どうして?女性は男性よりも「多く眠らない」といけないの?
男性がドライブに連れて行ってくれたのに、ついつい助手席で眠ってしまい、ちょっと申し訳ない気持ちになったことはありませんか?それは運転していないからという理由以外にも科学的な根拠があることが最近の研究でわかりました。実は、つまらないから眠っているのではなく、女性は男性よりもよく眠らないといけない理由があったのです。
- 2017-08-29
- Maki.C
女性と男性の「脳」は違う!
女性と男性の脳は大きく異なります。この違いが、睡眠の仕方にも違いを作っていたのです。イギリスにあるLoughborough大学による研究で、眠っている間の男性と女性に大きな違いがあることが分かりました。この理由を知ると、「すぐに眠る」とぼやく男性にしっかりと言い訳ができるようになります。もし、デート中などでも眠くなってしまうときは、この理由からきているのかも知れません。
女性の脳にとって「睡眠」はとても必要なものとなっています。実際に研究をしているHorne先生は「睡眠が足りなくなると、女性の脳には日中の中で精神的なダメージとなり、怒りの感情が起こりやすくなったり、不安、落ち込みにつながりやすくなります。」と話しています。このような感情の変化は男性には起こりにくいのです。
そう。女性だけが睡眠不足でダメージを受けます。これを改善するには、もっと休息を増やさないといけません。一般的に「8時間睡眠」が良いと言われていますが、確かにこれはスタンダードな時間で、人によっては足りないこともあり、7時間でも十分な場合もあります。
どうして女性の脳は睡眠が必要なの?
女性は、しないといけないことがたくさんあり、忙しく過ごしているとどんどん脳内にストレスを溜めていきます。そのため女性は疲れやすくなっています。健康的にいるためには、女性は睡眠や休息をしっかりと取らないといけません。つまり「日中に頭を使えば使うほど、夜の休息が必要となってきます。」
もちろん男性も、仕事をする中でいろいろな決断をしたり、仕事をこなしていますが、同じように疲れていても女性のように睡眠がどうしても必要というわけではありません。男性が女性と同じ行動をしても、女性ほど睡眠が必要にはならないと言われています。
つまり、「日中のストレス量=睡眠量」となるのが女性の特徴です。妊娠中、生理中なども眠たくなることがあります。これも身体が感じるストレス量が変わることに由来していると言われています。「僕だって仕事をしているのに夜に寝るなんて!」と言われても女性のほうが眠たくなるのは仕方がないんですよね。
眠らないといけないのになかなか寝れない…
ここまでで、女性はストレスを感じる時に寝ないといけないことが良く分かったと思います。でも問題は、ストレスを感じているときになかなか寝れないことです。心配事があると、そのことが頭の中でモヤモヤとして、イライラとしてなかなか寝れなくなり、さらに疲れを呼んでしまうのです。ストレスを感じているときは、早めに電気を消して睡眠できるように夜の過ごし方を変えてみませんか?
生理中の睡眠不足は工夫をしよう
そして、寝る前に生理痛を感じるときは腹痛を抑えるように工夫をしたり、ナプキンを多めにショーツに敷くようにします。そうすることで、「寝ている間に汚れてれてしまうかも」なんて不安がなくなり、ぐっすり安心して寝れるようになります。このように、まず工夫次第で取り除けることはクリアしておきましょう。
ただでさえ、生理中はイライラしやすかったり、ムクミ、頭痛、胸のハリなどで身体的に変化があり、ナイーブになりがちです。一般的な女性には生理が一月に一回来ますが、生理前から生理が終わるまでの期間を入れると1ヵ月の1/3ほどを不快感の中で過ごすこととなります。そのため睡眠中にも何かしら不快感を感じたりしやすくなり睡眠不足になりやすい女性が多いです。
できるだけ生理中も快適に過ごせるように工夫をしながら、できるだけ休息を多めに取る様に努めましょう。また、生理中などは室温の感じ方なども変わるので、状況に応じて快適に過ごせる温度設定にするようにしましょう。
日中は、女性の脳の方が忙しい?
マルチタスクという言葉を聞いたことがありますか?これは、仕事をするうえで時々聞く言葉ですが、「一つのことをしながら同時進行で他のことをする。」というものです。男性は一つのことを集中すると周りが見えないことが多いです。例えば、男性にテレビを見ているときに話しかけても聞こえていないことが多いですよね。
それに対して女性は、同時に何かをしながら他のことをこなしたりします。しかし、このマルチタスキングする女性の能力は、どんどん脳の中を疲れさせていくのです。この能力を使えば使うほど脳のエネルギーを奪っていくのでそれを補うのも「睡眠」が必要となってくるのです。
このように女性の脳の働き方や身体の変化などで、女性は睡眠を必要としているのでその時のコンディションを細かく理解して睡眠時間を調節するようにしましょう。
※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。
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通訳・翻訳家。ヨーロッパで発信されている流行やトレンドを一早くキャッチするために日々情報収集しています。ヨーロッパ発の健康法やライフスタイルで心から健康に美しくなれる方法を毎日を忙しく過ごしながら、おしゃれ・恋愛・仕事に励む女性にお届けしています。