2012年中頃になんとなく囁かれ出し、2013年初頭には本格化し出した「薄盛りメイク」「すっぴん風メイク」の風潮。
これにより、黒文字雑誌(ギャル向け雑誌の総評)と呼ばれ、囲みメイクやカラコン・つけまで盛っていたはずの「BLENDA」「JELLY」はメイクが急激に薄くなり、元々2011年頃からAKB48のメンバーを表紙に起用するなど脱ギャル傾向にあった「Scawaii!」路線になりはじめた。
また、益若つばさや小森純・鈴木奈々などを輩出した、まさにギャルの登竜門であったはずのPopteenが遂に「清楚化宣言」。
これに続くようにRanzikiに至ってはコンセプトを「髪も暗いしメイクもうすいけどアカぬけてるJK」に方向性を完全シフト。
「Ranzuki」2013年12月号(ぶんか社、2013年10月23日発売)
アイメイクに力を入れ、カラコンやつけまつげ、太く引いたアイラインで目を実際よりかなり大きく見せる。みんなが想像している、いわゆる「ギャルメイク」は今後どうなってしまうのだろうか。
現にGODMake.で活躍中のモデルもメイクがどんどん薄くなり、そこに「ギャルメイク」だった頃の面影はない子も存在する。
もう今の彼女を見て、昔ギャルだったとわかる人は何人いるのか謎なほどだ。
薄メイクが流行り、メイクを以前よりは薄くしても、それでも他紙よりはしっかりとした濃いメイクを提唱し、「ギャルメイク」の最後の砦であった「nuts」が、出版元インフォレストの事業停止により無期限発売延期・・・。
同出版社から発売されており、主に水商売系の「姫ギャル」に愛されていた「小悪魔ageha」も今後のことはまだ未定だそうだ。
ギャル文化の象徴ともいえるeggすら、2013年末には表紙に「オトナ可愛いがモテるッ」と記載して、メイクが薄くなる傾向に。
遂にギャル文化の火付け役であるeggすら、時代の流れに飲まれナチュラル化してモテを狙っていくのか・・・。と思ったのも束の間。eggから派生したMen’s eggの休刊に続く形で、どうやらその歴史に幕を閉じるらしい。
これで事実上、ギャルのバイブルであり、ギャルが「読モになりたい!」と自分磨きの目標にする雑誌はなくなってしまったのか?
「ギャルメイク」はいったいどこへ行ってしまうのか。そもそも、ギャルとはなんなのか。
このあたりを、次の記事でまとめて行きたいと思う・・・。
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