30代で起こる肌の変化とは?やっておきたいスキンケアも紹介!
30代は、20代のころには目立たなかった肌悩みが表面化する時期です。具体的な肌の変化の例として「たるみ毛穴」「乾燥」「くすみ」が挙げられます。
30代でやっておきたいスキンケアは「うるおいを残すクレンジング・洗顔」「美容液をお手入れにプラスすること」「低刺激かつ高保湿な化粧品を使うこと」です。
- 2022-02-06
- KOROTKMN
20代のころと比べて、肌に変化を感じ始める30代。今までのお手入れで大丈夫かと不安を感じて、見直すタイミングでもあります。
いつまでも美しい肌をキープするためには、年齢に応じたお手入れをすることが大切です。本記事では、30代で起こる肌の変化と、やっておきたいスキンケア方法について解説します。
30代で起こる肌の変化について
30代は、20代のころには目立たなかった肌悩みが表面化する時期です。ここでは、30代で起こる肌の変化の具体例を3つ紹介します。
たるみ毛穴が気になりはじめる
30代を過ぎると、たるみ毛穴が気になり始める方が多くいます。
毛穴は本来楕円形をしていますが、皮膚がたるむと下向きに引っ張られて縦長になります。これをいわゆる「たるみ毛穴」といいます。
30代では、20代に比べてコラーゲンやエラスチンの量が減って弾力が失われるため、皮膚がたるみやすくなり、たるみ毛穴に悩まされるのです。
30代から40代にかけての10年間はとくに、たるみによる肌の変化が顕著であるというデータもあり、エイジングが気になり始める年代といえるでしょう。
乾燥しやすくなる
30代を迎えると、肌の乾燥を感じる方が増えます。
なぜなら、肌の水分を保持するNMF(天然保湿因子)や細胞間脂質の生成力が下がって、うるおい不足となりやすいからです。また、皮脂量も20代後半から徐々に低下していくため、角質層の水分をキープする力が低下し、より乾燥しやすい肌となっていきます。
湿度の低下した空気、エアコンによる乾燥、洗浄力の高すぎるクレンジング・洗顔など外的要因が重なると、さらに肌の乾燥はひどくなるため注意が必要です。
くすみが気になりはじめる
30代になると、肌がくすんで血色が悪くなり、顔色が暗く見えるようになります。
原因は、ターンオーバーの周期が遅れることで、古い角質やメラニンが蓄積してしまうことです。古い角質は、水分を失ってハリがないため、肌にもみずみずしさがなくなり、透明感を失ったくすんだ状態にしてしまいます。
ターンオーバーは、28日周期で行われるのが理想ですが、30代になると30日~40日かかるようになり、さらに年齢を重ねると日数がかかってしまいます。
30代を過ぎたら、ターンオーバーを促進するためのお手入れを取り入れていくとよいでしょう。
30代でやっておきたいスキンケア
30代で起こる肌の変化に対応できるよう、お手入れ方法も見直していきましょう。ここでは、30代でやっておきたいスキンケアについて解説します。
うるおいを残すクレンジング・洗顔
毎日のクレンジング・洗顔では、うるおいを残すことを意識して行いましょう。
クレンジングや洗顔は、本来汚れを落として肌を清潔に保つ役割があります。しかし、使用するものによっては、洗浄力が強すぎて肌に必要な皮脂や角質を除去して、乾燥させてしまう場合があります。
30代の肌は水分と油分が減少して乾燥しやすいので、うるおいを残しながら汚れのみを洗浄できる化粧品を使って、クレンジング・洗顔を行うことが大切です。
例えば、クレンジング料は、洗浄力の強いオイルやバームタイプは避け、クリームやジェルタイプのものを選ぶとよいでしょう。洗顔料も泡立てて洗うタイプで、ヒアルロン酸やセラミドなど保湿成分を含むタイプを選ぶと、うるおいを守りながら肌をやさしく洗浄できます。
クレンジングや洗顔をした後、肌につっぱりを感じないか、しっとり感が残っているかチェックしましょう。
美容液をお手入れにプラスする
エイジングサインやトラブルが表面化し始める30代は、美容液をお手入れにプラスすることをおすすめします。
美容液は、基礎化粧品の中でも美容有効成分の配合量が多く、効果を実感しやすいのが特徴です。また、即効性があるので、トラブルを早いうちに解消できるメリットもあります。
美容液を選ぶ際は、自分の肌悩みに合った美容有効成分が配合されているものかチェックしましょう。美容液によく配合されている有効成分と対応する肌悩みの例は次の通りです。
L-アスコルビン酸(ビタミンC)、トラネキサム酸、コウジ酸
抗酸化作用があり、紫外線やストレスによる活性酸素除去に役立つ。シミ・くすみを予防する。
レチノール(ビタミンA)、ナイアシンアミド
ターンオーバーを促進する効果があり、エイジングを予防し若々しい肌作りができる。シワ、シミ、ニキビ、ニキビ跡に有効。
PHA(ポリ・ヒドロキシ酸)/BHA(ベータ・ヒドロキシ酸)/AHA(アルファ・ヒドロキシ酸)
肌のキメを整えて見た目を美しくする。角質除去作用があり、くすみを解消する。
サリチル酸
抗菌性があり、ニキビの原因となる角質を除去する。
低刺激かつ高保湿な化粧品を使う
30代の肌は、水分と油分が低下して乾燥しやすい傾向があります。また、乾燥した肌はバリア機能が低下しているため、デリケートです。毎日のお手入れでは、保湿力が高くかつ低刺激な化粧品を使いましょう。
保湿力が高い化粧品には、高保湿成分が配合されています。よく使われる高保湿成分の例は次のとおりです。
- セラミド
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
どの成分も、生体内にあるため肌なじみがよく、刺激が少ないため敏感肌の方も安心して使えます。なかでも、セラミドは水分を挟み込んで逃がさないため、高保湿成分の中で最も保湿力が高いといわれています。
乾燥にとくに悩んでいる方は、化粧品のパッケージにセラミドが入っているかチェックするとよいでしょう。成分表の上から6番目以内に記載があれば、高濃度で配合されていて高い保湿力を実感できるはずです。
また、成分表をチェックする際は、鉱物油、着色料、合成界面活性剤など刺激となりやすいものが入っていないかも併せてチェックすると安心です。
まとめ
30代は、20代のころには目立たなかった肌悩みが表面化する時期です。具体的な肌の変化の例として「たるみ毛穴」「乾燥」「くすみ」が挙げられます。
30代でやっておきたいスキンケアは、「うるおいを残すクレンジング・洗顔」「美容液をお手入れにプラスすること」「低刺激かつ高保湿な化粧品を使うこと」です。
肌が変化する30代からは、年齢に応じた本格的なお手入れで未来の自分に投資しましょう!