【徹底解説】乾燥がピークの今こそ知るべき!代表的な「保湿成分」5つ
セラミド、アミノ酸、ヒアルロン酸などなど乾燥肌にイイっていう保湿成分はたくさんあるけど、正直どれが効くのかわからないと感じている方も多いのではないでしょうか。そんな保湿難民の方に代表的な保湿成分の‘保湿力三ツ星評価’とその特徴をご紹介します!「保湿力★3つ!」となる保湿成分はどれなのか必見です!
- 2018-01-21
- 剱持百香
乾燥肌さん必見! 代表的な保湿成分のラインナップはコレ
今回のラインナップは、みなさまがよく聞く「セラミド」・「アミノ酸」・「ヒアルロン酸」・「コラーゲン」・「グリセリン」の5つです。それでは一つ星の成分から紹介しますね。
【1つ星:★】昔から使われている‘グリセリン’
水分をつかむ性質、吸水性に優れているため、化粧水や乳液など様々な保湿化粧品に配合されています。しかし、冬場などの湿度が低いときは保湿力が下がってしまうため、1つ星評価です。とはいえ、とっても安全性が高く医薬品にも配合されています。
【1つ星:★】天然保湿因子の一種‘アミノ酸’
肌のバリア機能に欠かせない、NMF(天然保湿因子)の主成分のアミノ酸は水分をつかむ働きを持っています。さらっとした使用感の良いテクスチャで、主に化粧水に配合されていることが多いです。
グリセリンと同じく冬場などの湿度が低い時には保湿力が下がってしまうのが難点……。しかし、肌にもともと持っている成分のため敏感肌の方も安心して使うことができます!
【2つ星:★★】肌の弾力を担う‘コラーゲン’
モチっとした弾力のある肌に欠かせないコラーゲンですが、その働きをしているのは化粧品が届かない真皮層での話。なので化粧品でコラーゲンを与えたから弾力のある肌が手に入るわけではないので注意してくださいね。
とはいえ、コラーゲンは水分を抱え込む力があるので、角質層では保湿成分として働いてくれます。もともと肌に持っている成分のため、湿度が下がっても水分を抱え込んだままキープしてくれますよ。
【2つ星:★★】水分を抱え込む力はピカイチ‘ヒアルロン酸’
ヒアルロン酸は1gで2~6Lもの水分を抱え込むことができます。その高い吸湿性を持つため、乾燥から肌を守りキメの細かい肌にしてくれます。こちらもコラーゲンと同様もともと肌に持っている成分のため、湿度が下がっても水分を抱え込んだままキープしてくれます。
【3つ星:★★★】文句なし最強保湿成分‘セラミド’
セラミドは肌のうるおいの大部分(80%)を担っている細胞間脂質に似た成分です。
セラミドが最強の保湿成分と言われるゆえんは、「一度つかんだ水分を挟み込んで離さない」という強力な水分保持力を持っているから。なんと湿度が0%になってもその水分を挟みこんで離さないのです。そのため最強の3つ星高保湿成分は文句なしでセラミドなんです。
【番外編:星なし☆】一見乾燥肌によさそうな‘ワセリン’
ワセリンはそのテクスチャからなんだか保湿力がありそうに思えますが、実はワセリン自身に保湿力はありません。なぜなら、構造が水とまったく混ざらないため、肌内部(角質層)に浸透しないのです。言い換えると、肌内部(角質層)の水分蒸発を防ぐ力にはとっても優れています。イメージとしては肌の保護膜です。
そのため、ワセリンの正しい使い方は、今回紹介したような保湿成分を肌内部にしっかり与えて、それらの蒸発を防ぐために使うのが正解です。また、肌が荒れていて何を使っても刺激を感じるという場合にはワセリンに頼るのが◎。ワセリンは医薬品に使われるくらい安全性の高い成分なので、肌を保護する役割をしてもらいましょう! そんなときは純度の高い白色ワセリンを選ぶようにしましょうね。
代表的な保湿成分「セラミド・アミノ酸・ヒアルロン酸・コラーゲン・グリセリン」の5つを紹介しました。保湿成分は単独で使うよりも複数を組み合わせて使うとさらに効果が上がるといわれています。そのため、保湿力が最強のセラミドだけを使うのではなくいろいろな成分が入ったアイテムを組み合わせて使って乾燥肌対策をしてみてくださいね。
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外見だけでなく内側からも美しくなりたいという想いを抱き、日本化粧品検定をはじめとする美容資格を取得。 コスメ、スキンケアの最新情報や『紫外線マスター』として徹底的なUV対策・美白ケアの重要性を発信中。