「ストレス太り」の真偽!”どうして”太らせるの?

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「ストレス太り」の真偽!”どうして”太らせるの?

「ストレス太り」と言われますが、本当に太るのでしょうか?太るとしたらどうして?ストレスと体重の関わり合いはとても強く、とても大きな影響を与えます。その関係を見てみましょう。

どうして「ストレス太り」するの?

仕事でストレスを感じる女性

女性にとって体重はとても繊細な問題です。いつもより少し多く食べてしまったときや明らかにあまり動いていないときなどは、太ってしまっても理由は明確です。このように、女性は、太った時には毎回、何が悪かったか分かろうとします。

でも、ときどき、理由が分からないときもあると思います。そんな時は、もしかすると「ストレス」が原因かもしれません。ストレスが私たちの体に及ぼす影響は、思った以上に大きなものだということを知っておかないといけません。

体重が増加したり、減少したりするのは時期やホルモンのバランスなどもありますが、その時期やホルモンバランスなどを毎日の中で感じていたり、溜めているプレッシャーによるものが多いです。

でも、そのプレッシャーやストレスに対しては、日常の中でケアをほとんどしていない、または、まったくケアしていない人が多いですよね。ストレスが、体に及ぼす影響は本当にいろいろです。それに対してストレスを取り除くことは難しく、時間とともに慢性のストレスへと変わっていきます。そのストレスが、イライラを感じさせたり疲れを起こしたりします。

ストレスは、家事、仕事、人間関係、育児などいろいろなものからやってくるのに、最終的にストレスという分けることができない、一つの塊となって身体の中にたまっていきます。目に見えないから取り除きにくく、あまりにもたくさんのものが溜まってしまうと原因が分からなくなってしまい、どうすればいいのか分からなくなってしまうものです。ストレスが引き起こす、「太らせる原因」を見てみましょう。

「ストレス太り」の特徴

甘いものをやけ食いして太る

  • 急に甘いものをやけ食いしてしまうようになる。食べることが「ストレス発散」になっている。
  • 筋肉の弾力や引き締まりがなくなり、急に体重増加した。
  • 体重増加とともに体調が悪くなった。
  • 肌の調子が悪くなり、ニキビや吹き出物が多くなった。

甲状腺

高カロリーの食事を選ぶ

ストレスは、コルチゾールレベルを高くしてしまうことがあります。甲状腺の機能がストレスにより悪くなってしまうと、新陳代謝が下がり、同じ量を食べているのに急に太ったりします。

神経伝達物質

甘いものを食べる

神経伝達物質というと難しく感じますが、ストレスを感じた時私たちの身体に必要になってくるものです。「セラトニン」「ドーパミン」もその一つです。セラトニンやドーパミンは、良い気分になれる幸せホルモンと言われています。

  • セラトニンは、心を穏やかにしてくれて安らぎを感じさせる効果があります。
  • ドーパミンは、快ちよさを感じさせて気持ちを前向きにしてくれる効果があります。

セロトニンが出ると痩せる効果もあると言われていますが、ストレスがあるときは体を守ろうと機能し始めます。例えば、恋をしているときはセロトニンがたくさん出ている状態です。恋をすると、食べ物が喉を通らなくなり、どんどん痩せていくこともあります。それは、セロトニンのヤセ効果だと言われています。恋をした時に脳から自然に発生している状態です。

これらの理由から、神経伝達物質がとてもストレス解消にとって大切なことが分かったと思います。でも、セロトニンは、ヤセ効果があるのにどうしてストレス太りにつながってしまうのでしょうか?

ここで一つ問題があります。ストレスを解消するためにこれらの物質を放出させるために必要なのが、「糖分」と「炭水化物」です。これらがないとストレスを和らげる物質が出なくなってしまうので、太ってしまうのです。ストレスがある時に急に甘いものを欲しくなったり、無我夢中で食べてしまうのは、この身体の反応によるものだったのです。

コルチゾール

Sad lonely beautiful woman sitting on the pier

先ほども甲状腺のところでも「コルチゾール」の話に触れましたが、コルチゾールは、副腎で分泌されるホルモンで脂肪をため込み、筋力を落とさせる働きがあります。コルチゾールが過度に増えると、体の引き締まりが失われて、どんどんダイエットが難しくなってきます。また、水分の流れが悪くなり、セルライトがどんどんたまっていきます。

また、コルチゾールには、食欲を増進させる作用があります。これは、先ほどの「セロトニン(幸せホルモン)の分泌を抑えてしまう働きがあります。そのためどんどん食べる量が増えていき、太らせてしまう循環に陥ってしまうのです。

”癒し”のために食べる

ピザやポテトチップスを食べる

イライラしたときによく起こるのが、おなかが空いていないのに食べてしまうことです。不安を感じたり、イライラしてしまうと、食べ物で心を癒そうとします。おなかが空いているから食べるのではなく、食べることでリラックスし、それが習慣となってしまいます。

これでは、どんどん太ってしまいます。人は、おいしい物を食べた時に快感を感じます。その快感が少しストレスを忘れさせてくれる効果があります。

でも、一時的なものでストレスが心の中から解消されたわけではありません。それでついつい繰り返してしまうのです。

Cheerful pretty blonde sitting on couch at home

ストレスと体重の関係を理解して、毎日を健やかに過ごせたらいいですね!

※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。

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Maki.C

Maki.Cイタリア在住ライター

通訳・翻訳家。ヨーロッパで発信されている流行やトレンドを一早くキャッチするために日々情報収集しています。ヨーロッパ発の健康法やライフスタイルで心から健康に美しくなれる方法を毎日を忙しく過ごしながら、おしゃれ・恋愛・仕事に励む女性にお届けしています。