他の穀物よりビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な玄米

玄米は、他の穀物よりもビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富で、古くから人気の健康食品です。昔の人が粗食でも健康でいられたのは、玄米を主食にしていたからとも言われているくらいです。

なかでも、ビタミンBの含有量は白米の8倍以上とされており、元気の源ともいえるくらいの栄養が含まれていることが分かりますね。食物繊維も白米の5倍ほど含まれており、白米よりも玄米を食べた方が健康的であるということは確かなようです。

ですが、なんといっても食べにくさがネックですよね。とてもおいしい玄米が見つかればよいのですが、それでも毎日だと白いご飯が恋しくなるかもしれません。そうでなくても、白米以外にもパンやパスタといった別の主食がある中、玄米を毎食食べるのは少し難しいでしょう。

そこで、玄米を摂る別の方法をお教えします。

玄米ご飯は苦手という人は“玄米粉”がおすすめ

玄米ご飯は苦手という人は「玄米粉」を使ってみましょう。玄米粉とは、玄米を粉砕して粉状にしたもので、薄力粉のように使用することができ、いつも薄力粉を使っていた場面で代わりに使うこともできます。

最近では、健康食品のお店やネットで手軽に手に入れることができますので、挑戦しやすいアイテムです。

玄米粉で“シチュー”を作ってみよう

玄米粉の活用方法は多様ですが、シチューやカレーにとろみをつけるのに使ってみると、ごく自然に薄力粉から切り替えることができて便利です。普段は市販のルーを使っているという人も、ぜひ試してみてください。

お鍋に油をしき、そこに玄米粉を振って炒めます。炒めながら少しずつ牛乳か豆乳を足していくと、だまにならずにとろみのあるルーが出来上がります。

ここにさらに豆乳か牛乳を注ぎ、水を加えていけば、シチューのスープ部分が出来上がり。野菜やお肉を足して煮込めば、美味しいシチューになります。味付けはコンソメか、クラムチャウダーにしたい時はあさりと塩を足しましょう。

カレーにしたい時はカレー粉を足してあげればOK。シチューを翌日にカレーに変身させるときも、カレー粉を足せばいいので便利です。

玄米粉で“パンケーキ”を焼こう

玄米粉はパンケーキを焼くのにも使えます。通常のパンケーキを焼く時と同様に、玄米粉にたまご・砂糖・牛乳・ベーキングパウダーを足して、フライパンで焼けばOKです。いつもとは少し違った食感になりますが、もちもちとして美味しいので、休日の時間のある朝の朝食などにとってもおすすめです。

上級者はパン作りにも挑戦

上級者はぜひパン作りにも挑戦してみましょう。玄米粉で作るパンは強力粉と違い、こねてもしっかりとまとまるということはなく、少し緩い位の状態で焼いた方が美味しくできます。詳細はレシピを確認しながら作るといいでしょう。いつものパンよりももちもちして食べごたえがあり、とってもおいしいですよ。

“玄米フレーク”は手軽に取り入れられるおススメ朝食

玄米のとっても手軽な取り入れ方は、シリアルで食べること。玄米から作られた玄米フレークのようなシリアルはたくさん販売されており、さっと用意できる朝ごはんにぴったりです。

形状も、一般的なコーンフレークのようなものから、噛みごたえのあるもの、細長いもの、丸くてサクサクしたものなどいろんなものが販売されています。好みのものを用意して、ヨーグルトなどと一緒に召し上がれ。

うまく玄米を取り入れて、ヘルシー生活

うまく玄米を取り入れて、ヘルシー生活始めましょう。ちょっと苦手意識があった人も、手軽に取り入れやすい玄米商品が沢山出ているので、好きなものをチョイスして、毎日の食卓に取り入れてください。

ビタミン・ミネラル・食物繊維、どれも豊富な玄米を、ぜひ美味しく召し上がれ。