見た目年齢は操作できる!「顔下半分のため」のメイクテクニックとは
実年齢よりも暗く老けた印象を与えてしまう“顔下半分”のもたつき。
今回は、そんなお悩みをカモフラージュするためのメイクテクニックをお届けします。
- 2023-01-24
- NTM
伸びきった顔下半分は、“錯覚メイク”でこっそり修正!
マスク生活が長引いていることで表情が乏しくなり、顔下半分のもたつきが悪目立ちするようになった近頃。流行りの美容医療の力を借りずに印象を操作するためには、メイクアップによる“錯覚”を利用するのが効果的です。
光影やラインを駆使するだけで間伸びした人中(鼻下から上唇の間)を短縮させて見せたり、下がった口角をリフトアップさせて見せることもできるため、いつどこに居ても自信を持ってマスクを外すことができるはず。
上向きにシャープに引き締まった顔立ちを演出するためのテクニックを、さっそく普段のメイクルーティンに取り入れてみてください。
もたついた顔下半分の印象を操作する「メイクテクニック」をご紹介!
リップ・ウィングス
どこか不機嫌そうに見えてしまう下がった口角を錯覚で変えてくれるのは、トーンが異なる2種類のリップライナーを駆使した「リップ・ウィングス」というテクニック。
まず始めに口角の影となる下唇の両端の下にコンシーラーを仕込んでから、濃いめのリップライナーで上唇の山部分の輪郭を取り、そのまま輪郭に沿って伸ばしながら口角の1~2mmほど手前のところでラインをほんの少し跳ね上げます。
次にもうひとつの淡い色味のリップライナーで、先ほど上唇に描いたラインをなぞるように塗りながら境界線をぼかし、最後に下唇をオーバー気味に(口角は除く)縁取ってからお好みのリップを唇内側に塗布したら完成。これだけで微笑んでいるような口角を演出することができます。
V字形シェーディング
加齢や表情筋の衰えによって輪郭がぼやけがちな顔の下半分をシャープに見せるためには、シェーディングが必要不可欠。
まずはハイライトを小鼻の横とこめかみに塗布し、耳のすぐ下から顎先に向かって“V字形”を描くようにシェーディングを入れるだけで、顎周りを引き締めて見せることができます。
より自然な仕上がりを叶えるためには、肌色よりやや濃いベージュカラーのシェーディングを選び、毛足の長い柔らかなメイクブラシで丁寧に境界線をぼかしておきましょう。
Cゾーンにチーク
頬に塗り広げるのが一般的なチークは、錯覚によって顔の重心を上げて見せるために、あえて頬骨からこめかみにかけて“C”の字を描くように入れるのが効果的。
そうすることで骨格を美しく際立たせながら顔全体をリフトアップさせて見せることや、目を大きく見せることができ、マスク姿のままでも血色感のある生き生きとした表情を演出することができます。
人中の中間辺りにシェーディング
見た目年齢を大きく左右する人中(鼻下から上唇の間)の距離を縮めて見せるためには、影となる鼻先の下のみならず、人中の“中間辺り”にもシェーディングを仕込んでおくというひと手間をお忘れなく。
さらに上唇の山部分にハイライトカラーを乗せることで立体感が生まれ、間伸びした人中を簡単に短く見せることができます。
小鼻周りの影&赤みをカバー
鼻の横から口もとにかけて八の字を描くように現れるほうれい線を余計に悪目立ちさせているのが、小鼻の周りにある影や赤み。
老け込んだ印象を与えるほうれい線の存在感を少しでもカモフラージュするためには、明るめのコンシーラーで小鼻を囲むように三日月型に塗布してから、指の腹でトントンと軽く押さえるようになじませましょう。
目もと主役の顔下半分カラーレスメイク
周りの視線を顔の上部へと集めるためには、あえて唇や頬をカラーレスに仕上げて目もとにボリュームを出すのが得策。
ほんのり赤みを含んだブラウンアイシャドウでアイホール全体を大胆に飾り、自身の肌色に近いカラーのシェーディングで髪の生え際や顎下にこっそりと影を仕込んでから、唇の存在を消すようにベージュ系のリップを無造作に直塗りすることで、“引き算”されたシャープな顔立ちを作り出すことができます。
顔下半分が老ける“NG習慣”とは?
加齢による衰えは誰にでもあるものの、日頃どのような生活を送っているのかがダイレクトに現れてしまう顔下半分。一度定着してしまったエイジングサインを完全に解消することはとても難しいからこそ、無意識にしてしまっていることが多い下記のような癖や悪習慣をぜひこの機会に見直してみてください。
- 硬くなった頭皮を何もせず放置している。
- 口呼吸をしている。
- 姿勢が悪く、下に首を傾けたままデジタルツールを使用していることが多い。
- 人と話す機会が少ない。
- 歯を食いしばったり、歯ぎしりをする癖がある。
- たばこを頻繁に吸う。(煙が顔に当たっている時間が長い)
- 食事が不規則になりがちで、塩辛い食べ物が好き。
- 上身体を冷やしてしまうことが多い。
- 柔らかい食べ物ばかりを食べている。
いかがでしたか?
名だたる美女たちにも共通している、上向きにしなやかに引き締まった顔の“ボトム”。
今回ご紹介したようなメイクテクニックによる錯覚を賢く取り入れながら、実年齢を下回るエイジレスな顔立ちを目指していきましょう。