運動前後は何を食べればいいの?運動効果をグンと上げる為の食事法とは
美容の為や健康維持の為など、運動をする事は体にとってとても良い事ですが、運動前に何を食べ、運動後は何を食べればいいのか、ふと疑問を抱いた事はありませんか?
どんな運動をしていても頑張った分、その成果をグンと高めたいですよね。食べるタイミングやその効果を最大限に引き出す為の運動前後の食事法をご紹介します。
- 2018-10-14
- nin
ジムやヨガやランニングなど様々な運動を行なう時、食事で運動の効率をより良く高めたいですよね。実は食べ物とその食事のタイミングだけで、運動効果をグンと高める事が出来るのです。
運動前は、お腹が痛くなるから食べないと言う方や、夜遅くにしか運動が出来ない為、食事を摂らないと言う方は要注意。せっかく頑張った分を台無しにする前に、運動前後の食事内容と食事のタイミングを知り、運動の効率を高めましょう。
空腹状態では運動効果が低減
「運動をこれからするのに、ご飯を食べると、その分だけを減らす事になる」や、「運動前に食事を摂ると、お腹が痛くなるから食べない」のような理由でトレーニング前に食事を摂らない方は、運動の効果を低減させているかもしれません。
無理して食べる必要はありませんが、トレーニング前に食事を行なわないと、空腹状態が続き低血糖になる恐れがあります。低血糖になると、めまいや震えなどで、運動どころではなくなってしまいます。そして、満腹状態で運動を行ってしまうと、食べ物を消化しようとし内臓に負担がかかり、消化不良を起こしてしまい、腹痛を引き起こしてしまいます。
運動前に摂りたい食べ物
運動内容にもよりますが、低血糖や消化不良を起こさない為にも、まずは軽く食事を摂るようにしましょう。脂肪燃焼を目的にしている方は、炭水化物やタンパク質、ミネラルなど、体内でエネルギーになるような食事を摂る事をおすすめします。イメージとしては一汁三菜です。
特に炭水化物中心に、おにぎりや玄米などを選ぶようにし、パンは避けるようにしましょう。時間的にはトレーニングを行う2時間程前にこれらの食事を摂るようにして下さい。
そして時間がない方やすぐに運動がしたい方は運動の30分前に、栄養素が高く、素早くエネルギーに変えてくれるような食材を選ぶようにしましょう。炭水化物も含まれ、消化にも優れている、果物や野菜ジュースがおすすめです。他にも、カフェインは体脂肪を消費する働きがあるので、コーヒー好きな方は、ブラックを選ぶようにしてみましょう。
このように運動前にしっかり食事を摂る事は、疲れにくく体内の脂肪を効率よく燃焼してくれる働きがあります。
避けたい食べ物としては、パン以外にもインスタ映えをするようなシリアルやオートミールなどは栄養が不十分で、そして腹持ちが良い食べ物なので、運動前はおすすめしません。腹持ちがいい分消化が悪く、お腹が痛くなる原因に繋がってしまいます。
効果を高める為に運動後は栄養補給を
「痩せたいから」や、「夜が遅いから」と言ってトレーニング後に食事を摂らないと、栄養が補給されず筋肉が減少し、基礎代謝が下がってしまい、頑張ったのに痩せにくい体になってしまいます。
他にも運動をしたからと言って、好きなものを食べてしまうと、かえってリバウンドにも繋がりますので注意しましょう。運動後は運動効果を高める為にも、まずは正しい栄養補給を心がけて下さい。
運動後に摂りたい食べ物とタイミング
運動後はお腹が空かないという方も多いかと思いますが、出来るだけ疲労回復の為にも、クエン酸を含む果物や梅干しなどの、乳酸を分解してくれるような食べ物を摂るようにして下さい。そして運動の効率を高める為に、運動直後から2時間以内には必ず食事を摂るようにしましょう。
他にも、運動後から45分以内は、疲労回復や筋肉痛を防いでくれるアミノ酸が約3倍も吸収しやすくなるなど、体が最も栄養を吸収してくれるゴールデンタイムとなっているので、筋肉を修復させる為にも、まずは積極的に運動後は食事を摂るように心がけましょう。そして筋肉をつけたい方は、この45分以内のゴールデンタイム中に、なるべくプロテインを摂る事をおすすめします。
運動後はジュースやお菓子やジャンクフードなどの、糖質や脂質の多い食べ物は控えましょう。そして必須栄養素バランスを中心とした食事をし、筋肉を作る良質なタンパク質や、ビタミン・ミネラル、炭水化物など栄養バランスに偏りのない食事を摂るように心がけましょう。コンビニで済ませたい場合は、サバ缶やゆで卵、豆乳や梅干しの入ったおにぎりなどがおすすめです。
そして吸収率が高いからと言って、早食いをすると内臓に負担がかかりますので、トレーニング後の食事は、時間をゆっくりとかけ、しっかりと噛んでから食べるようにしましょう。他にもダイエット効果を高めたい方は食べ順にも気をつけ、出来る限り野菜から食べるようにし、血糖値をゆっくり上げるような食べ順に変えてみて下さい。
そして、寝る前の3時間前にはトレーニング後の食事を済ませるようにしましょう。運動後は筋肉に栄養が運ばれ太りにくいですが、寝る直前の食事は体脂肪になりやすいので、なるべく寝る前の3時間前に食事を済ませるよう心がけましょう。
食材やタイミングだけで今のトレーニングの効率を更に高める事が出来ます。疲れがとれにくいや、運動してもなぜか痩せないなどの原因は、もしかすると、その食事内容とタイミングにあるかもしれません。一度トレーニング前後の、食材や食べるタイミングを見直してみる事をおすすめします。
運動をするから食べないや、運動したから食べないなどの間違った断食はかえって逆効果になるので気を付けましょう。そしてバランスの取れた食事を摂るようにしてみて下さい。