生理前のニキビの原因と対策!ホルモンバランスのせいだからと諦めないで!
生理前は、ニキビや肌荒れが起こりやすく、状態が不安定になります。また、むくみ、だるさ、イライラなど体にも不調が出る場合もあります。
原因は「女性ホルモンの分泌量の変化」と「ストレスによるターンオーバーの乱れ」の2つです。
生理前のニキビ対策として、「肌を清潔にしてうるおいを補給するスキンケア」「紫外線対策」「皮脂の過剰分泌を抑えるアイテムの使用」「サプリメント補給」の4つがあります。
- 2022-05-06
- KOROTKMN
生理前になるとニキビに悩むという女性は非常に多くいます。ニキビができてしまうのは、ホルモンバランスの変動が大きな原因です。
生理前のニキビを予防するには、ホルモンバランスによる肌の変化を理解し、対策を講じることが重要です。本記事では、生理前のニキビの原因と対策について紹介します。
生理前のニキビについて
生理前のニキビの原因と対策を知る前に、まずは生理前の肌状態について理解しておきましょう。
ここでは「生理周期による肌の変化」と「生理前にニキビができる原因」について解説します。
生理周期による肌の変化
肌は、生理周期によって状態が変化します。ここでは、生理前、生理中、排卵前、排卵後の4期間の肌状態について解説します。
生理前
ニキビや肌荒れが起こりやすく、状態が不安定になります。むくみ、だるさ、イライラなど体にも不調が出る場合もあります。
生理中
生理前のニキビや肌荒れが少しずつ回復します。
排卵前
肌にツヤ・ハリが出て、調子のよい日が続きます。精神状態も安定し、心身ともに最もよい状態です。
排卵後
肌が脂っぽくなり、ニキビなどの肌トラブルが出始めます。普段使っていた化粧水がしみるなど、肌が敏感になる時期でもあります。
生理前にニキビができる原因
上述したように、肌は生理周期によって状態が大きく変化し、生理1週間前くらいから不安定になり、ニキビができやすくなります。
生理前にニキビができる原因として考えられるのは、次の2つです。
女性ホルモンの分泌量の変化
生理前になると、プロゲステロンと言われる女性ホルモンが多く分泌されます。
プロゲステロンは妊娠を助ける女性ホルモンで、体内に必要な栄養や水分を蓄積してくれる働きがある一方で、皮脂の分泌を増やす作用があるため、毛穴に汚れが詰まってニキビや炎症が起こりやすくなります。
とくに、Tゾーン(額、鼻、あご先)は、普段から皮脂の分泌が多く、生理前になると過剰分泌となりニキビができやすいのが特徴です。
ストレスによるターンオーバーの乱れ
通常、肌は28日周期で細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)をしています。
しかし、生理前は、ホルモンバランスの急激な変化によりストレスを感じやすく、ターンオーバーの周期が遅れがちになります。そのため、古い角質や汚れが残って毛穴を塞いでしまい、ニキビの原因となるのです。
生理前のニキビ対策
生理前は、どうしても肌状態が不安定になりがちですが、丁寧にケアをしてニキビのできにくい肌づくりを目指すことはできます。
ここでは、意識して行いたい生理前のニキビ対策を4つ紹介します。
肌を清潔にしてうるおいを補給するスキンケアを行う
生理前は、皮脂分泌が多くなって肌に汚れが溜まりやすいので、しっかりと落として清潔に保つスキンケアを行いましょう。
汚れを落とすには、クレンジングと洗顔が必要です。ただし、洗浄力が強すぎると、必要な皮脂や角質まで落としてしまい、肌が乾燥してさらに皮脂が分泌するといった悪循環になります。
クレンジング料と洗顔料は、中程度の洗浄力と保湿力を兼ねそろえたものを選びましょう。例えば、クレンジング料では、洗浄力が強いオイルやバームタイプは避け、ジェルやクリームタイプを選ぶことをおすすめします。
とはいえ、いくら保湿力のあるクレンジングや洗顔をしても、そのまま放置すると肌は乾燥してしまうため、化粧水、乳液、クリームを使った保湿ケアも忘れずに。セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなど高保湿成分配合のものを使うと、より保湿力が高まり、ニキビ、肌荒れといったトラブル予防に役立ちます。
紫外線対策を行う
生理前は、バリア機能が低下してデリケートになっているため、紫外線対策をしっかりと行いましょう。
紫外線により肌がダメージを受けると、炎症が起こってニキビの悪化につながる恐れがあります。朝のスキンケアの最後に日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。
もし、肌が敏感になっていて普段使用している日焼け止めに刺激を感じる場合は、紫外線吸収剤不使用のノンケミカル処方のものなど、低刺激なものに替えるなど工夫することが大切です。
どうしても日焼け止めがつけられない場合は、帽子、日傘、サングラスなどを着用して、できる限り紫外線から肌を守る努力をしましょう。
皮脂の過剰分泌を抑えるアイテムでケアをする
皮脂の分泌が気になる生理前は、皮脂分泌を抑制する成分配合の化粧品を使ったケアをプラスすることをおすすめします。
皮脂分泌を抑える成分の例は、次の通りです。
- ビタミンC誘導体
- ドクダミエキス
- ライスパワーNo.6
- ローヤルゼリーエキス
クレンジングローションなどに配合されていれば、コットンに湿らせて顔をふき取ることで、皮脂を抑制しながら不要な角質、汚れを取り除くことができます。
また、皮脂分泌抑制成分が配合された美容液を使うのもよいでしょう。美容液は有効成分の配合量が多いため、しっかりと皮脂分泌を抑えて、ニキビのできにくい肌に導いてくれます。
サプリメントでニキビのできにくい肌をつくる
生理前のホルモンバランスの乱れは、体の内側から整えることも大切です。ニキビを防ぐために必要な栄養素を、サプリメントで補いましょう。
サプリメントは、1粒に栄養素が凝縮されており、体への吸収も早いことから、効率よく肌の調子を整えられます。
活用するときは、ニキビ予防に効果のある成分が配合されているものを選んで飲みましょう。ニキビ予防に役立つ成分は次の通りです。
- ビタミンB群
- ビタミンC
- テアニン
ビタミンB群は、肌の代謝を促してターンオーバーを早め、汚れや古い角質を除去してニキビを防ぐ効果があります。ビタミンCは、皮脂分泌を抑制しニキビができにくい肌づくりに有効です。
テアニンは、イライラやPMS症状を和らげてストレスを軽減する効果があり、ターンオーバーを整えニキビの悪化を防ぎます。
まとめ
生理前は、ニキビや肌荒れが起こりやすく、状態が不安定になります。また、むくみ、だるさ、イライラなど体にも不調が出る場合もあります。
原因は「女性ホルモンの分泌量の変化」と「ストレスによるターンオーバーの乱れ」の2つです。
生理前のニキビ対策として、「肌を清潔にしてうるおいを補給するスキンケア」「紫外線対策」「皮脂の過剰分泌を抑えるアイテムの使用」「サプリメント補給」の4つがあります。
生理前のニキビをホルモンバランスのせいだからと諦めず、肌の変化に適した対策法でニキビを予防しましょう!