知っておきたい夏の時期の運動に関する豆知識とは?
暑い夏の時期ですが、ダイエットをしていたり筋トレをしている人には欠かすことができない運動です。夏の時期にする運動に関して疑問に感じること、知っておくと良いポイントなどをご紹介します!
- 2018-07-15
- 中谷早里
ちょっと外出するだけでも汗が出てしまう暑い夏の時期。
なるべく動きたくないと思っていても、ダイエットをしていたり筋トレを続けている方たちにとっては、暑い夏の時期でも毎日の運動は続けていかなければなりませんよね。
そんなに運動量は多くないのにも関わらず、簡単に疲れてしまう理由は何なのか、夏に運動をするとすぐに汗をかきやすいからダイエットには向いている?などといった、夏の運動で疑問に感じることについての豆知識をご紹介します!
夏の時期の運動に関する豆知識
1. 夏に運動するとどうしてすぐに疲れを感じてしまうのか?
夏に運動をするとき冬の時期などに比べると、運動を始めてから疲れを感じるまでの時間がとても短くなってきますよね。
もちろん夏の暑い時期なので、疲れを感じる原因として暑さというものもありますが、夏の時期に運動をすると心拍数が簡単に上がってしまい、心臓に負担がかかってしまうことで疲れを感じやすくなってしまいます。
さらには夏の時期に運動することで血液の量が減少し筋肉の収縮力が落ちてしまい、疲れを感じてしまう原因となる乳酸菌がたくさん筋肉内に溜まってしまいます。
心拍数が簡単に上がってしまう暑い夏の時期に、ダイエットをしているから・筋トレをしているからと長時間キツイ運動を続けてしまうと、心臓への負担が大きくなりケガをしてしまう確率も高くなります。
ダイエット・筋トレのためにたくさん運動したくなる気持ちもありますが、疲れやすく心臓にも大きな負担がかかりやすい夏の時期は、いつも行っている運動量を20パーセントから30パーセントほど下げた運動量を行うことをおすすめします!
2. 夏に運動をすることはダイエットの効果も大きい?
少しの運動をしただけでも汗をたくさんかいてしまう夏の季節です。そんな暑い時期は冬の時期よりもたくさん汗をかくことができて、ダイエットの効果もなんだかアップしそうですよね。
運動しながらたくさん汗を流すことで、運動が終わったあとに体重を計ってみると1~2キロほど体重が減っていた!といった経験のある方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
夏の時期にたくさん汗をかきながら運動をした後は、体重が簡単に1~2キロ減るということもありますが、これは体の中の水分がたくさんかいた汗によって排出され水分不足による体重減少といった場合が多く、運動が終わったあとにのどが渇いて水分補給をすると元の体重に戻ってしまいます。
汗をかきやすい夏にたくさん運動するよりも、基礎代謝量が夏よりも高くなる冬の時期にこまめに運動を行うほうが、ダイエットには効果があるという研究もされています。
3. 運動をしたらどのくらい水を飲まなければならない?
運動を行う30分前にトイレに行き尿の色を確認して、もし色が濃いようであれば運動しながら脱水症状を引き起こしてしまう可能性があるので、運動を始めてからではなく運動をする前に十分に水を飲むことが重要なポイントとなってきます。
運動をはじめてから飲む水の量としては、運動をスタートさせてからだいたい20分間隔くらいで200~250mlの水を補給していきましょう。
短時間で終わる運動ではなく1時間以上運動を続ける場合は、水よりもイオン飲料や果物ジュースといった飲み物を摂取することもおすすめです。
4. 夏は夜に運動するほうが良い?
気温が高くなって熱中症になってしまう恐れもある夏の季節の運動は、高血圧・糖尿病にかかっている人にとっては危険な行為となっています。
暑い夏とはいえ、日が沈んで夜になると気温も少しは下がり運動しやすい環境になるので、夏の時期はなるべく日が照っている昼間に行うのではなく、涼しくなった夜に行うことがおすすめです。
気を付けなければならないのが、糖尿病にかかっている人が朝方も涼しいからと早朝何も食べずに空腹のまま運動を行ってしまうと、低血糖を引き起こしてしまう危険があるので要注意です!
夜に運動をするときは就寝2時間前には運動を終わらせ、ゆっくりと休むようにしましょう。
5. 夏の時期におすすめの運動は?
夏の時期におすすめの運動としてあげられるのは、暑さを回避してくれる水泳やアクアロビックなどといった水中でできる運動です。
水とエアロビとが合わさったアクアロビックは、地上で運動するよりも約3倍ほど効果が高いといわれており、ダイエット効果だけでなく筋肉の弾力や心肺機能の向上といった効果もある運動法となっています。
また水中だけでなく、日陰があって日が照りすぎていない場所での登山や、自転車に乗ることもおすすめします。
自転車に乗ることで、運動しながら受ける風によって体温が急に上昇してしまうのを防いでくれる効果があるので、夏には日陰の多い場所で自転車に乗るのも良い運動法となっています。
水分補給をしっかりしながら適度な運動を
いかがでしたでしょうか?
暑い夏の時期はちょっと動いただけでも汗をたくさんかいてしまって、体が水分不足になりがちとなってきます。
こまめに水分補給をしながら脱水症状になってしまわないように気をつけて、自分に合った運動法を見つけていくことが大切です!