割れた腹筋が手軽に作れる!「腹筋エクササイズ」3選
薄っすらと腹筋が割れた「腹筋女子」に憧れる方、多いですよね。
そこで今回は、割れた腹筋を手軽に作ることができる腹筋エクササイズを3つご紹介します。
- 2021-07-27
- 町田晋一
「腹筋女子」を目指したい人にお勧めする「3つの腹筋エクササイズ」とは?
それでは早速腹筋エクササイズをご紹介していきましょう!
割れた腹筋を作るには、4つある腹筋群の中でも、表面にある腹直筋と外腹斜筋を刺激するエクササイズを行う必要があります。
ここではおうちで手軽にできる腹筋エクササイズを3つご紹介します。用意すべきものは、ヨガマットもしくは大きめのバスタオル1枚だけです!
1. 脚上げクランチ
- 仰向けの体勢から両脚を真上に上げて、「Lの字」を作ります。両手は頭の後ろに添えて、肘を開くようにします。
- 息を吐きながらみぞおちを支点に上体を起こしていき、筋肉が収縮していることが感じられるところで1秒程度静止します。
- 息を吸いながら上体を下ろしていきます。この時、筋肉の緊張を持続させるために、完全に下ろし切らないようにします。
両脚を上げてクランチ動作を行うことで、腹直筋全体と外・内腹斜筋に効かせることができます。
15~20回を、1分程度の休憩を入れながら3セット行います。
〈ポイント及び注意点〉
腹直筋に効かせるコツは、みぞおちから上体を起こすようにすることです。
上体を起こす際、なるべく首を曲げないようにしましょう。首を曲げる動作で上体を起こしてしまうと、頚椎への負担が大きくなる上、腹直筋への刺激が分散してしまうからです。
両肘を閉じてしまうと、腹直筋ではなく腕の力で上体を起こしてしまうことになります。そのため、エクササイズ中は両肘を開くようにします。
2. ツイストクランチ
- 両膝を立てて仰向けになり、両手は頭の後ろに添えて肘を開くようにします。
- 息を吐きながら、お腹の真上で右肘と左膝を引き付けて1秒程度静止し、息を吸いながら元の体勢へ戻すという動作を左右交互に繰り返します。そうすることで外・内腹斜筋に効かせることができます。
20~30回を、1分程度の休憩を入れながら2~3セット行います。
〈ポイント及び注意点〉
ただお腹の真上で肘とその反対側の膝を引き付けただけでは不十分です!外・内腹斜筋に効かせるには、上体を捻りながら起こすようにします。
3. レッグレイズ
- 仰向けの体勢になり、両腕はカラダの横で「ハの字」に構えます。両膝を軽く曲げて足を床から離したところから…
- 息を吐きながら、下腹部を支点に両脚を床と垂直になるまで上げていき、息を吸いながら両脚を床スレスレまで下ろしていく動作を繰り返します。なかなか割れにくい腹直筋下部に効かせることができます。
15~20回を、1分程度の休憩を入れながら3セット行います。
〈ポイント及び注意点〉
下腹に効かせるためのポイントは、下腹部を支点に両脚を上げていくようにすることです。
写真のようにエクササイズボールを足でしっかり挟みながら行うようにすると、腹直筋下部が動員されやすくなりますのでお勧めです。
慣れてきたら、カラダの横に構えている両腕を頭の後ろに組むようにしてみましょう。それだけで強度をアップさせることができます!
割れた腹筋を作るには腹筋エクササイズだけでは不十分?
この3つの腹筋エクササイズを行えば、腹筋を割ることができます…と言いたいところですが、確実に腹筋を割るにはこれだけではまだ不十分です!
なぜならば、腹筋エクササイズでは皮下脂肪を落とすことができないからです。
いくら腹筋エクササイズで腹筋群が引き締まったとしても、その上に皮下脂肪がついていたら、腹筋が割れているのかどうかわかりません。そこで腹筋エクササイズと合わせて、皮下脂肪を落とすことが必要です。
皮下脂肪を落とすために行うべきこととして、「カロリーコントロール」と「全身の筋トレと有酸素運動」の2つが挙げられます。
1:カロリーコントロール
1つは、摂取エネルギー量が消費エネルギー量を上回らないようにカロリーコントロールをすることです。なぜなら摂取エネルギー量が消費エネルギー量を上回ってしまうことが、皮下脂肪が増えてしまう原因と言われているからです。
そのためには、一日の摂取エネルギー量を把握しておく必要があります。一日に摂取すべきエネルギー量は、次の公式で求めることができます。
摂取エネルギー量 = 標準体重 × 身体活動量
ちなみに標準体重は〈身長(m)× 身長(m)× 22〉で求められます。
身体活動量はデスクワークなどをしている人であれば25~30kcal、立ち仕事をしている人は30~35kcal、力仕事のような重労働をしている場合は35kcal以上となります。
例えば身長が160cmの人で普段デスクワークをしている人であれば、標準体重は56.3kgとなるので、一日の摂取エネルギー量は、
56.3 × 25 = 1407.5kcal/日
となります。
皮下脂肪をつけないようにするためには、計算式で導き出された摂取エネルギー量が消費エネルギー量を上回らないようにコントロールしていくようにします。
2:全身の筋トレと有酸素運動
消費エネルギー量が摂取エネルギー量を上回るようにする簡単な方法があります。それは基礎代謝量を増やすことです。その理由は、一日の総消費エネルギー量のうちの70%が基礎代謝が占めているからです。
そこで、基礎代謝を上げるための全身の筋トレと、脂肪を減らすために有効な有酸素運動を行うようにします。
具体的にはスクワットやランジ、腕立て伏せなどといった筋トレを行い、その後に有酸素運動を行うようにします。
筋トレの後に有酸素運動を行うことで、効率良く脂肪を減らすことが可能と言えます。なぜなら筋トレ直後は脂肪が分解され始めるタイミングだからです。そのため筋トレ後に有酸素運動を行えば、即座に脂肪がエネルギーとして使われるようになり、効率良く脂肪を減らすことができると言えるのです。
「なりたい腹筋」をイメージしながら早速実践してみましょう!
今回は薄っすらと割れた腹筋を目指す方のために、腹筋エクササイズと皮下脂肪を落とす方法についてお伝えしました。ご紹介した方法を確実に実践すれば、腹筋が薄っすらと割れてくるはずです!
「なりたい腹筋」をできるだけ具体的にイメージしながら取り組んでみてくださいね!
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お腹痩せトレーナー。 1972年埼玉県浦和市(現さいたま市)生まれ。 東京都渋谷区・新宿区のパーソナルジムで、ぽっこりお腹に悩む女性のお腹痩せ成功をサポートしている。食事制限をしない、無理なくお腹瘦せできる独自のメソッドを提唱。 これまでぽっこりお腹に悩んでいた女性の腹囲を、2ヶ月で平均−5.6㎝のお腹痩せ成功に導く。 パーソナルトレーニング指導歴23年。