【ビフォーアフター】炭酸パックってどういう効果があるの?どんな肌に良いの?炭酸パックおすすめ2種比較
「肌のキメを整えたい」「毛穴を引き締めたい」「トーンアップしたい」という肌悩みに対するスペシャルケアとして話題となっている「炭酸パック」。一度は試したことがある、普段から愛用しているという人も多い一方で、まだチャレンジしたことがない、初めて聞いたという人も多いのではないでしょうか。
各メーカーから発売されていて種類もたくさんあるため、「どういった基準で選べば良いのかわからない」「効果面はどうなの?」と感じている人も多いはず。
今回はエステティシャンである筆者が、炭酸パックの効果や選び方をふまえて、おすすめ2種をビフォーアフターとともにご紹介したいと思います。
- 2021-10-20
- 寒川あゆみ
炭酸パックって何?どういった肌悩みに良いの?
「炭酸パック」とは、主にジェル状になった炭酸ガスを溶け込ませたパックのこと。
パックを作った段階や肌にのせた時に発生する炭酸ガスによって血行を促し、くすみの解消、トーンアップが叶う他、肌代謝の活性によってキメを整えたり、ニキビやニキビ跡の修復のサポート、毛穴を引き締めるなどの効果があります。
【こんな肌悩みの人におすすめ】
- くすみが目立ち疲れ肌に見えるためトーンアップしたい
- キメ細かなつるんとした肌になりたい
- 繰り返すニキビを落ち着かせたい
- ニキビ跡を薄くしたい
- 頬や鼻周りの毛穴を引き締めたい
炭酸パックにもいろんな種類がある…選ぶ基準は?
各メーカーから発売されているため、どういったものを選べばいいのかわからないと迷う人も多いのではないでしょうか。
ppmの数値をチェックする
炭酸パックには炭酸ガスが含まれているのですが、それを表すのが「ppm(ピーピーエム)」という表記。「パーツ・パー・ミリオン」の略で「100万分の1」を指す単位のことです。
発売されている炭酸パックは5,000ppm~10,000ppmのものが多く、さらに高い15,000~50,000ppmのものも登場しています。この数値が高いほど効果が高まるとされていることから、高濃度なものほどお値段も高くなる印象です。
温泉などにあるプチプチシュワシュワ弾ける炭酸泉も血行促進、美肌効果があると人気で1,000ppmを超えるため療養泉に分類されるほか、炭酸ガスの入った入浴剤は約100ppm、サイダーやコーラ、ビールなどの炭酸飲料で約3,000~4,000ppmの炭酸ガスが入っています。
混ぜるものと混ぜないものがある
炭酸パックは1剤と2剤になったジェルとパウダーを混ぜて作るタイプのものが代表的ですが、最近は1剤だけで済ませられるものもあります。難しいものではないですが、混ぜるのが面倒という人は混ぜないタイプのものを選ぶのも良いかも。
配合されている美容成分が違う
肌の悩み、なりたい肌に合った美容成分でない場合は「思っていたより効果がわからなかった」と感じることも。
- 潤いと透明感を出してくすみのない肌にしたい場合は「保湿成分」
- 白く明るい肌にしたいなら「美白成分」
- キメ細かな肌になりたい場合は「保湿成分」
- 「ニキビやニキビ跡など赤みを落ち着かせたい」「毛穴をキュッと引き締めたい」なら「美白成分」
元々の肌状態が、乾燥しがちでキメの荒れや毛穴が目立つタイプは「保湿成分」、皮脂が多く、硬くゴワついた肌で毛穴が目立つ場合は「美白成分」を選ぶのもおすすめです。
エステティシャンおすすめの「炭酸パック」2選
フェヴリナ ナノアクア 炭酸ジェルパック
筆者が長年愛用している「フェヴリナ ナノアクア 炭酸ジェルパック」は、ジェルとパウダーを混ぜて作り、生の炭酸を体感できるパック。
ppm数値は公式で表示されていないですが、「炭酸発生量」「炭酸発生速度」「炭酸濃度」の独自のゴールデンバランスにこだわっています。
今まで色んな炭酸パックを使用したことがありますが、パック中のピリピリ感や使用後の乾燥もない使い心地で、しっかりとトーンアップや毛穴の引き締めを体感できます。
美容成分は10種類配合しており、肌を潤す「ヒアルロン酸」「ダイズ種子エキス」、乾燥ダメージから守る「ザクロ果皮エキス」「カンゾウ根エキス」、肌のくすみを整える「オタネニンジン根エキス」、肌を引き締める「キハダ樹皮エキス」「クエン酸」、肌を整える「ライムギ胎座培養エキス」「アスコルビン酸」、ハリを与える「ラミナリアディギタータエキス」が配合されています。
もちろん、石油系界面活性剤、鉱物油、合成香料、合成着色料、アルコール、パラベンは使用しておらず、肌への優しさにもこだわっています。
使い方
1. 洗顔後、顔の水気を拭き取ります。
2. 専用カップにジェル1包とパウダー1包を入れ、スパチュラでまんべんなく混ぜ合わせます。
3. 顔全体に厚く均等にのせます。皮膚の薄いまぶた、唇にも使えます。
4. 専用シートで顔全体を覆い、そのまま20分パックします。
シートをつけることでジェルが垂れにくくなります。
5. スパチュラでジェルと落とし、水またはぬるま湯で洗い流します。
パックを混ぜるなどの工程はあるものの、刺激はないので乾燥肌、ニキビ肌、脂性肌の人でも使用できます。
筆者はニキビ跡や毛穴が目立つタイプですが、顔全体の赤みやくすみが落ち着いてトーンアップし、毛穴の引き締めも実感できます。
洗い上がりはしっとりモチっとした感じです。
保湿タイプの美容成分が多く含まれていることから、「潤いやなめらかさのある肌にしたい」「肌のキメを整えたい」「赤みやニキビ跡を落ち着かせたい」という人におすすめです。
シャルーヌ化粧品 CC スパークリング ジェルパック
筆者が最近知った炭酸パックの中で、これ凄いかも!と感じた「シャルーヌ化粧品 CC スパークリング ジェルパック」。
混ぜる行程はなく、パウチから取り出し塗るだけのものです。
一般的な炭酸パックに比べて、濃度が高めな20,000ppmです。
美容成分はなんと43種類も配合されており、保湿成分「プロテオグリカン」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「6種のセラミド」、美白成分である「αアルブチン」「ビタミンC誘導体」のほか、「15種類の植物エキス」「発酵液エキス」が含まれています。パラベン、鉱物油、合成着色料、香料フリーです。
使い方
1. 洗顔後、顔と手の水気を拭き取ります。
2. パウチを開けてジェルを取り出します。
3. 目元と口元(まぶた、目の下1.5cm、唇)以外の顔全体に、ジェルを素早く均等に塗布します。
4. しばらくするとシュワシュワ音を立てて発泡し、約5分後には顔全体が泡状になります。さらに5分(計10分)置きます。
5. 水またはぬるま湯で洗い流します。
発泡すると同時に肌がムズムズするような感覚がありますが、血行促進をしていることによっておきる現象です。
洗い流す際に美容成分によるヌルつきを感じますが、洗い流すとさっぱりして、肌がキュッと引き締まったような感じです。
炭酸濃度が高いことと美白成分が配合されていることから、「トーンアップ」「赤みやニキビ跡の鎮静」「毛穴の引き締め」をしたい人におすすめです。
保湿重視なら「フェヴリナ」、美白重視なら「シャルーヌ化粧品」がおすすめ!
それぞれ「トーンアップ」「肌のキメ」「肌触りの変化」「毛穴の引き締まり」を実感することができましたが、使用感や配合されている美容成分から考えると、潤い、保湿重視なら「フェヴリナ ナノアクア 炭酸ジェルパック」、パッと明るく美白重視なら「シャルーヌ化粧品 CC スパークリング ジェルパック」の方が良いと感じました。
ビフォーアフターで見てもわかるように、炭酸パックは1回でも効果を実感することが出来ますが、黒ずみ毛穴、ニキビ跡などは1回で消えるものではないため、肌の代謝を高めて肌をコツコツ再生するようなイメージで、週に1回や10日に1回など定期的に取り入れるのがおすすめです。
炭酸パックってどうなの?どうやって選べばいいの?と感じている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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大阪谷町九丁目エステサロンprivate salon Laule'a代表。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。サロン業の他、講師、美容家、美容ライターとして多岐に渡り活動中。