冬に肌がくすんで見えてしまう原因は？

肌が冷えている

寒い冬は、外気温にさらされてお肌の温度も低下。そのため、血流が悪くなってしまうことで肌がくすんで見えてしまいます。

お風呂上りのほんのり頬が染まるような体が温まっているときは、血流も良く、お肌がくすんで見えることはあまり感じないと思います。 色っぽいといわれるのは、血流が良いお肌。冷えは手足や内臓だけでなく、肌にとっても大敵です。

乾燥によるキメの乱れ

外に出れば最少湿度が20％という日があったり、室内ではエアコンが効いて喉がイガイガしたり、冬はどこもかしこも乾燥する条件が揃いがちです。 肌が乾燥するとキメが乱れてしまうことで、肌がくすんで見えてしまいます。

ラフ板効果や、光の反射を取り入れたコスメなど、肌が光を反射すると肌がとても綺麗に見えますが、それも肌のキメがあってのもの。 キメが乱れていては、光も反射せず、どんより見えてしまうのです。

ターンオーバーの乱れ

肌のターンオーバーは28日周期と思っていませんか？　実は、加齢や生活習慣によって、ターンオーバーはどんどん周期が長くなっていくんです。 乾燥もターンオーバーを乱れさせるひとつですが、睡眠不足や食生活の乱れなど、生活習慣の乱れはそのまま肌周期に影響してきます。

肌の生まれ変わりが遅くなることで、古い角質が肌に残りやすくなり、肌がくすむ原因になってしまいます。

メラニンの蓄積

夏にたっぷり浴びた紫外線によって作られたメラニンは、肌のターンオーバーを繰り返していくうちに排出されていきますが、肌周期が乱れていることで蓄積されてしまいます。

日焼け対策は、紫外線を浴びないことと、浴びてしまったことで作られたメラニンの排出を、いかにさせるかが大切です。

冬ぐすみしてしたら「今すぐできるコト」

1．温めて血行促進

冷えて血色が悪くなった肌を温め、血行を促しましょう。毎日入浴して、体の芯から温めることは、肌の血行促進にも繋がります。 朝起きて、顔がくすんでいると感じた時は、ホットタオルで温めるのがおすすめ。

顔にのせてじんわり温め、タオルの上から指先で何箇所が押し、更に血行を促進させてみて。冷たい肌にスキンケアをしてメイクをするより、温めた方が肌トーンが明るくなりますよ。

2．睡眠リズムの見直し

肌のターンオーバーに関係するひとつが睡眠です。寝ている間に成長ホルモンが分泌され、肌の新陳代謝が促されますが、睡眠時間が足りていないと十分に成長ホルモンが分泌されません。

また、眠りが浅いなど、睡眠の質も関係が。深い眠りについている時に成長ホルモンが分泌されるため、睡眠時間が足りていても、質が悪いとやはり成長ホルモンの分泌がされなくなってしまいます。 寝る前のスマホや深酒など、睡眠の質を低下させることを見直したり、睡眠時間を確保することは、肌の調子にも関わってきます。

3．保湿、ちゃんとできていますか？

乾燥する季節は、保湿をきちんとしている人が多いはず。でも、ほんとうにしっかり保湿している自信がありますか？

肌にスキンケアが入っていかないような気がするなら、古い角質や毛穴の汚れが浸透を妨げているのかも。軽いピーリングやディープクレンジングで、スキンケアが入る状態を作っていきましょう。

化粧水は、肌にこれ以上入らない、と感じるまで重ねづけをするのがおすすめ。スキンケアが浸透しやすいように、保湿をしっかりしたい季節はブースターを使うのもおすすめです。

4．ターンオーバーを促進させるには？

肌のターンオーバーが早いほど、肌の生まれ変わりが早いので、美肌に近づけるといえます。 乱れてしまった肌のターンオーバーを早めるには、良い睡眠をとること以外にも、古い角質をオフすること、ターンオーバーを促進する食事で、内側からも対策をしましょう。

肌をつくる細胞の材料となる“タンパク質”、肌の弾力をつくる“ビタミンA”、コラーゲンの生成に関わる美肌のビタミン“ビタミンC”などのほか、肌のターンオーバーを促進する美肌のミネラル“亜鉛”、血流を良くする若返りのビタミン“ビタミンE”などがおすすめです。

亜鉛は牡蠣、レバー、ココアなどに、ビタミンEはかぼちゃ、ナッツ類、うなぎなどに多く含まれています。 せっかくとった栄養素の吸収が良くなるように、腸内環境を整えることも意識しましょう。

肌の調子は女性にとって、その日の気分を左右する大事なこと。冬ぐすみを解消して、朝から気持ち良く1日を過ごすための参考にしてくださいね。