冬のヘアトラブルをなんとかしたい!冬の髪&頭皮のケアはうるおい重視で
冬になって「髪がぱさつく」「切れ毛が増えた」「頭皮がかゆい」など、髪や頭皮トラブルが気になっていませんか?冬は外気の乾燥が着々と進み、肌同様に髪も頭皮もうるおいが低下しがち。
冬ならではのヘアトラブルの原因と対策を知り、いつでもトゥルンッと輝く美髪をキープしましょう。
- 2022-12-12
- 森本悠希
冬の髪&頭皮トラブルの原因は?
冬特有の要因によって、髪や頭皮はダメージを受け、トラブルが出やすくなります。
輝くようなツヤやしなやかさのある髪、すこやかな頭皮を育むためには、原因に合わせたケアが欠かせません。まず、冬に髪や頭皮トラブルが出る原因をチェックしておきましょう。
空気の乾燥
空気の乾燥がすすむ冬。顔やボディの強い乾燥、手のカサつきなど、スキンケアを強化している方も多いことでしょう。空気の乾燥は髪や頭皮にも悪影響を及ぼします。
冬になると湿度は30%程度まで低下。髪や頭皮から水分が失われやすくなります。また、気温の低下により、室内ではエアコンを使う機会も増えますよね。外気だけでなく室内の空気も乾燥するため、髪や頭皮の水分喪失に拍車がかかります。
髪が乾燥すると
髪のうるおいが失われると、髪がぱさついたり広がったりします。また、乾燥ダメージは、髪表面を覆うキューティクルにも悪影響。キューティクルが剥がれ落ちて髪内部のダメージも進行し、ツヤが低下します。
頭皮が乾燥すると
肌のターンオーバーをご存知の方も多いことでしょう。皮膚の奥で新しい細胞が生まれて、古い細胞と生まれ変わる肌の新陳代謝のことです。頭皮も皮膚の一部ですからターンオーバーがあります。
乾燥はターンオーバーを乱す大きな原因の1つ。頭皮のターンオーバーが乱れると、古い角質(垢)がうまく剥がれ落ちずにフケになります。また、頭皮のうるおい保持能力が低下して、カサつきやかゆみを引き起こすことも。
さらに、頭皮環境が悪化すると、すこやかな髪が生えなくなります。切れやすく抜けやすい、貧相な髪が生えるため、髪のトラブルが深刻化する場合も…。
静電気
空気が乾燥する冬は静電気が起きやすい季節です。なにかに触れたとき、バチッとなるシーンが増えますよね。バチッとなったとき、静電気は髪にも流れています。静電気は電気と比べて電流は弱いですが、わずかな電流でも髪表面のキューティクルには大ダメージに。
キューティクルは髪を守り、ツヤを与える役割があります。キューティクルは破壊されるともとに戻りません。そして、キューティクルが壊れると、そこから髪内部の水分や栄養が流れ出ます。
その結果、髪のパサツキ、広がり、うねり、切れ毛、枝毛などが引き起こされます。
今やりたい髪&頭皮のケアは?
空気の乾燥や静電気が、髪や頭皮に悪影響を与える冬は、どんなヘアケア・頭皮ケアをすればよいのでしょうか。今日からできる対策をチェックしておきましょう。
シャンプーは保湿力重視で
冬に使うシャンプーは保湿力を重視しましょう。乾燥ダメージでデリケートに傾いた髪・頭皮のことを考えるなら、洗浄力が穏やか&低刺激のシャンプーだと、さらに○。
シャンプーを購入する際は、以下のポイントに合う商品がおすすめです。
- 洗浄力が穏やかで汚れはきちんと落とせるアミノ酸系洗浄剤がベース(全成分表示でラウロイル~、ココイル~という名前の洗浄剤が上位表示のもの)
- 洗浄力が強い高級アルコール系(ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na)の洗浄剤は避ける
- 泡立ちが良い
- 刺激になりやすい成分(エタノール、人工香料、人工着色料など)フリー
- 髪や頭皮のうるおいを守る成分(セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、植物オイルなど)配合
- 冬ダメージで傷んだ髪を補修する成分(加水分解タンパク、加水分解ケラチン、ペリセア、加水分解シルクなど)配合
保湿力が高いシャンプーを選んだら、髪を洗うときはぬるめのお湯を使いましょう。寒いからとシャンプーの際に熱いお湯で洗っていませんか?熱いお湯は髪や頭皮に必要なうるおいをごっそり洗い流すので、髪や頭皮の乾燥がより深刻になりかねません。
また、シャンプーの際に汚れを落とそうとして、ゴシゴシと髪や頭皮をこするのもNG。乾燥や静電気で弱った髪や頭皮に、ダメージの追い打ちになりかねません。
シャンプー前にブラッシングする、ぬるめのお湯で予洗いしてからシャンプーするなど工夫すれば、軽い力でも汚れが落としやすくなりますよ。
ドライヤーでの乾かしすぎに注意
シャンプー後は、ドライヤーで手早く髪を乾かしますが、ドライヤーの扱いにも注意が必要。
ドライヤーは熱風を当てて水分を蒸発させますので、乾かしている間はうるおいが失われます。また、同じ場所にずっとドライヤーを当て続けるのも、髪に大ダメージです。
ドライヤーを使う場合は、以下のポイントをおさえておきましょう。
ドライヤー前にタオルドライする
タオルをかぶって、頭皮を指の腹でつまむように地肌の水分をとりましょう。髪が長い方はタオルで髪を挟んで、手のひらでパンパンと軽く叩いて髪の水気をとります。
タオルドライすることで、ドライヤーを使う時間を短縮できますよ。
アウトバストリートメントを活用する
ドライヤーを使う前に、アウトバストリートメントを使うのもおすすめ。髪を保護してドライヤーの熱ダメージや、ヘアドライ時の摩擦ダメージから髪を守ってくれます。
乾かした後の乾燥もおさえられるので、まとまりのある髪に仕上がりますよ。
地肌を乾かすよう意識する
ドライヤーの熱風を髪に直接当てるのではなく、頭皮を乾かすよう意識しましょう。根本を乾かしているうちに、毛先が乾いてきます。ダメージが蓄積した毛先にドライヤーを当てるのを、最小限にできますよ。
仕上げに冷風をあてる
完全に乾くまで熱風を当てるのはNG。オーバードライになりかねません。髪があらかた乾いたら、冷風で仕上げましょう。冷風はキューティクルを引き締める効果もあります。
ヘアミスト&ブラッシングでうるおいキープ
美しい髪やすこやか頭皮を育むために習慣にしたいのがブラッシングです。
ブラッシングにはこんな役割が…
- 髪の絡まりをとる
- 髪にツヤを与える
- 髪の汚れを落とす
- 頭皮の血液の流れをサポート。髪を作るのに必要な栄養が届きやすくなる
- ブラシマッサージをすれば、頭皮のコリや顔のたるみすっきりに有用
髪や頭皮ダメージが気になる冬だからこそ、こまめなブラッシングを心がけましょう。ただし、乾燥や静電気の影響で、髪は絡みやすくなっています。そのまま梳かすと、枝毛や切れ毛を引き起こしかねません。
ブラッシング前にヘアミストを使うのがおすすめです。髪が梳かしやすくなるだけでなく、うるおいをチャージできますよ。
うるおい重視のケアで美髪をキープ
冬の髪や頭皮トラブルの原因は、空気の乾燥と静電気です。しかし静電気が発生するのも、もともとは空気の乾燥が原因の1つ。だからこそ、髪や頭皮を冬のダメージから守るには「うるおい」がカギ。
保湿重視のケアで、美しい髪やすこやかな頭皮をキープしてくださいね。
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教育、出版業界を経てフリーライターに。スタンダードな美容法からマニアックな健康法まで、情報収集・実践するのがライフワーク。キレイ&健康でありたいと願う女性をサポートできる情報を発信していきます。