すっきり”フェイスライン”!「二重あご」とサヨナラする「顔トレ」法は?
年齢とともに、身体の筋肉が衰えてしまうのは仕方のないことです。ですが、二重あごは、どうしても妥協できませんよね。二重あごになると、そんなに体重が増えたわけでもないのに、変に太って見えます。それに、スタイルが良い女性が好きな男の人にとって、二重あごは恋愛対象外にてしまう傾向があるそうです。そこで、二重あごを劇的に改善する顔トレ方法をご紹介します。
- 2017-09-02
- 松澤ますみ
「二重あご」になる仕組みとは?
大きな要因は、
- 姿勢の悪さ
- 集中による食いしばり
- 目の疲れ
この3つです。
1.姿勢の悪さ
スマホを使っているときの姿勢などは、背中が丸く、首が前に出てしまっています。長時間その姿勢でいることで、背中や腰が曲がって筋肉も衰えてしまいます。また、猫背は内臓を圧迫してしまい、自律神経や呼吸の乱れ、リンパや血液の循環が悪化することで、顔のむくみにも繋がってしまうのです。
どんどん溜まっていく老廃物や水分を積極的に出していかないと、脂肪となって二重あごができてしまいます。また、下を向く重力で表情筋が垂れ下がることも、あごに雪崩が起こる原因です。
2.集中による食いしばり
ネットサーフィンなど、長時間集中する行為をすると、表情筋がこわばり、無意識に口が”への字”になるので、顔が歪み、口の周りの筋肉が硬くなり、血行不良が起きてしまいます。無表情になってしまうことで、表情筋が衰えて、痩せてくると脂肪がつきやすくなります。そして、フェイスラインが保てず脂肪がつきやすくなり、二重あごにつながります。
3.目の疲れ
近距離で長時間スマホの画面などを見ることで、目が疲れ、それが原因で血行が悪くなり、目元のたるみとなって、顔の下の方へと垂れてきてしまいます。
一度二重あごになってしまうと、なかなか解消できないのでやっかいです。癖がついて凝り固まった筋肉は、少しのマッサージなどでは治らず、その上に厚く乗った脂肪も取って、コリをほぐさなくてはいけないので、早めにケアをしましょう。
二重あごを、解消&予防する「顔トレ」方法
ステップ1:首 筋肉のコリ解消&リンパの流れを促進
【1】前傾姿勢で前に出ている首を、まっすぐ正しい位置に戻す。肩を下げて、後ろで手を組む。右斜めに顔を上げて首を伸ばす。同じように、左斜めに顔を上げて逆側の首を伸ばす(各10秒)。再び、首をまっすぐな位置に戻す。
このとき、手を後ろで組むことで肩が開きます。その状態で首を伸ばすことで首の位置が正しくなり、首の筋肉も伸ばしやすくなります。
【2】右手を首の左側のつけ根に添えて押さえ、右斜め上に首を伸ばす。そこからさらに頭をぐっと後ろへ伸ばし、あごの裏の筋肉をよく伸ばす。
【3】あごの裏が伸びきったら、舌を右斜め上に突き出す。これを5回繰り返す。
逆側も同じように【2】と【3】の行程を。
【4】最後に、真正面を向いて同じ動作を。舌はまっすぐ鼻につけるように上に伸ばす。これを5回繰り返す。
このストレッチで、首の前面にある筋肉が鍛えられ、血流が良くなってリンパの詰まりが取れます。舌を出して引っ込める動作を、各5回ずつしっかりやると、締まって二重あごがシャープになりますが、慣れるまでは少なめにしてもOKです。
ステップ2:顔のこわばりをほぐしてリフトアップ
顔のたるみのうち、実は二重あごは末期と言われています。一段階目にくるのがゴルゴ状態(眼瞼下垂)→二段階目にほうれい線、頬たるみ→三段階目に口元→最後があごです。解消するために、顔の筋肉を鍛えて、あごまで落ちてきた脂肪を元の位置に戻します。筋肉に正しい位置を覚え込ませることによって、たるみの予防ができます。
【1】拳を頬にぐっと入れ込んで、咬筋をぐりぐりと揉みこねてほぐす。リンパが詰まっているエラの部分も、あごの骨に沿って拳でぐりぐりと詰まりをほぐす。目安は、口を開け閉めして軽くなるまで。特にかみ合わせのところは、凝るのでしっかりと。
口周りの筋肉は、顔全体に派生して作用しているので、とても大事な部位です。おばあさんになると、口周りがシワシワになるのは、動かさないことが原因です。
【2】エラをぐっと掴んで左右に揺さぶりほぐす。
ここをほぐし続けると柔らかくなり、あご周りがすっきりとしていきます。実はエラは、噛み癖でできたものなので、なくせるのです。
【3】こめかみに手のひらを置いて、斜め上にぐりぐりと動かして、側頭部を柔らかくほぐしてから、手を頭に添えて、斜め上にぐっと引っ張る。引っ張ったときに、ほうれい線が消えるのが、筋肉の正しい位置です。
咬筋と目の横の側頭筋は、あご骨と頬骨に繋がって表情筋を支えている一番の根幹で、身体でいうインナーマッスルのようなものです。この土台が落ちると、その上にある表情筋や、脂肪も一気にどっと落ちてしまいます。引っ張るときには、まっすぐに手を置いてしまうと効果が出ないので注意してください。目尻を上げた顔は、10年前の顔なので、10年前を思い出しながらやってみてください。
【4】ほうれい線に沿って手を置いて、ぐっと支えて持ち上げて頬骨の高いところへ引っ張る。笑って口角を上げる(10秒)
【5】目の下のたるみを上げるトレーニング。頬の筋肉をぐりぐりとほぐしてから、手で誘導して上へ引っ張る。
このとき、上唇を鼻につけるイメージで、上唇を上げて鼻につけるように「う~」という口をキープします。また、眉間にシワを寄せてしまうと、シワができてしまうので気をつけてください。梅干し口にならないように、上唇だけを上げるのがポイントです。口から頬骨についている大頬骨筋は、笑ったときに動く筋肉で、口角を上げて頬骨を動かすことがとても大事です。ここを鍛えないと、眼下や鼻の横の動かない筋肉から衰えてくるため、目の下のたるみやほうれい線ができてしまうのです。
上唇を上げることで、目の下や鼻の横の普段使わない筋肉を動かします。まず、コリをほぐしてから、たるんだものを持ち上げるために鍛えるのがこの顔トレのコツです。ワンセット5回ずつ朝・晩が効果的です。もし難しければ、1日のどこかで1回だけでもOKです。
いかがでしたか?顔トレをぜひとも続けて、二重あご解消&筋肉の形状記憶をしてみまよう!
※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。