食べ過ぎたら48時間以内にリセット!【1】食べすぎた翌日は何をする?
ダイエットを頑張っていても、友人とランチ、ごほうびスイーツ、職場の飲み会と、うっかり食べすぎてしまうことってありますよね。「太ってしまう!」と嘆く必要はなく、48時間以内にしっかり調整すれば問題ありません。
食べすぎた翌日にやりたいことをチェックしておきましょう。
- 2022-10-23
- 森本悠希
「食べすぎ」が脂肪に変わるのはいつ?
「お腹が苦しくなるほど食べてしまった」「高カロリー&高脂質な食事をした」…そんなとき、体重の増加を気にする方も多いことでしょう。食べ過ぎれば、当然、食べたものの水分などで翌日の体重は増加します。
ですが、一時的な増加であって、しっかりリセットすれば、体重が増えて太ってしまうなんてことはありません。
むしろ、気にすべきは脂肪の蓄積です。翌日、食べ過ぎリセットをしなければ脂肪が蓄積して、ぷくぷくと太りやすい体質になってしまいますよ。
食べすぎが脂肪に変わるには、どれくらいかかるのかをチェックしておきましょう。
食べすぎても焦らない!48時間以内にリセットを
体調や今までの食生活、運動習慣など、個人差があるので「食べ過ぎたら○日で脂肪に変わる」と明確に言うことはできません。
一般的には、食べすぎた物は糖として肝臓に蓄えられ、48時間で脂肪に変わるとされています。その脂肪が体脂肪として蓄積するのに、2週間程度かかります。
「48時間以内にリセットを頑張ろう」と考え、摂取カロリーのバランスをとっていきましょう。
食べぐせ注意!慢性的な食べすぎはNG
食べすぎた翌日、胃はむっつりしているのに口さみしくなった経験はありませんか?
「もう一日くらい、良いだろう」と次の日も食べすぎると、あと1日、もう少しだけ…と食べグセがついてしまいます。48時間以内にリセットを肝に命じて、食欲コントロールに取り組みましょう。
なお、食事会や飲み会が続く場合は、その時間以外の食事に気を使うと○。
たとえば「朝&昼:糖質20g程度を目安に食事 ⇒ 夜:飲み会をしっかり楽しむ」「昼:友だちとランチ!デザートも食べちゃう! ⇒ 夜:高タンパク&低糖質な食事」といった具合です。
そして、食べすぎが続いた後は、すぐにでもリセットを心がけましょう。
食べ過ぎた翌日の食事はどうする?
それでは、食べすぎた翌日はどんなものを口にすればよいかをチェックしていきましょう。なお、食べすぎたからと翌日は何も食べないというのはNGです。栄養不足、代謝低下を招き、かえって脂肪の蓄積につながります。
消化吸収の良い食事を心がける
食べすぎると胃腸は消化吸収のために働きっぱなしになります。胃腸を休めるために、消化吸収の良い食事を心がけましょう。
「まごはやさしい」を基本に食材を選ぶのがおすすめ。また、火がしっかり通った食材のほうが消化が良いので、野菜をクタクタに煮たり、ごはんはお粥や雑炊にしたり工夫を。
脂質が多い食材、動物性たんぱく質は消化に時間がかかるので、食べすぎ翌日は控えましょう。
【memo:「まごはやさしい」はどんな食材?】
ま(豆)
大豆、小豆、黒豆など。大豆製品はたんぱく質豊富なので、リセット日のたんぱく質補給におすすめ
ご(ごま)
ごまのほか、アーモンド、ピーナッツなど
わ(わかめ)
わかめをはじめ、昆布やひじきなどの海藻類
や(野菜)
リセット日には温野菜がおすすめ。ただし、ドレッシングではなくオリーブオイル+岩塩など、シンプルな味付けで
さ(魚)
魚類。リセット翌日は控えるのが無難。食べるなら夕食に。
し(しいたけ)
しいたけなどきのこ類。食物繊維豊富&低カロリーなヘルシー食材。食物繊維は腸の働きをサポートしてくれるので、リセット日には積極的に口にすると○
い(いも)
じゃがいも、さつまいも、里芋など。糖質が多いのでリセット日の食べ過ぎは注意
体内スッキリのために白湯を飲む
塩分やアルコールをたっぷり摂取した翌日は、体のめぐりが滞って体がむくみやすくなります。でも、むくんでいるからと水分を控えるのはNGです。
水分をしっかり摂取し、体のめぐりを促して老廃物排出に努めましょう。
おすすめは白湯。インドの伝統医学アーユルヴェーダでは「デトックスドリンク」と考えられています。
水をやかんや鍋に入れて火にかけ、15分沸騰させ、飲みやすい温度まで冷めたら出来上がりです。なお、白湯は飲みすぎると内臓に負担をかけるので、コップ1~2杯を目安に飲みましょう。
とにかく代謝を上げる
代謝が上がると体のめぐりが促され、老廃物が排出されやすくなります。「食べすぎたからハードな運動が必要」と考える方もいるかもしれませんが、代謝UPはそんなに難しくないですよ。
おすすめの代謝UP法を2つ紹介します。
まずは動く
食べすぎた翌日は「とにかく動く」「こまめに動く」を意識しましょう。
- その場足踏みをする(10分×3セット)
- スクワットを20回、朝昼晩やる
- 姿勢を正して立ち、大きく肩を回す(10回1セット×3回)
頑張れる方は30分程度のウォーキングやスロージョギングもおすすめです。
高温反復浴をする
1回の入浴で300~400kcalを消費できると言われる入浴法。体が芯から温まり代謝が上がりますし、汗をたっぷりかくので老廃物の排出にも有用です。
ただし、食べすぎた直後や、胃がむっつりしている朝は避けて行いましょう。消化吸収タイムは、胃腸に血液が集中しています。高温反復浴で全身の血液のめぐりを促すと、消化不良や吐き気などの原因になりかねません。
【やり方】
- 41~42度でお風呂を沸かす
- 足、お腹、肩の順でぬるめのシャワーを浴びる
- お風呂のお湯を桶にすくって、少しずつ体にかける
- 胸下まで、ゆっくりと湯船に浸かる(1分)
- 肩まで沈んで2分
- 5分休憩
- 肩まで湯船に浸かる(3分)
- 5分休憩
- 肩まで湯船に浸かる(3分)
- お風呂から出る
湯船から出る際は、立ちくらみやめまいを防ぐためにゆっくり立ち上がりましょう。また、たっぷり汗が出るので、入浴前後はコップ一杯の常温の水を飲むのもお忘れなく。
早めのリセットで脂肪をためない!
ダイエットをしていたり、スタイルキープを気にしていたりすると、少し食べすぎたときに罪悪感で辛くなることってありますよね。ですが、48時間以内にリセットを心がければ大丈夫!
早めに食べ過ぎをリセットして、脂肪をためないようにしていきましょう。
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教育、出版業界を経てフリーライターに。スタンダードな美容法からマニアックな健康法まで、情報収集・実践するのがライフワーク。キレイ&健康でありたいと願う女性をサポートできる情報を発信していきます。