夏に向けてムリなくスリムに!“糖質コントロール”ダイエット法
ようやく暖かい気候になり、夏の訪れを感じられるようになりましたよね。しかし、夏に近づくとともに、二の腕の露出やお腹にピタッと密着した服を着る機会が増えますよね。皆さんは薄着になる準備ができていますか?
今から慌ててダイエットを始める方も多いかもしれませんが、厳しい食事制限を伴ったダイエットをすれば、一時的には理想の体型を手に入れられるかもしれませんが、長期的な目で見るとそれを維持することが難しく、健康を損なう可能性もあります。そこで、今回は日常生活において、ほんの少し心がけるだけでできる、糖質コントロールダイエット法をご紹介します。
- 2018-05-18
- 剱持百香
炭水化物はGI値の低いものをチョイス
“糖質制限”ダイエットが一般的になりましたが、糖質は本来体のエネルギーになる大切なもの。糖質を摂りすぎてしまうと、太ってしまいますが、減らしすぎてしまっても体に影響が出てしまう可能性もあるのです。なので、糖質を減らすのではなく、太らないための糖質の選び方として、GI値を意識して炭水化物(糖質)を選びましょう。
GI値とは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、同じグラム数の炭水化物を摂ったとき、食後の血糖値がどれくらい上がるかを示す値です。
血糖値が急激に上がると、正常な血糖値に下げようとインシュリンというものが分泌されます。インシュリンは糖をエネルギーとして筋肉や臓器などに供給してくれますが、余った糖質は体内に脂肪として蓄える役割も持っています。これが体に脂肪がつく仕組みです。
血糖値の上昇が急であればあるほど、インシュリンが多量に分泌されてしまい、「糖が余っているから、脂肪をため込まないと!」と体が勘違いをしてしまうのです。
つまり、インシュリンの分泌を少量で済ませるために、血糖値の上昇を緩やかにすることがダイエットのキーポイントなのです。そこで、血糖値の上昇を緩やかにしてくれるGI値の低い食品を選ぼうというわけです。
例えば、白米と玄米を比べた場合、「白米のGI値は76、玄米のGI値は62と玄米のほうがGI値が低い」です。うどんとそばを比べた場合、「うどんのGI値は62、そばのGI値は46とそばのほうがGI値が低い」です。
GI値は調理法や食べ合わせによっても変化しますが、このように、精製された穀物を使用したものはGI値が高い傾向にあります。なので、炭水化物を選ぶ際には、GI値を意識してなるべく白いものを避けて選ぶようにしましょう。
食べる順番は汁物と野菜から!
血糖値の急激な上昇は脂肪を蓄えてしまうことに関係がある、というのは先ほどもお伝えした通り。食べる順番も血糖値の急激な上昇に影響するのです。炭水化物やメインの料理よりも、汁物や野菜を先に食べて、その後メイン、炭水化物の順に食べると血糖値の上昇が緩やかになると言われています。さらに、炭水化物にたどり着くまでによく噛むことで、満腹感を得られて、結果的に食べすぎを防止することもできるのです。
一点だけ注意したいのが、野菜といえども、かぼちゃ・芋類・人参・たまねぎなどは野菜の中でも糖質が高いため、食事の後半に食べることをおすすめします。
間食との付き合い方を見直す
ダイエットには間食はNGと思われがちですが、選び方さえ間違えなければ大丈夫。むしろ、空腹時に急に糖質を摂ってしまうと、血糖値が急上昇してしまって太りやすくなってしまいます。そのため、血糖値を一定に保つためにも、間食は有効なのです。
しかし、何を食べてもよいというわけではありません。糖質が低いものを中心に選びましょう。
間食におすすめの食材は、
- 食物繊維とビタミン、ミネラルが豊富なナッツ類
- たんぱく質が摂取できるヨーグルトや卵、チーズ
- ポリフェノールが豊富なカカオ70%以上のチョコレート
などです。
空腹でストレスが溜まってしまい、夕食にドカ食い……なんて最悪の状況に陥らないためにも、間食との付き合い方を見直してみてくださいね。
我慢するダイエットはもう終わり!
血糖値を一定にコントールして、無理なくダイエットをする方法をご紹介しました。
今回紹介したものは、我慢するダイエットではなく、炭水化物や間食との付き合い方を見直したり、食べる順番を変えてみたりするとても簡単なものばかりです。
大人女性のダイエットは、無理をしてしまうと体に悪影響を及ぼしてしまう可能性があるので、ひたすら我慢をするダイエットではなく、日常のちょっとしたことを意識するだけで自然とスリムになっていた、というダイエットが理想です。ぜひ毎日の生活に取り入れてみてくださいね。
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外見だけでなく内側からも美しくなりたいという想いを抱き、日本化粧品検定をはじめとする美容資格を取得。 コスメ、スキンケアの最新情報や『紫外線マスター』として徹底的なUV対策・美白ケアの重要性を発信中。