食べて綺麗に!”美容家”オススメ!夏に食べたい今が旬の「美容フード」5選
夏に気になる女子の悩みは、美白やシミ対策、むくみやダイエットが多いのではないでしょうか。外側からのケアも大切ですが、毎日の食事で綺麗になれるものを食べれば、内側からの美容効果も期待できます。
そこで今回は、国際中医薬膳師の筆者が、「夏が旬の美容フード」をご紹介します。
- 2017-07-06
- 坂本雅代
サプリで栄養を摂ってもダメ?
不規則な生活になりがちな忙しい現代人にとって、足りない栄養素を補えるサプリメントは強い味方ですよね。でも、同じビタミンCならサプリでも野菜でも一緒じゃないの?というと、実は違うんです。
最近話題になっている“フィトケミカル(ファイトケミカル)”をご存知でしょうか。
5大栄養素、第6の栄養素とよばれる食物繊維に次いで、フィトケミカルは第7の栄養素とよばれ、ポリフェノールやカテキンといったもののことを指します。
高い抗酸化力から美容の面でも注目されていますが、サプリはほとんどが合成ビタミンで、野菜を圧縮して作られたサプリ以外、フィトケミカルは摂取できません。また、ビタミンはフィトケミカルと一緒に摂取して吸収されるものなので、野菜や果物を食べるほうが美容効果は高いといえます。
サプリメントもいいのですが、普段の食事できちんと野菜や果物を摂り、あくまでも食事の補助として活用することでより効果が感じられそうですね。
夏が旬の美容フード5選
旬の食べ物は他の季節に比べて栄養素が高いといわれ、食べるなら今が旬の食べ物が美容効果大。今回は、夏に食べたい美容フードを5つご紹介します。
1.食べる日焼け止め「トマト」
トマトに含まれるリコピンは、ビタミンEの100倍ともいわれる強い抗酸化力を持つ美肌・美白の作用があります。
シミの原因となるメラニンの生成を抑えるだけでなく、シワ予防にも効果的。トマトを食べると、リコピンが6~8時間後に小腸から吸収されるので、夜食べると翌朝にはお肌に届きます。
外で遊ぶ予定の前日は、トマト料理やトマトジュースで紫外線ケアをしておきましょう。
2.美白、シミ予防に「パプリカ&ピーマン」
強い紫外線に負けない肌を作るビタミンが、ビタミンA、C、Eの3つを合わせたビタミンACE(エース)。
組み合わせることで効果が高まり、紫外線を浴びることによって発生する活性酸素に対抗する強い抗酸化力を発揮し、シミを作らせません。
このビタミンACEをバランスよく豊富に含んでいるのがピーマン。熱や水に弱いビタミンCですが、ピーマンにはビタミンPが含まれるため、加熱調理をしてもビタミンCを豊富にとることができます。
また、ピーマンの仲間であるパプリカのほうが抗酸化力は強く、赤パプリカは緑ピーマンのビタミンCの2倍、オレンジパプリカは3倍含まれています。
3.むくみ、肌老化に「スイカ」
夏の風物詩といえばスイカ。90%が水分、10%が糖分で、栄養なんてあるの?と思われがちですが、実は美容効果が高いんです。
スイカの赤い色素はトマトと同じリコピンによるもの。強い抗酸化力がありますが、高いといわれるトマトの1.4倍含まれています。
また、むくみを解消してくれるカリウム、血管を若返らせ、血流を改善する効果があるシトルリンが含まれています。実はシトルリン、他の野菜や果物にはほとんど含まれない、奇跡の美肌成分とよばれるもの。
夏のデザートはスイカを食べて、綺麗にスリムになりたいですね。
4.ダイエットに「枝豆」
海外では日本食がブームですが、中でも人気といわれるのが“EDAMAME”こと枝豆なんだとか。
お肌に嬉しいビタミンCのほか、女性に嬉しいイソフラボン、妊娠に欠かせない葉酸、鉄分が豊富に含まれています。
何より、ダイエットにぴったりな枝豆は、むくみをすっきりさせるカリウム、食物繊維のほか、脂肪の代謝を高めてくれるコリンが含まれています。
さやに包まれているため、熱に弱いビタミンCの流出も最小限。海外セレブにも人気の枝豆、夏は活躍しそうですね。
5.デトックスには「ゴーヤ」
グリーンカーテンでおなじみのゴーヤも、夏が旬。野菜の中でもビタミンCの含有量が高く、熱に強いため、加熱調理をしても壊れずにそのまま摂取できます。
また、体の熱をとる働きがあり、ニキビの炎症を抑え、ビタミンB群が皮膚を健やかに整えてくれます。
そのほか、不溶性と水溶性の食物繊維がバランスよく含まれ、便秘の改善にも◎ カリウムも豊富に含まれ、むくみもスッキリ、デトックスにぴったりの夏野菜です。
いかがでしたか? 1年中手に入るものもありますが、夏の今なら栄養価も高く、美容効果も高いですよ。旬の食べ物で、美味しく綺麗になりましょう。