります。良質のたんぱく質を摂りましょう。
たんぱく質が豊富な食材
- 肉
- 魚
- 大豆製品
- 乳製品
オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸は、肌の炎症をおさえ、肌の細胞を健康にするはたらきがあります。
オメガ3脂肪酸が多い食材
- まぐろ
- いわし
- さば
- サーモン
- 亜麻仁油
- くるみ
魚の油に多い栄養素です。魚もたんぱく質が豊富なので、取り入れやすいですね。
リコピン
赤い色の野菜などに含まれる色素です。トマトなどに含まれていて、この色素が植物を日光から守っています。
日光に強い肌作りに、おすすめです。
リコピンを含む食材
- トマト
- アセロラ
- ラズベリー
ビタミンやミネラルをサプリメントで摂ってもよい?
基本的には、食事から摂取するのが良いです。
しかし、明らかに野菜不足だったり、食生活が乱れているなと思うときは、サプリメントをうまく使うと、肌トラブルも少なく過ごせます。
サプリメントを使用するときの注意点は?
例えば、「マルチビタミンサプリメント」は、さまざまなビタミン類が入っています。日焼けで、ビタミンCだけを摂りたくても、他のビタミンも摂ってしまうことになります。
食事と違ってサプリメントは吸収率が良いため、過剰摂取しかねません。なるべく、栄養素が単独に含まれているサプリメントで不足分を補給しましょう。
食事と一緒に摂ったほうが良い?
答えは、「イエス」です。
ビタミンやミネラルは、食事と一緒に摂ってはじめて効果を発揮します。サプリメントだけで栄養を摂った気分にならないように、気を付けましょう!
いつ飲めばよいの?
実は、薬事法という法律で、サプリメントはいつ飲めばいいか、また、その回数などを記載するのはNGと決まっています。
自分に合うサプリメントを、過剰にならないよう、続けて飲むことが大切です。
体内で合成できないものはサプリメントがおすすめ!
ビタミンCは、日焼け後にも摂取したい栄養素です。体内で合成ができないこと、水溶性ビタミンであることから、不足しがちなのでサプリメントで補っても良いでしょう。
ビタミンAとEは脂溶性なので、過剰摂取には注意が必要です。
まとめ
日々のスキンケアも大切ですが、肌を内面から美しく保つことで、揺るぎない健康肌を手に入れることができます。日焼け対策にも、日焼けしてしまった後でも、肌を内側から回復させましょう。
脱水も肌が乾燥する原因なので、肌のためにも健康のためにも水分摂取を忘れずに、暑い季節を楽しみましょう!
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元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。