秋は1年で一番老けやすい季節!秋口にやるべき3つのスキンケア
記録的な猛暑に見舞われた今年の夏、暑さによって私たちの体がダメージを受けているように、肌も想像以上にダメージを受けているのです。秋の気配が感じられるようになると、なんだか老けて見える…なんてみなさまの経験の通り、秋は1年で一番老けやすい季節と言われているのです。実際、美容皮膚科では秋になるとシミ・シワ・たるみの3大エイジングサインの相談に駆け込む方が多いのだとか。
今回は、秋老けを防ぐためにやるべきケアをご紹介します。
- 2018-09-01
- 剱持百香
秋老けを防ぐためのケア1:落とすケア
エイジングケア、といえば与えるケアを真っ先に思い浮かべがちですが、落とすケアも大切。
肌は自ら潤すことはできますが、落とすことはできないためです。
クレンジング・洗顔はより丁寧に
夏は皮脂が多く分泌される季節のため、しっかり落とすために洗浄力の強いものでゴシゴシ落としていた方も多いかと思いますが、秋口からは乾燥がどんどん厳しい季節になるため、洗浄力が強いものでゴシゴシしてしまうと、肌に必要な皮脂までも奪ってしまい、より乾燥してしまうというサイクルに陥ってしまうのです。
なので、秋口はクレンジング・洗顔を見直す季節。肌の潤いを守りつつ汚れをきちんと落としてくれるクレンジング・洗顔に変更して。
角質ケアも忘れずに
落としすぎないことが大切、とお伝えしたばかりですが、落としすぎないのもNG。なぜなら、夏に浴びた強い紫外線によってつくられたメラニンは、通常ならターンオーバーとともに排出されるから。そのため、適切な角質ケアで古い角質を取り除くことは、ターンオーバーを促進させてメラニンの定着を防いでくれるのです。
ピーリングや拭き取り化粧水などを、ざらつきが感じたタイミングで取り入れてみて。
ただし、角質を取り除きすぎてしまうと肌のバリア機能が低下してしまい、肌トラブルの原因となってしまう可能性があるので、やりすぎは厳禁。
秋老けを防ぐためのケア2:保湿ケア
秋冬になれば保湿ケアに力を入れるのは当たり前のことのように思えるのですが、秋口には特に必須。なぜなら、夏に浴びた紫外線によって秋の肌はカラカラだから。紫外線のダメージといえば、シミ・シワ・たるみなどのエイジングサインを引き起こすことがイメージしやすいかと思いますが、実は乾燥も紫外線を浴びることで引き起こしてしまうのです。
肌が乾燥してしまうとバリア機能が低下してしまい、様々なトラブルの原因となってしまいます。
毎年秋口になると肌が敏感にゆらいでしまう…なんてお悩みも、夏に浴びた紫外線が乾燥・バリア機能の低下を引き起こし、肌内部に花粉などの外部刺激が侵入してしまい敏感になってしまうという仕組み。
なので、バリア機能をサポートするために保湿することが秋の肌のゆらぎを防ぐために大切なのです。
バリア機能をサポートしているのは細胞間脂質・天然保湿因子・皮脂膜。これらに似ている成分であるセラミド、アミノ酸などを水分とともに丁寧にしっかり与えて保湿しましょう。
秋老けを防ぐためのケア3:血行促進ケア
一見、血行促進とエイジングケアは関係性がないかと思いますが、大いにあり!
血行は、肌のターンオーバーに欠かせない栄養と酸素を運び、老廃物を回収する役割を持っています。血行不良になってしまうと、ターンオーバーに必要なものが運ばれなくなってしまい、ターンオーバーが乱れてしまうことも。すると、乾燥や小じわ、シミなどなど様々な肌トラブル・エイジングサインの原因となってしまうのです。
また、スムーズな血行はくすみを払拭してくれるという嬉しい効果も。
特に今年の夏は暑かったので、冷房を常につけていたり、冷たいものをたくさん食べたりと体を冷やす行動をたくさんしていたのでは?なので、これを機に体を温めて血行促進のためのケアを始めましょう。
一番おすすめなのは、入浴。効率よく体全体が温まり全身の血液の流れがスムーズになるからです。お気に入りの入浴剤とともに入浴すれば、夏の暑さによって疲れた気持ちも和らぎ、血行も促進されるので一石二鳥。ぜひ、秋の夜長には入浴してみてくださいね。
そのほかにも、炭酸系のアイテムをスキンケアに取り入れるのも◎。
秋老けを防ぐためには、落とす・保湿・血行がキーポイント
秋にどっど老けてしまった…なんてことを防ぐためには夏の終わりから、落とす・保湿・血行の3つのケアを実践することが大切。美白・紫外線ケアももちろん大切だけれど、徐々にスキンケアも衣替えしましょう。
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外見だけでなく内側からも美しくなりたいという想いを抱き、日本化粧品検定をはじめとする美容資格を取得。 コスメ、スキンケアの最新情報や『紫外線マスター』として徹底的なUV対策・美白ケアの重要性を発信中。