今すぐ出来る生理前の落ち込みやイライラを軽減させる方法とは
生理前の症状は人によって異なります。食欲が増加する人もいれば減退する人、先月は違う症状であっても今月はまた別の症状など。そして、落ち込みやイライラなどの精神的に不安定になる人も多く、これは現代女性ならではの悩みかもしれません。
今すぐ少しでもその不安定な心を落ち着かせましょう。生理前の不安定な心を改善させる方法をご紹介します。
- 2019-02-28
- nin
生理前になると精神的な不安やイライラに襲われてはいませんか。“PMS”と呼ばれる月経前症候群の主な症状は、下腹部の痛みや肌トラブル、むくみ、頭痛、肩こり、イライラ、憂鬱感、注意力の低下などです。人によってその症状は異なりますが、生理前の期間に、何をやっても悲しかったりイライラしやすいなどの情緒不安定な症状が見られる人は、“PMS”よりも重い“PMDD”と呼ばれる“月経前不快気分障害”の可能性があるかもしれません。
その症状は、生理1週間前から見られる人、2週間前から症状が見られる人など個人差があります。ただ、このPMDDはPMSよりも日常生活に支障をきたすほど、メンタル症状が強く現れてしまう事が特徴で、生理前に増加する黄体ホルモン(プロゲステロン)が影響していると指摘されてはいますが、その原因は未だはっきりとは解明されていません。
今すぐにでも出来る不快感を軽減させる行動
感動するものを見て泣く
わざと泣けるような環境を作り、思いっきり泣いてみましょう。生理前の不快な日が続き心が疲れやすく、なかなか晴れてくれないという人は、感動できる物を見たり聴いたりし、たくさん涙を流してみましょう。
どうしても人は心のどこかで強がってしまったり、いい人ぶってしまったりと感情を歪曲して防衛してしまう事があります。
このように、自分の心に素直になれない環境にいる現代人は、どうしてもストレスが溜まりやすいと言えるでしょう。ただ、心のスイッチを切り替える事が上手な人は、新しい行動をする時にそれを持ち込みません。
その心のスイッチを切り替える為にも、たくさん泣いて内面浄化をし、内側から良い循環を生み出せるようにしましょう。
散歩に出かける
日光を浴びると、脳内に分泌される“セロトニン”と呼ばれる物質が活性化します。そのセロトニンは、別名幸せホルモンと呼ばれる程、うつ病治療にも欠かせない物質なのです。出かける理由がないから出かけないのではなく、心を喜ばせてあげる為にも、太陽の下ゆっくりと散歩をしてみましょう。
車や自転車などを利用せず、歩いてコンビニまで行くのでもいいですし、近くのカフェまで歩いて行ってもいいですし、公園でゆっくりしたい人は公園まで歩いて行ってみましょう。
セロトニンの分泌を活性化させる為にも、このようになるべく30分程日光に当たる事が大切です。数分でもその効果はみられるので、仕事中にイライラや憂鬱感に襲われた時は、休憩中にでも外出するようにし、日光を浴びるようにしてみて下さい。
感情を紙に書き出す
今自分が落ち込んでいる理由や不安などがあれば、とことん書いてみましょう。嫌だった事や悲しかった事、そして小さな悩みや不安などが積もりに積もってしまうと、心が太刀打ち出来なくなってしまいます。その日の不快感はその日のうちに紙に書いて吐き出し、そのまま破いて捨ててしまいましょう。
そして、自分の今日頑張った事や良かった事、されて嬉しかった事、どんな些細な事でもいいので、そんな自分や人に感謝が出来るような出来事を思い出してみて下さい。
会話をする
上から目線で指摘をしてくる人や、説教をしてくるような人ではなく、話を聞いてくれて、心に寄り添い、味方をしてくれる人がいるならば、その人に頼ってみましょう。もちろん、そのような相手がいない人や自分の愚痴を言う事に気が引けるという人は、自分が一緒に過ごしていて元気が出るや、楽しいと感じるような人でもいいので、人と会話をするようにしましょう。
電話でもいいですが、なるべく美味しいご飯を食べながら、直接会って顔を見て会話をする事が大切です。
身体を温める
身体を冷やしてしまうと血流が滞ってしまい、脳の機能を低下させてしまいます。不快感に襲われた時は、生姜などが入っている温かい飲み物を飲むようにしたり、体が温まるような食事を摂るようにしましょう。
そして日頃の服装にも気を付け、手首、足首、首の3首を冷やさないようにする事が大切です。特に首には温度センサーが集中している為、首を温める事で全身を温める事が出来ます。そして、帰宅をしたら必ず入浴をするようにし、身体を温めてあげましょう。
掃除をして部屋を綺麗にする
考え事が止まらなくなったり、不安感がずっと続くようであれば掃除をするようにしましょう。掃除は意外にも身体を動かし、脳を集中させる作業でもあり、綺麗になった部屋を見ると自然と心も晴れやかになります。いらない物は捨てるようにし、心が乱れない為にも、部屋をいつも清潔に保てるよう掃除をする習慣をつけてみましょう。
そして、掃除が面倒だと感じてしまう人は、なるべく普段から物が溢れかえらないようにする為にも、物を部屋に置かないようにする事をおすすめします。
生理前はいろんな感情がピークに達してしまい、心がしんどくなってしまいますよね。穏やかに過ごす為にも、これらの行動を試し心を落ち着かせてみて下さい。そして、これらの行動をしても心の症状が軽減されず、日常生活に支障がきたすような情緒不安定になってしまう場合は、産婦人科に相談する事をおすすめします。