美容賢者が一番こだわるのは“クレンジング”!正しいクレンジング法、教えます
美容のプロが一番こだわるのは、化粧水でも美容液でもクリームでもなく、実は“クレンジング”。正しいクレンジングができて、はじめて美容液などのスキンケアアイテムの効果が発揮されます。
今回は、美容のプロも実践しているクレンジング法をご紹介します。
- 2021-08-14
- SAKI
メイク落としは手を抜くべからず
化粧水よりも、美容液よりも、なぜクレンジングにこだわらなければならないのか?
ほんの少し残ったメイク汚れも肌トラブルの原因に
丁寧なクレンジングを怠り、目のキワにアイラインやマスカラが残っていたり、小鼻のキワにファンデーションが残っていたりすると、それだけで大きな肌トラブルに繋がることもあります。
メイクアップ化粧品には基本、油性成分が配合されています。油は放置すると酸化するように、肌の上でも同じ刺激物となってしまいます。
例えば目のキワのアイラインやマスカラ残りは、目への刺激になるだけでなく、そのまま色素沈着を起こし、クマやくすみの原因にもなります。小鼻キワのファンデーション残りは、こちらも刺激物となり赤みへと繋がります。
このように、メイク汚れが残っているとトラブルが起こるだけでなく、後から馴染ませる化粧水や美容液、クリームなどの本来の効果が発揮できなくなります。必ず丁寧なクレンジングを日々心がけましょう。
自分の肌や普段のメイクに合うクレンジングが選べていなければ、全てが水の泡!
クレンジングにもたくさんの種類があります。オイルクレンジングやミルククレンジング、ウォータータイプや拭き取りシートなど、肌質や用途に合わせて使い分ける必要があります。
例えば皮膚が薄く刺激に弱いのに、摩擦が加わりやすいウォータータイプや拭き取りシートを使うと、ますます赤みが悪化します。
また、カバー力の高い油分たっぷりのファンデーションを使用しているのに、さっぱりとしたミルクタイプやジェルタイプのクレンジングを使っては、おそらくメイクをしっかり落とすことができず、肌に残ってしまいます。
自分の肌質、普段のメイクに合わせて、慎重にクレンジングは選びましょう。
クレンジングの正しいやり方
指先ではなく、手のひら全体を使って優しくすべらせる
まずは指に適量を取り、両頬・おでこ・あご・鼻に5点置きします。お顔全体にクレンジングを馴染ませる際は、指先ではなく手のひらを使いましょう。
指先のほうが細かい部分までクレンジングを馴染ませることができるので、ほとんどの方が指先を使いますが、指先は力が入りやすく摩擦の原因にもなってしまいます。手のひら全体を使えば力が入りにくくなり、また柔らかい部分が当たるので刺激も抑えることができます。
小鼻や目のキワなどは指先を使いますが、力加減を意識して撫でるように少しずつ落としていきましょう。
オイル系・ミルク系は必ず乳化させてから落とす
こちらはそもそも知らなかった!という方が多いのですが、特にクレンジングオイルや油系クレンジングジェルは、「乳化」というひと手間が必要になってきます。クレンジングにおける乳化は、まずは乾いた肌にクレンジング剤を全体に馴染ませた後、少量の水をオイルクレンジングに馴染ませることです。
少しの水を含ませると、白く濁ります。これはしっかりメイク汚れが浮いてきている証拠。この乳化の手間を省き、クレンジングを馴染ませてすぐに洗い流そうとすると、メイク汚れやクレンジング剤が肌に残ってしまいます。油系のクレンジング剤を使っている方は、乳化の手間は省かないよう気をつけましょう。
クレンジングでパックはしないこと!
最近のクレンジング剤には、優秀な美容成分がたっぷり含まれているものも多いです。なんだか、すぐに洗い流すのももったいないですよね。
ですが、そんなことは考えず、すぐに洗い流してしまいましょう!もったいないから…とパックをする方もいらっしゃいますが、クレンジングには界面活性剤というメイク汚れを落としたり、水と油を仲良くさせるための成分が入っています。こちらは肌の上に長時間とどまると、乾燥を招くなどのトラブルにつながってしまいますので、クレンジングに入っている美容成分は「洗浄力が高いクレンジングで肌が乾燥するのを防ぐもの」として考えておきましょう。
筆者愛用!おすすめクレンジングアイテム厳選
カバーマーク トリートメント クレンジング ミルク
筆者の愛用歴は7年以上、もう何十本もリピートしています。他のクレンジングに浮気したりしますが、結局はこれに戻ってきてしまいます。
筆者は普段カバー力の高いファンデーションやウォータープルーフのアイライナーは使わないので、ミルクタイプで十分だと思っています。ですが、このクレンジングミルクの凄いところは、ウォータープルーフのメイクアップ化粧品も比較的簡単に落とせるというところ!ミルクタイプにしては洗浄力は高い方だと思います。
テクスチャーはなめらかで伸び広がりもよく、まるで美容液を馴染ませているかのよう。トリートメント効果もあるので肌がつっぱることなく、使い心地も申し分ないです。
濃いメイクをしない方や、レジャー用のスーパーウォータープルーフの日焼け止めを塗らない方は、ぜひ一度試してみて欲しい名品です。
ピュアヴィヴィ クレンジングローション
こちらはコットンに含ませて拭き取るタイプのクレンジングローションです。普段のメイク落としとしては使いませんが、仕事柄手元にスウォッチで色を出したり、アイラインやリップの比較で何度も落としたりすることがあるので、手軽に使えるウォータータイプを常備しています。
いろいろなウォータータイプのクレンジングを試してきましたが、ピュアヴィヴィのクレンジングローションは目に入っても滲みづらく、アイメイクを落とすにも適していると感じました。
コットンを使うので物理的な刺激は避けられませんが、例えばどうしても夜疲れて帰ってきて、メイクを洗い流す気力もない…という方は、ソファやベッドサイドに1本用意しておくといいでしょう。拭き取るだけで落とすのも簡単です。落とさず寝るよりはるかに良いので、クレンジングローションで迷っていた方は、ぜひ試してみてくださいね。
正しいクレンジングで、明日からあなたもすっぴん美人!
何事も、「まずは土台から」というように、スキンケアにおいてもまっさらな状態の肌がとても重要です。
クレンジング、正しくできてなかったかも!という方は、ぜひこの記事を参考に日々のクレンジングを見直してみてくださいね。
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百貨店にて美容部員の仕事をする傍ら、美容専門学校にてメイク講師の仕事を兼任中。コスメコンシェルジュインストラクターの資格を取得し、その知識を活かして美容ライター・ブロガーとしても活動。コスメの先生として、日々たくさんの化粧品アイテムを研究中!