感性を磨く!日常の中でアートを楽しむ3つのアイデア
独自の感性を育て、人生をより豊かにするきっかけがアートにはあります。感性は個性となり、あなたをより魅力的にみせることでしょう。今回はより「アートを楽しむ」きっかけになるような、日常の中にある”かけら”たちをピックアップしたいと思います。
- 2017-03-06
- MOMO
アートってなんだろう・・・?
アートってなんだろう、と思ったことはありますか?美しいもの?超絶技巧?なくても困らないけど、あったら面白いもの?気持ちよくなれるもの?はたまた、気持ち悪いもの?アートと一括りにしようとしても、その種類は数えきれないほどあって(それはまるで世界中にいろいろな種類の料理が溢れていることや、スポーツがそれぞれルールも体の使い方も全然違うことに似ているでしょう)、「こういうものだ」と一言で言えるものではありません。
さて、「トリエンナーレ」や「ビエンナーレ」といった名前がつくアートのお祭りを、近頃よく聞くようになりました。そうしてアートがより身近になった今、美術館やギャラリーに行くだけがアートに触れる機会ではないことは、言わずもがな、でしょう。そして今回はより「アートを楽しむ」きっかけになるような、日常の中にあるかけらたちをピックアップしたいと思います。
1.景色
今あなたが見ている景色、その全てがアートのかけらです。美しい夕焼けの色の移り変わりや、キラキラ光る水面はもちろん。食べかけのごはん、みそ汁、身をほぐされた鮭、お醤油がかかって黄身がくずれた目玉焼き、そんな朝食の風景だって、かけらです。電車の中でスマホを眺めている風景、それもかけらです。
瞬間瞬間の美しさや面白さは、無意識のうちにどんどん流れ去っていきますが、意識をしたとたんに少なからず何かしらの感情やアイデアを得ることができるでしょう。そういうちょっとした「気づき」を得られる感性を養うことは、アートの役割のひとつだと思います。
2.記憶
何度も繰り返し思い出す場面。心に残っている言葉。五感(匂いだったり、光の加減だったり、)から思い起こされる臨場感のある記憶。そこから、今のあなたを形成するかけらが見えてくるでしょう。それと共に、あなたが何か選択する時に、何を基準にしているか/何を大切にしているか、が見えてくるはずです。自分の中の基準や、大切にしているものがわかっていると、アンテナが情報をキャッチしやすくなるでしょう。
アート作品と対気した時に、ここのこんなところが好き、とか、こんなところが苦手、と、素直な感想から単純に鑑賞を楽しむことができます。そしてそのアンテナは感性という名前で呼ばれ、あなたの日常生活をさらにドラマティックにする力を備えているでしょう。
3.選択
アーティストは、かけらたちから得るアイデアや、独自の視点を作品にしています。そして何を自分にとって大切な「かけら」と認識するかは、人それぞれ違います。それはまるで日常生活の中で、自分とはまるで意見のかみ合わない人がいるのと同じように、全く理解できない作品たちもあるでしょう。そのかわり、なんだか惹かれてしまう作品というのは、自分の中の何かとその作品がリンクした時かもしれません。
人生は毎日、選択の連続です。その決断の裏には、意志や、タイミングや、外部からの影響などがあります。誰もが日々、選択に次ぐ選択の中で生きていますが、「何を選ぶか」は、人それぞれ違います。きっと、「どうしてそれを選ぶのか」というところに、かけらが眠っているのでしょう。
独自の感性を育て、人生をより豊かにするきっかけがアートにはあります。感性は個性となり、あなたをより魅力的にみせることでしょう。日常の中にある感性を磨くかけらをみつけて、毎日がもっと楽しくなりますように。
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「美容師になってはいけない」美容室にて勤務5年。その後国内外を放浪し、人生を謳歌する素敵な芸術家たちに出会い影響をうける。現在、フリーで美容師とライターをしながら、創作活動中。