その「ぽっこりお腹」の原因、「むくみ腸」かも!?「むくみ腸」を改善し下腹痩せに導く2つの方法
「下腹だけがなかなか痩せない…」というお悩みの声をよく耳にします。
なかなか下腹痩せできないのは、もしかしたら「むくみ腸」が原因かもしれません。
そこで今回は、「むくみ腸を改善し下腹痩せに導く2つの方法」をお伝えします。
- 2023-02-04
- 町田晋一
そもそも「むくみ腸」とは?
「『むくみ腸』という言葉を初めて聞いた」という方のために、まずは「むくみ腸」とは何かについてお伝えしておきましょう。
「むくみ腸」とは、その名の通り腸がむくんだ状態のことです。腸壁からうまく水分が吸収できなくなり、腸管全体がむくんだ状態のことを「むくみ腸」といいます。
「むくみ腸」を引き起こす原因となるものは?
それではなぜむくみ腸が起こるのでしょうか。その原因の一つとして考えられるのが、腸内環境の悪化です。
不規則な生活や運動不足、ストレスなどにより悪玉菌が増殖してその働きが優位になると、腸内環境は悪くなります。
すると腸が正常に働かなくなるため、うまく水分を吸収できなくなってしまい、むくみ腸を引き起こすと考えられます。
「むくみ腸」によって起こりうる主な問題
むくみ腸になることでカラダに起こりうる主な問題として、
- 便秘
- 太りやすくなる
- ぽっこりお腹
という3つが挙げられます。
1:便秘
むくみ腸になると、腸の蠕動運動が正常に行われなくなり便が排出しにくくなるので、便秘になりやすくなります。
2:太りやすくなる
腸の栄養吸収率も低下してしまうので、吸収できなかった栄養分は「中性脂肪」として脂肪細胞に蓄積されてしまいます。
3:ぽっこりお腹
そして腸管全体がむくんだ状態になれば下腹がぽっこり出て見えるようになるので、「ぽっこりお腹」にもつながると言えます。
「いくら運動しても、下腹だけがなかなか痩せない…」という方は、もしかしたらむくみ腸が原因かもしれません!
「むくみ腸」を改善し「下腹痩せ」に導く2つの方法
それでは「下腹だけがなかなか痩せない…」と悩む方のために、「むくみ腸を改善して下腹痩せに導く方法」をお伝えしていきましょう。
その方法として、
- 「発酵食品」と「食物繊維」を摂ること
- カラダを動かすこと
の2つが考えられます。
1:「発酵食品」と「食物繊維」を摂ること
まずは発酵食品と食物繊維を意識的に摂るようにしましょう。そうすることで善玉菌を増やすことができ、腸内環境を正常に整えることができるからです。
むくみ腸の原因として腸内環境の悪化が考えられるので、それを改善するには腸内環境を正常化する必要があると言えます。
腸内環境を正常に整えることで腸が正常に働くようになり、むくみ腸の改善につながると考えられます。そのため善玉菌を増やして腸内環境を正常化するために、発酵食品と食物繊維を意識的に摂るようにします。
「発酵食品」と呼ばれる食べ物として、以下のものがあります。
- ヨーグルト
- 納豆
- キムチ
- 味噌
- ぬか漬け
一方、食物繊維は水に溶けない「不溶性食物繊維」と、水に溶ける「水溶性食物繊維」とに分類されますが、不溶性食物繊維には腸を刺激して蠕動運動を活発にし、便通を促進する効果も期待できます。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維は、それぞれ以下の食べ物から摂ることができます。
不溶性食物繊維
- 野菜
- 大豆類
- キノコ類
水溶性食物繊維
- 野菜や果物
- 海藻類
- こんにゃく
ヨーグルトとバナナやリンゴなどといった果物を組み合わせて摂るようにすると、手軽に発酵食品と食物繊維を摂ることができるのでお勧めです!
2:カラダを動かすこと
カラダを動かすことも腸内環境を正常に整え、むくみ腸の改善につなげることができます。
特に「腹圧を高める運動」や「お腹を捻る運動」は、腸の蠕動運動を促すので、むくみ腸の改善効果が期待できると言えます。
そこで、ここでは腹圧を高める運動として「スタンディング・ドローイン」を、お腹を捻る運動として「リバーストランクツイスト」をご紹介したいと思います。
(1)スタンディング・ドローイン
- 左右のかかとをつけて、つま先はできるだけ外側に向けて立ちます。
- 肩甲骨を内側に寄せて胸を張り、お腹を凹ませた状態を30~60秒間保ちます。
お腹を凹ませることで腹筋の中で最も深層部にある「腹横筋」を鍛えることができます。
30~60秒を1分程度の休憩を挟みながら、2~3セット行います。
ポイント及び注意すべき点
腹横筋への効果を高めるために、以下の3つの点を心がけましょう。
- おへそ辺りを凹ませるようにすること
- 腹横筋を使って骨盤を立てるイメージで行うようにすること
- 呼吸が止まらないように注意すること
(2)リバーストランクツイスト
- 仰向けの体勢から両腕は肩のライン上に真横に広げて、膝を軽く曲げた両脚を真上に上げます。
- 息を吸いながら両脚をカラダの真横に倒していき、息を吐きながら元の位置へ戻していきます。これを左右交互に行います。
そうすることでわき腹の筋肉である「外腹斜筋」と「内腹斜筋」の下部と、腹部を縦に走行している「腹直筋」の下部が鍛えられます。
左右交互に20~30回を、1分程度の休憩を挟みながら2~3セット行います。
ポイント及び注意すべき点
リバーストランクツイストで内・外腹斜筋下部と腹直筋下部に効かせるためには、以下の3つの点を踏まえた上で行うようにしましょう。
- 両脚をカラダの横に倒す際は、骨盤から倒していくようにすること
- 両脚はできるだけ深く倒すようにすること
- 両脚をカラダの横に倒していく際、肩が床から離れないようにすること
「むくみ腸」を改善して「すっきり下腹」に!
今回は「下腹だけがなかなか痩せない…」とお悩みの方に向けて、「むくみ腸を改善して下腹痩せに導く2つの方法」をお伝えしました。
心当たりがありましたか?
是非、今回お伝えした2つの方法を実践して、「すっきり下腹」を手に入れてくださいね!
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お腹痩せトレーナー。 1972年埼玉県浦和市(現さいたま市)生まれ。 東京都渋谷区・新宿区のパーソナルジムで、ぽっこりお腹に悩む女性のお腹痩せ成功をサポートしている。食事制限をしない、無理なくお腹瘦せできる独自のメソッドを提唱。 これまでぽっこりお腹に悩んでいた女性の腹囲を、2ヶ月で平均−5.6㎝のお腹痩せ成功に導く。 パーソナルトレーニング指導歴23年。