見た目年齢をUPさせる上まぶたのたるみ!老け顔を防ぐためにやりたいこと
目元のしわやほうれい線のように、顔にラインが刻まれるエイジングサインと違い、上まぶたのたるみは気が付きにくいもの。目元が疲れて見える、目が小さくなったと感じているなら、上まぶたのケアをスタートしましょう。
上まぶたのたるみが気にならなくても、予防のためのケアは必須。上まぶたがたるむ原因とケアをチェック!
- 2019-04-30
- 森本悠希
上まぶたがたるむ原因を知ろう
顔を印象付ける目元。上まぶたがたるんで、“お疲れ顔”や“老け顔”になっていませんか?
上まぶたのたるみは、しわやほうれい線と違ってラインが刻まれないので、自覚したときにはたるみがかなり進行してしまっていたなんてことになりかねません。
上まぶたがたるむ原因を知り、早めのケアを始めるのが、いきいきした目元をキープするのに大切です。
原因1:加齢による衰え
加齢に伴い肌にハリを生み出す肌内部の成分が減少するため、上まぶたのたるみが生じます。
ハリ成分は肌内部の真皮に存在。皮膚にハリをもたらすコラーゲンやエラスチン、みずみずしさと弾力を与えるヒアルロン酸などがあります。
さらに、加齢によって表情筋が衰えるのも、上まぶたをたるませる原因に。上まぶたの動きに関わる「眼輪筋」や「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」が衰えて、上まぶたの皮膚を支えられなくなるのです。
原因2:紫外線のダメージ
肌老化の8割の原因をつくると言われる紫外線。紫外線は、肌内部にあるハリ成分や、ハリ成分を生み出す細胞を破壊します。
また、紫外線は肌を乾燥させるため、肌内部の水分が失われて皮膚を硬くするので、上まぶたの弾力が失われます。
原因3:皮膚刺激や眼精疲労
クレンジング、アイメイク、コンタクトなど、上まぶたに手で触れる機会は多々あります。その際に、上まぶたをゴシゴシこすったり、強くひっぱったりすると、まぶたは刺激をうけて皮膚がたるみやすくなります。
また、パソコンやスマホなどで目を酷使すると、目元の筋肉が硬くなって、上まぶたを支える表情筋の筋力低下を招きます。さらに、血液の流れも悪くなり、肌内部のハリ成分を生成するための栄養が細胞に届きません。
上まぶたのデイリーケア
上まぶたのたるみは、さまざまな要因が絡んで生じます。しわやほうれい線、ニキビ、毛穴などのようにわかりやすいトラブルはなくても、日々の生活のなかで少しずつ上まぶたのたるみは進行しているのです。
ですが、毎日きちんとケアをすれば、たるみの目立たない若々しい目元をキープできます。今、上まぶたのたるみが気にならない人も、アラサーになったら上まぶたケアを取り入れるのがベスト。
上まぶたのたるみに有用なケアをチェックしていきましょう。
アイクリームでしっかり保湿
エイジングケアに保湿は必須。肌が乾燥すると、肌内部の水分が不足して皮膚の弾力が失われます。また、肌の細胞が新しく生まれかわるターンオーバーが乱れて、肌の水分保持力が低下。より皮膚が硬くなる⇒乾燥するの悪循環に。
逆に内部がうるおいに満たされた肌はふっくらして、ハリのある上まぶたをキープできます。アイクリームは保湿力が高いアイテムが多く、上まぶたを乾燥から守ってくれます。
わざわざアイクリームを準備するのは面倒という人は、手持ちのクリームを目の周りに重ね付けしてもOK。ただし、目の周りは皮膚が非常に薄く、デリケートなゾーン。伸びが良く、低刺激なクリームを使いましょう。
より若々しい目元をキープしたいなら、肌内部のハリ成分の働きや生成をサポートする美容成分(レチノールやビタミンC誘導体など)配合のアイクリームを。
ただし、エイジングケア用アイクリームは高価格帯のものも多いので、数ヶ月以上続けられるアイテムを選ぶのがベター。
ツボ押しで上まぶたのたるみにアプローチ
眼精疲労などで硬くなった目元の筋肉をほぐして、血液の流れを促すツボ押しは上まぶたのたるみに効果的。1日2回、スキンケアのときに行いましょう。ツボを押すときは、指の腹を使ってイタ気持ち良いと感じる強さで。
ただし、身体の調子が悪いときはツボ押しはお休みを。また、激痛がするほど強く押す、長時間行うのはNGです。身体に悪影響を与えてしまう可能性があります。
それでは、上まぶたのたるみにおすすめのツボを3つチェックしましょう。
清明
ツボの位置:目頭の骨のそばにあるくぼみ
押し方:人差し指でゆっくり押して離す
攅竹(さんちく)
ツボの位置:眉頭付近のくぼみ
押し方:中指でゆっくり押して離す
魚腰(ぎょよう)
ツボの位置:眉毛の真ん中より少し下のくぼみ
押し方:親指で眉を押し上げるように押して離す
どのツボも、押すときはゆっくり呼吸しながら、3~5セット行いましょう。
表情筋トレーニングでたるみをすっきり
表情筋を鍛えて、上まぶたを支える力をUPさせましょう。トレーニングは続けることが何より大切。効果を感じるのに、個人差はありますが2週間から2ヶ月ほどかかります。また、トレーニングをやめると再び筋力が低下するので、注意してください。
時間と忍耐が必要ですが、続けることで未来のたるみを防ぎましょう。
- 手のひらでおでこをおさえる。おでこが動かないようにして、眼の周辺の筋肉に意識を集中する
- 薄目にして5秒キープ
- ぱっと目を開いて5秒キープ。上下、左右に大きく見開くように意識して
- 2、3を3~5セット繰り返す
上まぶたのトレーニングは簡単にできるので、時間を見つけてこまめに行うのがおすすめです。
上まぶたのたるみケアは摩擦に注意
上まぶたや目元は皮膚が非常に薄く、刺激にも弱い部分です。スキンケア、ツボ押しの際は摩擦を与えないように注意してください。
肌をぐいぐい引っ張ったり、強い刺激を与えすぎると、上まぶたのたるみが悪化してしまいます。「やさしく」を常に意識して、毎日のケアを行いましょう。
上まぶたのたるみに「すぐに効く!」という対策はありません。イキイキした目元を守るためにも、地道なケアを積み重ねていきましょう。
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教育、出版業界を経てフリーライターに。スタンダードな美容法からマニアックな健康法まで、情報収集・実践するのがライフワーク。キレイ&健康でありたいと願う女性をサポートできる情報を発信していきます。