残念な人と呼ばせない!見返りを求めない人になる為に出来る事とは
誰かに何かをした時、過度の期待をしてしまった経験はありませんか。見返りは挨拶と同じで返って来ないと不快に感じる人も多いかもしれせん。ですが、見返りを求めず本当の優しさで行なっている人もいますよね。
出来れば、見返りを求め愚痴を言う残念な人にはなりたくない!見返りを求めない人の特徴を真似して、押し付けがましくない優しい人を目指しましょう。
- 2018-10-26
- nin
「見返りは求めるつもりはないんだけど、そこは普通さ…」などの愚痴を耳にした経験はありませんか。
人の為に協力をする、優しくする、何かを与える、その気持ちと行動が、一歩間違った思考になると、恩着せがましい人になってしまいます。もちろん、人に喜んでもらえたり、褒められたりする事は嬉しい事ですが、それに対し見返りまでを求めているという事は、他人に与えているのではなく、無意識に自分のニーズが優先されている状況になっています。そんな状態は、“与えた”ではないですよね。
「自分がこうしてあげたんだから、あなたもこうすべきだ」と思われてると知ったら、「だったら初めからしなくてよかったのに」と相手は思ってしまいます。
実はこのような感情は、幼少期から芽生え、何かをやってあげれば親が喜び、褒めてくれると学んでしまった偽善な気持ちなのです。
親が見ているからいい子を一生懸命演じ、好かれようと頑張ってきた証拠です。自分の価値は、自分で作っているのではなく、相手からの喜びや、相手からの感謝でしか自分の価値を感じる事が出来ず、相手からの返事がないと、自分の存在が必要のないように感じてしまうのです。
このような思考を持っていると、「本来の自分が好きだから」や、「自分が楽しいから」などという理由で、行動を取る事は難しいと言えるでしょう。その為、してあげたのに返事が期待していたのと違うとなると、自分はやってあげた、もっと感謝しなよ?褒めるべきでしょ?などという強い感情が優先されてしまい、見返りに繋がり恩着せがましくなってしまいます。
ですが、世の中には「自分がやりたい事だったから」と行動を取り、他人からの感謝の言葉にさえ驚く人もいますよね。出来れば、見返りのない恩着せがましくないこのような行動を取りたいものです。相手を思いやるなら見返りを求めず、与えたままにする為、「自分がしたいから」の気持ちを育む練習を始めてみましょう。
ありがとう、過去の恩返し
「相手から何もやってもらっていないから何もしたくない」。これは、自分がしたいという気持ちは全くなく、求めている気持ちの方が優先的に出ている状態です。
相手からのお礼があるかどうかは関係なく、そして、周りが見ているからなどという周りの目も関係なく、自分はどうしたい気持ちがあるのか、その自分の気持ちを一度考えてみましょう。そして、そのような気持ちが湧き出てこなくても、思考を変えるだけでもまた違うかもしれませんよ。
例えば、もしかすると自分が気付いていないだけで、相手は自分の過去に何か与えっぱなしにしてくれた経験があるかもしれません。
例え、それが見知らぬ人であっても、このように、その時の恩返しだという考えを持ってみて下さい。それが他人であっても、恋人であっても、友達であっても、会社の人であっても。“してあげた”の感情ではなく、「自分が恩返しのお礼の気持ちでしたくてやった」の思考で考えると、見返りの感情は湧き出てくる事はないでしょう。
満たされない心は自分で作る
誰かが、この心の穴を埋めてくれる。このように今の生活に満足が出来ず、誰彼構わずいつも相手に何かを求めたり、周りの人たちに常に期待をしていませんか。
そして、その返事が期待以下の場合、怒ってしまったり愚痴ったりしていませんか。その人自身の存在に感謝する事なく、何かを求めている現状ならば、自分の心は永遠と満たされず、見返りを求める行動を常に相手にしてしまいます。
その逆に見返りを求めない人は、今この現状で満足している人たちと言えるでしょう。
今現状で満足している人は、これ以上の幸せを求めることなく、心が満たされているので、いつも誰かに何かをしたくなる気持ちが湧き出て来ています。見返りを求める感情で行動するのではなく「すがすがしい気持ちだな~」と感じているのです。その行動は周りにも伝わり、あらゆる人間関係や環境がスムーズに動き始める事でしょう。
その行動を取ったからといって、すぐには自分も周りも変わる事はないでしょうが、自分の心を自分自身で満たす経験は、必ず自分の人生の為になり、自分の心を満たしてくれる事でしょう。極端に考えず、まずはゆっくりと自分のペースで今の生活を充実させる為に、自分と向き合ってみましょう。
見返りは恥ずかしい行動だと考えるようにする
見返りを求めている時は、自分が損をしない為に、気持ちが必死になっているので気が付かないかもしれませんが、他の人がそのような行動や、そのような発言をしていたらどうでしょうか。幻滅しますよね。
見返りを求め行う行為は、「相手に好かれたい」、「自分をいい人間だと知ってもらいたい」、「素晴らしい人間だと認めてもらいたい」などという、個人的な欲求が強く出ており、その感情を感じたいが為に、他の人から見返りを求め、このように無理矢理相手を支配しようとしてきます。
では、このような人と出くわした場合、どのような対処が一番ベストなのか。
それは、ただ「ありがとうございました、助かりました」などと、自分なりのお礼をきちんと伝えればいいだけなのです。それを伝えたり、行動をしたにも関わらず、相手がまだ求めてくるようであれば、徐々に距離を取る方がいいでしょう。
結局「やってあげた」の感情は誰の為にもなりません。ですので、その行為が相手の為に頑張って行う行為なのであれば、その優しさは偽善となる事でしょう。「自分がしたいから、自分が楽しいから、自分が…」を優先的に考え、相手に求めることのなく、与えっぱなしの気持ちで相手に出来るよう日頃から自分の気持ちと向き合ってみて下さい。