生理周期を上手に取り入れた、こころを楽にするストレスフリーなダイエット
生理周期で変わる、女性ホルモン。
このホルモンのバランスによる変化と上手に付き合いながら、無理のないストレスフリーのラクなダイエットで、みずみずしく理想的なボディへ。
- 2021-07-06
- ななみ
生理周期と体調変化
日々うつろう・からだ
私たちの体調は日々少しずつ変化していて、その原因の一つとして生理周期があります。この周期による影響は、体調として感じることだけではなく、外見や体型にも関係しています。
つまり、ダイエットにも大きく関わっていて、体の様々なところに影響が出ます。ここでは、生理周期の変化に伴う「体型への影響」を中心にお届けします。
ダイエットにまつわる「したいこと」でも「気になること」
- この1週間は小食にしてたから、今日はごほうびにケーキを食べよう!
- あれ、今日はちょっとしか食べてないのにお腹が張ってる…
- ここ数日、ワークアウトの効果が出やすくなったかも。
- いつもと同じ量の水分を摂ってるけど、日によって翌朝のむくみが違うような…
- 先週までアクティブにストレッチができていたのに、今週は気が乗らない…
- サボったからかな…なんだか、体が重く感じる。
気・血のつながり
東洋医学・中医学では、「気」と「血」は密接に相互に作用し合っていると考えられています。
「気」の流れは「血」を体内にめぐらせたり、温めたりする作用があります。一方で「血」は「気」の力が体内で働くようにし、元気に過ごせるようにサポートする作用があります。
特に女性にとって「血」は、はつらつに過ごすために大切な要素の一つです。「気」とともにそれぞれが正常に流れているときは、代謝が活発になって体のめぐりも改善するため、ダイエットの効果も得やすいです。
柔軟に身をまかせる
毎日変化する“自分のからだの声”と向き合うことから
生理周期の時期によって分泌されるホルモンの種類が異なります。そして、私たちのカラダはそれぞれの期間に分泌されるホルモンにより、体調の変化が起きてしまいます。
ときには、自分の想いや理想とは反対の現象が起きてしまうこと、どうしても自分ではコントロールできないこともあります。
「足だけがむくんでしまう」・「おなかが張ってぽっこりが気になる」・「ちょっと前まで控えてたのに!大好きなお菓子を食べすぎてしまった…」などなど。周期ごとに体が変化する中で、それに逆らっていると体が拒絶反応を起こしてしまい「これ以上無理!」となってしまいます。
そのため、「もっとやせたい!」、「食事制限を今日から始めよう!」とダイエットに積極的に取り組んでいきたい気持ちがあるときであっても、無理にすることはせず「周期に合わせた時期と相談すること」が大切です。
おススメの過ごし方
そこで、おススメする過ごし方は「変化に柔軟に身をまかせてみること」です。それぞれの期間に合わせて「ダイエットの緩・急」をつけると、体にも負担が軽くて取り組みやすいです。
生理周期は人それぞれありますが、おおよその目安としてご覧ください。
おやすみ期間:月経期(生理開始から約1週間)
この時期は、「血の不足、気の乱れ」が起きやすいです。十分にリラックスして、食事や衣服の調整をして体を温めて休めることが大切です。
自分の好きなものを食べたり、好きなことをしたり、こころの充足を感じることがいいです。
ただし、次のような食事を避けることをおススメします。
- トウガラシなどの辛い刺激物:体に余計な熱をこもらせることで代謝に影響が出てしまいます。
- 生野菜、お刺身、白砂糖などの体を冷やすもの:血行不良になるので、流れが滞ってしまいます。
アクティブ期間:卵胞期(生理終了日から約1週間)
ダイエットを重点的に行うと、効果が出やすくモチベーションがアップする時期です。この時期は、体がすっきりしやすく、メンタルも安定しやすい時期です。
運動、ワークアウトの効果も出やすく、お腹の調子も整いやすいので、食事の栄養素も吸収し、不要な老廃物を外に出しやすい時期です。この時期を利用して、体を思いっきり動かすことで「血」や「気」が体内を巡りやすくなります。
代謝率がアップして、お腹の調子も快調、むくみも取れやすいなど、すっきり・さわやかな爽快感を感じやすいです。
リラックス期間:排卵~黄体期(生理終了日から約2週間目~次の生理開始日まで)
ダイエットが適しているかと聞かれたら、NGの期間です。この時期は、黄体ホルモンの分泌が増加することで、体のむくみが起きやすく、お腹の調子も悪くなりがちになります。そして、血糖値の下がり度合いが大きくなるため、自分の意思に反して甘いものを欲しやすくなります。
ここで注意したいことが「炭水化物やお菓子の摂り過ぎ」です。炭水化物・ブドウ糖(グルコース)は食べると血糖値の急上昇につながる分、下がるときは一気に下がります。そのため、「また甘いものが食べたい」というように脳が反応してしまいます。「甘いものの摂り過ぎ」によって余分なエネルギーが脂肪として体内に蓄積されていきます。
代わりに、食物繊維やたんぱく質を多く含む食事を摂ると、空腹が回避できるため食べ過ぎの防止にもつながります。
この時期は、体をゆるやかに動かすことで「血」や「気」を滞らせないようにしていきましょう。疲れやすい時期ですが、適度な運動によりこころもリラックスできます。
ベストコンディションで理想のカラダへ
日々、変化している周期をもとに、そこに柔軟に身をまかせて体を整えてダイエットに応用する過ごし方をお届けしました。
「アクティブ期間:卵胞期(生理終了日から約1週間)」の時に、食習慣や運動習慣を変えると、わりとそのまま体になじみやすいです。
気付いた時に始め、「無理しないこと、あせらないこと」が大切です。今日できなくても、明日から、という気楽な気持ちで試してみるとすんなりできます。
この記事をご覧頂いて、ゆるやかなボディコンディション、そして健康的な美容メソッドにお役立てください。
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ななみ薬剤師・国際中医師・AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
より美しく、輝く美容ライフにリンクする記事をお届けします。
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