ファッション好き・かわいい子ほどメイクが嫌い?それはなぜ?勝手に分析!【前編】

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ファッション好き・かわいい子ほどメイクが嫌い?それはなぜ?勝手に分析!【前編】

おしゃれをする事が大好きで、毎日違うファッションを楽しむ女性に限ってメイクを数年アップデートしていないことが…。逆に、コスメの新作を必ずチェックする女性は着ている服に感じては無頓着なことも…。また、一般的にそこそこかわいい顔立ちをしており、「もっとメイクをちゃんとしたら、さらにかわいくなれるのにもったいない!」と感じ女の子も実に多い。

これはなぜなのか。ファッションとメイクの両方が好きな人ってレアなのだろうか。素材的には良いものを持っているのになぜ活かさないのか。勝手に分析しちゃいます。

心理的に人は、”コンプレックス”を「補う」行動をする生き物

Young woman covering her eyes

「臭いものに蓋をする」そんなことわざがあるように、人というのは見られたくないこと・知られたくないこと・コンプレックスを隠そうとする習性を持っています。これが、これからお話する「なぜファッション好きはメイクに興味がないのか」「そこそこかわいい子ほどメイクが雑なのか」の答えにつながってくるのです。

「ファッションorメイク」ではなく「顔or体型」

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そう。根底にあるのは、「ファッションとメイクどちらが好きか」ではく、「自分の顔と体型だったらどちらが好きか」なのです。

見られたくないものを隠すのと同じ心理で、どちらかと言うと顔の方が好きで、体型にコンプレックスがある人はファッションを極める。そして、逆に顔にコンプレックスがある人はメイクを極めるのです。

今でこそ、スタイリストさんのタレント化が進み、自らがモデルとなってコーディネートを公開する時代になっていますが、昔はふくよか体型の方が実に多かったように思えます。また、元々敏感肌の方ほどスキンケアにこだわりを持っているためか肌コンディションが良く、トラブルのない肌の方ほど荒れているなんてことだってあるのです。

このように、何かに深い興味や探究心を抱くときの原動力は「コンプレックス」であるケースが多いと予測できます。

両方にコンプレックスがある人は?

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しかし、ここで1つの疑問が浮かびますよね。世間を見ていると、「ファッションとメイクの両方が好きな人ってレア!」と感じますが、むしろ「自分の容姿全てに自信がない人」だっているではないか?顔も体型もどちらも自信のない人は両方に興味を注いでいないのか?!とすると、両方にコンプレックスがある人ってレアなのか?!ここでは仮説を立てて考えてみました。

仮説①容姿全体にコンプレックスがある人は、容姿以外の魅力でカバーを試みる

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まずはこれ。顔にも体型にもコンプレックスを持っている女性は、外見はいわゆる美的側面ではなく、清潔感の側面を整えることはするものの、美意識の向上に躍起にはならないのではないか。という説。むしろ、容姿に執拗にこだわる時間などないようにさえ思えます。それはいたってシンプルで、容姿以外の魅力を磨くことに忙しいためでしょう。

誰にでも長所と短所があり、何かしら秀でている箇所があります。だからこそ、容姿全体にコンプレックスがある女性というのは、あえて容姿を自分の価値の物差しにはしていないのです。

「女の価値は器量」そんな風に考えられていた時代はもう古い。21世紀は、頭の良さ、気立ての良さ、生活力の高さ、キャリア・・・など、さまざまな面からのトータルの「人としての価値」で判断される時代へと変わってきているところです。

だから、容姿全体にコンプレックスがある女性は、メイクとファッションの双方に興味を注ぐことよりも、他の長けた能力の向上に興味を持っているのではないでしょうか。そして、それらで容姿をカバーするのです。

まるで、不器量ながらもその知識と聡明さで男性を魅了し、ドイツ人でありならロシアの女帝となったエカテリーナ2世のように。

仮説②人はナルシスト。消去法か選択法で、どちらかより自分好みでないほうをコンプレックスと考える

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もうひとつの仮説はこれ。「人は皆ナルシスト説」。容姿の良し悪しというのは尺度があるものではないため、当然客観的に判断ができるものではなく、主観的なものです。スリム体型とぽっちゃり体型だってどちらが上か下かはなく、心身ともに健やかでいられる体型が一番魅力的。顔だって、「なりたい顔」と言われている女優さんを好みでない人もいれば、容姿を笑いに変えている芸人さんに憧れる人だっている。

そして、何より人というのは自分を過大評価してしまいやすい生き物なのですもの。ですから実際、容姿全体にコンプレックスを持っているなんて人って、そもそも分母自体が少ないのではないでしょうか。

この仮説が正しいとすれば、自分の顔と体型、その2つを比較した際に、「どちらかと言うとこちらが好みではない。」そう感じた方が自分にとってのコンプレックスとなり、そのコンプレックスをカバーするために、ファッションかメイク、どちらかに力を入れていると予想できます。ゆえに、やはり極める対象がどちらか1つに絞られるのではないでしょうか。

ファッション好きがメイクに、メイク好きがファッションに興味を持つことはないのか?

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以上を踏まえて気になるのはここ。この2つが共存する可能性は極めて低いの?という点です。

以前は「モデルは私服がださい」「普段はすっぴん」なんて言われていましたよね。これは「容姿にコンプレックスが皆無だから。」「すっぴんにスウェットですら美しく見せてしまうから。」など、恵まれた容姿が為せる業。

しかし、時代は変わりました。SNSや誌面でモデルたちが私服を公開することが当たり前になり、それが人気や仕事に繋がる。外を歩けば写真を撮られ、目撃情報がSNS上で駆け巡る。その結果、芸能人や有名人は2つへの興味を持っている。いや、この2つへの興味を共存せざるを得ない状況になったのではないでしょうか。

では、一般の人はどうでしょう。残念ながら、そこに追いついているかと言えば話は別。芸能人はそれが「仕事」ですが、趣味として双方を極めるには金銭面や時間面など、何かと不都合が多い。それに、一般人がSNSで発信をする際も、ファッションはカモフラージュできないが顔はトリミングできるし、メイクはアプリの加工で何とかなる。

受信する側もそう。ファッションはオシャレな人が持っている物と同じ物さえ買えば真似が出来てしまいますが、メイクは同じコスメを使ってもできない。だから、まずはファッションから始めよう!そう考える女性は近年増えているのではないでしょうか。

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けれども、ファッションをより楽しむには、綺麗な肌にトレンドのメイクを施して欲しいし、トレンドのメイクにはやはりそれにぴったり合うファッションをコーディネートして欲しい。そう業界の人間としては思ってしまう。だから、この共存をいかにして促すか、が今後の課題であり、そのための情報を発信していきたいのです。まずは、ほんの少し意識を変えるところから・・・。

【後編】では、「そこそこかわいい女子はなんでメイクが雑なの?」その疑問を勝手に分析しちゃいます。

ファッション好き・かわいい子ほどメイクが嫌い?それはなぜ?勝手に分析!【前編】

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byBirth編集部

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