心のケア忘れていない? 毎日のケアに“香り”を取り入れて心をほぐそう
食べ物でインナーケアを、スキンケアでフェイシャルケアをと、内側から外側から毎日頑張ってケアしているかと思いますが、もう一つ忘れてはいけないところがあります。それは「心のケア」。心はとっても繊細で、ストレスを受けてちょっぴり元気がなくなってしまうと、途端に肌や体の内部に影響を与えてしまいます。今日から大切な「心のケア」も始めてみませんか?
- 2018-03-24
- 剱持百香
ストレスには良い面もあるけれど…?
ストレスといえば人間関係の悩み、仕事の悩みなどを思い浮かべがちですが、実は寒暖差などの環境的なもの、睡眠不足や栄養不足などの一見ストレスの要因になりそうにないものからも私たちはストレスを受けているのです。
とはいえ、ストレスには良いストレスもあります。良いストレスは何かを頑張るための原動力になるので、良いストレスによる適度な緊張はポジティブな影響を与えます。
しかし、自分が不快に感じる悪いストレスが過度に溜まってしまうと、心と体に影響を与えてしまうのです。
では、過度なストレスを感じるとどうなってしまうのでしょうか。
ストレスを感じてしまうと起こってしまうこと
心はとっても繊細
まず心理的な面では、イライラしたり感情的になったりと情緒不安定になってしまいます。また、憂鬱で気分が落ち込みがちになってしまい、新しいことに挑戦する意欲もなくなってしまいます。
些細なことで疲れてしまう方も、ストレスが溜まっているのかもしれません。
肩こりもストレスが原因?
その他にも、片頭痛や胃痛、肩こりなど多くの方が悩んでいる症状も、ストレスが原因の一つです。また、ストレスが過度に溜まりストレスフルな状態になると、胃潰瘍や自律神経失調症、うつ病などの病気にもなってしまうのです。
もちろん美容面にも影響がある!
そして忘れてはいけないのは、美容面への影響。ストレスはこれだけ体と心に影響があるのだからもちろん美容面にも影響を与えてしまうのです。
まずは、ターンオーバーの乱れ。ストレスを感じてしまうと、身体が緊張状態になってしまい、血管が収縮、するとターンオーバーに必要な酸素や栄養を運ぶ血液の流れがうまくいかずターンオーバーの乱れに繋がり、肌荒れになってしまいます。
また、エイジングの原因の一つとも言われている“活性酸素”も、ストレスがきっかけでできてしまうとも言われています。ストレスを感じると、ストレスから体を守るホルモンが分泌されますが、このホルモンを分泌する際に活性酸素が生成されてしまうのです。
そのほかにも自律神経や女性ホルモンのバランスを乱すなど、ストレスは美容面にも大きな影響を与えているのです。
しかし、ストレス社会とも言われている現代で、ストレスを完全に0にして生きることはとっても難しいこと。こういった状態になる前に、「心のケア」をして、ストレスと上手に付き合う方法を知ることが大切です。
心のケアには「香り」を取り入れて
心のケアのためのストレス解消法には、おのおの自分なりのスタイルがあるかと思いますが、私が心のケアのためにおすすめしたいのが「香り」を取り入れた生活です。
少し難しい話になってしまいますが、香りは鼻に入って嗅上皮(きゅうじょうひ)と言われている部分に溶け込みます。そこで、細胞が電気信号に変換し脳の大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)という部分にダイレクトに働きかけることで初めて“香り”として認識されるのです。
大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)は自律神経系をつかさどる視床下部(ししょうかぶ)と繋がっています。
なので、言い換えれば嗅覚は本能に働きかけているということ。嗅覚は五感の中で唯一本能にダイレクトで伝わるのです。
そのため、香りを嗅ぐと心が安らぐというわけ。
お気に入りの「香り」を近くにおいておこう
一般的に“リラックスする香り”などと呼ばれているものはありますが、心のケアに一番大切なのは自分が心地よいと思う香りを取り入れること。
スキンケアアイテムでもよいですし、入浴剤やキャンドルでも構いません。1日の中で10分だけでも頭の中を空っぽにして、香りに包まれながら心をケアする時間を作りませんか?
きっと心がほぐれて、「明日も頑張ろう!」という気持ちが湧き上がってくるのを実感できますよ。
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外見だけでなく内側からも美しくなりたいという想いを抱き、日本化粧品検定をはじめとする美容資格を取得。 コスメ、スキンケアの最新情報や『紫外線マスター』として徹底的なUV対策・美白ケアの重要性を発信中。