身体にも優しく美容にも嬉しい、ついつい過剰摂取しがちな塩の事
生理前でもないのに毎日むくんで仕方がないという人は、塩が原因かもしれません。ナトリウムの過剰摂取はむくみの他に健康被害にも繋がってしまいます。
濃い味付けが大好きな人は要注意!今日から出来る、身体にも優しく美容にも嬉しい減塩の始め方をご紹介します。
- 2019-01-07
- nin
仕事が終わると足がパンパンだったりで、靴下の跡がついていたり、靴が小さく感じたりという経験がある方も多いかと思われます。女性ホルモン特有のむくみではなく、毎晩このようになる人や、朝になると手足や顔がむくんでいる人は、もしかすると塩分の過剰摂取が原因かもしれません。
塩分を多く摂りすぎてしまうと、ダイエットの妨げにもなってしまい、いつまでもむくんだ状態になってしまいます。むしろ、むくみを取るだけでも見た目にかなりの違いが現れる為、減塩する事は体型への悩みを解決できる1番の近道なのかもしれません。
塩分の過剰摂取
塩分自体は身体にとって悪い物ではなく、血圧を調節してくれたり、体内の水分量を一定に保ってくれたりと、必要な役割を果たしてくれます。ただ、塩分は簡単に摂れてしまう為、過剰摂取に繋がりやすく、むくみを招いてしまったり血圧上昇の原因にも繋がってしまいます。
血圧が上がってしまうと、動脈硬化や脳梗塞を始めとする、さまざまな病気を招く原因にも繋がってしまいます。
このような生活をしている人は要注意
- 野菜を食べる機会が少ない
- 麺類の摂取が多い(ラーメン、うどん、パスタなど)
- 濃い味付けを好む
- 市販のお惣菜をよく買う
- 果物類の摂取が少ない
- 献立に汁物が欠かせない
- 海草類の摂取が少ない
- 外食が多い
- 加工食品を良く食べる(スナック菓子、ハム、ベーコン、シリアル)
- タレやドレッシングを多くかける
- 塩鮭や干物が好き
- ご飯よりパンが好き など
これら1つでも当てはまる人は、塩分の過剰摂取をしているかもしれません。塩分を摂りすぎてしまうと、血液が塩分過多の状態になり身体がさらに水分を多く欲してしまい、余分な水分がむくみへと繋がってしまいます。そして、体液の中の水分を取り除く働きがある腎臓を鈍らせてしまい、血液をドロドロにさせてしまいます。
このように血管を硬く、細くし、血流を悪くしてしまうと、血管年齢にも悪影響を及ぼす原因となり、体内の新鮮な酸素や栄養が十分に行き渡る事が出来なくなってしまう為、老廃物が溜まりやすくなり、老化が早く進んでしまう原因にもなるでしょう。
1日の食塩摂取量と減塩のしすぎ
1日の塩分の目安としては、成人女性が1日7.0gと言われています。ただカップラーメンを1個食べるだけでも、約5.5gの塩分が簡単に摂れてしまう為、気を抜いてしまうとすぐに過剰摂取へと繋がってしまいます。
そして、世界基準のWHOでは5.0gと推奨している為、カップラーメン1つで1日の塩分量を超えてしまっていると言えるでしょう。
ただ、むくみたくないからと減塩のしすぎは、身体に悪影響を及ぼしてしまうので、減塩のしすぎには十分注意をするようにしましょう。
塩を控えすぎてしまうと、ミネラル不足の原因にも繋がってしまい、ミネラルが不足してしまうと、代謝を悪くさせてしまう原因にもなります。なるべくミネラルを含んだ健康に良い塩を摂取するようにしましょう。
自然塩や天然塩などの加工や添加物が一切含まれていない、自然の方法で結晶化された物を選ぶようにしましょう。
そして、減塩のしすぎな人は、なるべく朝に塩を摂取するようにし、冷えている身体を温めるようにしてあげてください。夜は活動量が少ない為、塩分を失う事があまりありません。夜に塩を多く摂取してしまうと、次の朝にむくみへと繋がってしまう為摂取する必要はないと言えるでしょう。
ただし、夏場は汗をかきやすい為、寝る前に少し摂取するようにしてみて下さい。
塩分を摂りすぎない生活
カリウムを多く含んだ食材
塩分を摂りすぎな生活をしている人は、なるべくカリウムを多く含んだ食材を食べるようにしましょう。りんご、バナナ、スイカ、メロン、アボカド/のり、ひじき、ワカメ、もずく/じゃがいも、里芋、サツマイモ/切り干し大根、パセリ、枝豆、ほうれん草、レタス、トマト、きゅうり、キャベツなど、このような野菜や果物に多く含まれているカリウムを摂るようにしましょう。
カリウムは塩分を排出してくれる働きがあるので、塩分が多い食べ物を食べる時は、必ずこのようなカリウムを多く含んだ食材も一緒に食べるように工夫をしてみて下さい。
小さな事から減塩を始める
塩を使った調味料ではなく、ハーブやスパイスを取り入れるようにしてみて下さい。からし、唐辛子、ごま油、レモン、カレー粉、シナモンなど、味付けをする際にはこのような味にアクセントを加えてくれる香辛料やスパイスを上手に使って減塩するようにしてみて下さい。
調理をする時間がない人は、塩分の少ない調味料を選ぶようにしましょう。塩分が多い方から、醤油、ポン酢、ソース、ドレッシング、ケチャップ、マヨネーズ、お酢の順番になります。とんかつにはソースではなくケチャップを使ってみたり、サラダにはドレッシングではなくマヨネーズ、冷奴には醤油ではなくポン酢など、小さな事から減塩を始めるようにしてみて下さい。
口に入れる物が、今日の自分の姿を作ってくれます。小さな事でもいいので、なるべく塩分を摂りすぎない食生活に変え、減塩生活を始めてみて下さい。