毎日のイライラや不安を食べ物で解消、ストレスに効く食材と避けたい食材とは
仕事中にドカンとイライラが襲ってきたり不安な気持ちに襲われた時、落ち着きたくても落ち着けず、仕事に集中したくても出来ない時ってありますよね。自分を責め、ストレスを溜める前に、食べ物でそのストレスを解消させましょう。
ストレス解消の手助けをしてくれる食材と避けたい食材で、第2の脳である腸からイライラや不安を改善させましょう。
- 2018-11-16
- nin
生理前だけではなくイライラや不安が襲ってくる事ってありますよね。そして、イライラや不安を落ち着かせる為に、甘い食べ物やパンをその気持ちを飲み込むように食べてはいませんか。もしかすると、そのイライラや不安が襲ってくるのには、日頃の食事が関係しているかもしれません。
日頃の食事を見直し、イライラと不安を取り除き、気持ちを楽にしてあげましょう。
糖質の多い生活
イライラや不安に襲われると、どうしても甘い物やパンが食べたくなります。もちろん食べた時は幸せな気分になり、気持ちが落ち着きますが、そのタイムリミットは2時間程しか持たず、また再びそのイライラや不安が襲ってきて、更にはおまけで、だるさまでも付いてきてしまうのです。これは甘い物やパンなどの糖質による血糖値の急上昇、そして急降下が原因に挙げられます。
このような食品が中心の方は気をつけましょう。
- 白砂糖が使われているお菓子
- コーヒーの過剰摂取
- 清涼飲料水などのドリンク
- ジャンクフード
- インスタント
- エナジードリンク
- コーヒーベースの甘いドリンク
- 揚げ物
- 炭水化物
幸せホルモン
不安やイライラという症状の時は、セロトニン不足による気分の落ち込みが関係しています。そのイライラや不安を和らげてくれるセロトニンの原料はアミノ酸(トリプトファン)で、そのトリプトファンは人体内で作る事が出来ない為、食事やサプリから摂取しなければなりません。
そして、トリプトファンからセロトニンを作る速さは、男性の方が2倍早く、女性はセロトニン不足になりやすいと言われています。
(バナナ、アーモンド、卵黄、大豆、カツオ、マグロ、豚肉、牛乳、レバー)
ビタミンC
ビタミンCが不足してしまうと、ストレスが解消されず溜め込まれてしまいます。ストレスを感じるとそのストレスから体を守ろうとするホルモンが分泌されます。そのホルモンの原料となっているのがビタミンCです。
なのでストレスが続いてしまうと、大量にビタミンCが消耗されてしまうのです。その為、こまめなビタミンCの摂取が大切になります。
(いちご、オレンジ、ほうれん草、パセリ、ピーマン、キャベツ、ブロッコリー、柿、キウイ、ジャガイモ、サツマイモ)
他にも積極的に摂りたい栄養素
- カルシウム / 興奮を抑える働きがあり、骨や歯を作る
(乳製品、魚類全般、ほうれん草、ひじき、豆腐)
- マグネシウム / 精神安定に働くが、摂りすぎには注意
(アーモンド、大豆、納豆、ワカメ、バナナ、ほうれん草、カシューナッツ、枝豆、カツオ、豆腐)
- タンパク質 / 体を守ろうとするホルモンを合成する時に酸素として働く
(肉類、乳製品、豆腐、納豆、魚類)
- ビタミンB1 / 不足するとイライラや不安や疲労感を引き起こす
(うなぎ、卵黄、ジャガイモ、サツマイモ、大豆、米ぬか)
- ビタミンB6 / タンパク質の代謝をあげ、不足するとイライラや不安を引き起こす
(レバー、牛乳、マグロ、鮭、サバ、秋刀魚、肉類、葉菜類)
栄養バランスの取れた食事を
これだけの栄養素を摂る事も、考える事も難しいという方は、食事を和食中心に変えてみましょう。定食メニューなどは栄養バランスが取れているので、ランチなどの外出時は和食を中心に食べるようにしてみてください。
和食には怒りを鎮めてくれる発酵食品がよく使われています。納豆、お味噌汁、豆腐や醤油などは腸内細菌を整えてくれる働きがあり、セロトニンを作ってくれます。そして、魚類のサーモンや青魚などに含まれるDHAやEPAは、イライラを鎮めてくれる働きがあります。
そして、おやつにはフルーツや乳製品を合わせる事をオススメします。
そして、洋食を選びたい場合は、魚や鶏肉を選ぶようにし、タンパク質不足のないようにしましょう。
そして体の温まるスープやカレーや温野菜を選び、パンが食べたい場合は、茶色の色をしたライ麦や全粒粉で作られているGI値の低いパンを選ぶようにし、マーガリンではなくオリーブオイルを少しかけ一緒に食べるようにしましょう。
ミネラル不足
爪でミネラル不足かチェックしましょう。
- 爪が柔らかい
- アーチ型になっていない
- 爪を切る時音がしない
- 指が冷たい
- 白っぽい
- 光沢がない
鉄不足は貧血を引き起こすだけではなく、疲れや不安や鬱までも引き起こしてしまいます。良質なタンパク質やビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、銅、ビタミンCなどの栄養素を含む食材を選ぶようにしましょう。
(肉類、魚類、緑黄色野菜、ココナッツオイル、ナッツ、茹で卵 など)
コンビニで買える、イライラや不安が起きた時の駆け込み食材
食べ物
- バナナ
- アーモンド
- くるみ
- 豆乳
- ドライフルーツ(コーティングされていない)
- ヨーグルト
- 納豆
- ダークチョコレート
- 小魚
- チーズ
- 鯖缶
- プチトマト
飲み物
- 温かい緑茶
- ホットココア
- ホットミルク
苦手な人と会う時は、なるべくスープやホットドリンクで体の芯から温めてから会うようにしてみましょう。体を温める事によって精神も穏やかになります。
添加物や糖質などの一時的に心を穏やかにする食材は、さらにイライラや不安を引き起こしてしまいます。気持ちを穏やかに保つためにも日頃の食生活には十分気をつけ、イライラや不安で仕事に集中出来なくなった時は、このようにコンビニへ行って足りない栄養素を補給するように工夫をしてみましょう。