「お腹痩せ」するために摂っておきたい食品とは…
多くの人を悩ませる「お腹まわりのライン」。お腹痩せには、トレーニングと合わせて食事にも配慮する必要があります。
それではお腹痩せするにはどんな食品を摂ればよいのか、詳しくお伝えしたいと思います。
- 2021-03-09
- 町田晋一
なぜ「お腹痩せにはトレーニングだけでは不十分」と言えるのか?
お腹痩せにはトレーニングだけでは不十分と言えます!なぜならカラダを作っているのは、トレーニングと食事だからです。
このうちの1つでも欠けていたら、ボディメイクはうまくいきません!仮にいくら効果的なお腹痩せエクササイズを行っていたとしても、食事の摂り方がいい加減なものだとお腹痩せできません!ブレーキを踏んだままアクセルを踏むようなものです。
エクササイズ効果を後押しする意味でも、食事にも配慮する必要があると言えるのです。
お腹痩せするために摂るべき2つの食品
それではお腹痩せするためには、どのような食品を摂るべきでしょうか。
お腹痩せするために積極的に摂るべき食品として、食物繊維と発酵食品が挙げられます。
なぜ食物繊維と発酵食品なのか?これらを摂ることで、腸内環境を整えることができるからです。
それでは食物繊維と発酵食品について、詳しくお伝えしていきましょう。
1. 食物繊維
食物繊維は腸内で善玉菌のエサとなります。食物繊維は水に溶けない「不溶性食物繊維」と、水に溶ける「水溶性食物繊維」に大別されます。
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維には主に「セルロース」「ヘミセルロース」「リグニン」「キチン」などの種類があります。
それぞれの種類に含まれる食品として、以下のものが挙げられます。
- セルロース:野菜類
- ヘミセルロース:ライ麦粉やオートミールなどといった穀類や大豆類
- リグニン:ココアや大豆類
- キチン:甲殻類の殻やキノコ類
不溶性食物繊維は、水分を吸収して大きく膨らみ、腸の蠕動運動を活発にすることで便通を促す効果があります。
水溶性食物繊維
一方、水溶性食物繊維には、「ペクチン」「アルギン酸」「グルコマンナン」などといった種類があり、それぞれに含まれる食品として以下のものが挙げられます。
- ペクチン:バナナなどの熟した果物や野菜類
- アルギン酸:ワカメやコンブなどといった海藻類
- グルコマンナン:コンニャク類
水溶性食物繊維は、小腸での吸収速度が緩やかなので、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
そのため血糖下降ホルモンで脂肪合成促進作用もある「インスリン」の分泌を抑制させることができ、「太りにくいカラダ」にすることができると言えます。
食物繊維の一日の目標摂取量
それではこういった食物繊維を一日にどれだけ摂ればよいのでしょうか。
食物繊維の一日の目標摂取量は、成人男性で20g以上、成人女性で18g以上と言われています。ちなみに、キャベツひと玉(約1000g)に含まれる食物繊維は、約20gと言われています。
いかがでしょうか。案外摂れていない方が多いのでは?
2. 発酵食品
「発酵食品」とは、微生物の働きでできた食品のことで、ヨーグルトや納豆、キムチ、味噌、ぬか漬けなどが挙げられます。
発酵食品は腸内で善玉菌そのものとなりますので、腸内環境を整える上で不可欠です!但し、発酵食品の中には塩分を多く含む食品が多いので、毎日の生活の中で少しずつ摂るのが望ましいと言えます。
なぜ腸内環境を整えることが「お腹痩せ」に有効なのか?
腸内環境を整えることはお腹痩せに有効です。その理由として2つ挙げることができます。
1つは、腸内環境を整えることで免疫力向上や美肌効果が期待できますが、それ以外にも便秘の解消にもつなげることができるからです。
2つ目の理由として、腸内環境を整えることは「痩せやすいカラダ」にすることができると言えるからです。
腸内環境が正常に整うということは、善玉菌が優位な状態であるということです。善玉菌が優位に働くと、腸内細菌の1つである日和見菌が善玉菌をアシストするようになります。この善玉菌をアシストする日和見菌のことを「バクテロイデス門」と言います。この菌は食べても太らない人や痩せやすい人に多く見られることから「痩せ菌」とも言われています。
この痩せ菌がエサを食べて作り出す「短鎖脂肪酸」には、食欲の抑制や脂肪の蓄積の予防、全身の代謝を上げてエネルギー消費量アップをサポートするといった効果が期待できることから、痩せやすいカラダにすることができると言えるのです。
「食事の摂り方のどこに問題があるのか」を簡単に見つける方法
今回は「お腹痩せするために摂るべき食品」についてお伝えしてきました。
お腹痩せには、日頃のエクササイズと並行して食事にも配慮することが必要で、食物繊維と発酵食品を積極的に摂るのが望ましいと言えます。
「効果的なエクササイズができているのに効果が現れていない…」という場合は、日頃の食事の摂り方に問題があることが考えられます。そこで食事の摂り方を見直してみるとよいでしょう。
それには「食事で何を、どれくらい摂ったか」を記録する必要があるのですが、「いちいち文字にして記録するのが面倒…」という場合には、スマホで写真を摂ることをお勧めします。それを後で見返すことで、自分の食事を客観的に見ることができ、何が問題なのかが見えてくるようになります!
是非お試しください!
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お腹痩せトレーナー。 1972年埼玉県浦和市(現さいたま市)生まれ。 東京都渋谷区・新宿区のパーソナルジムで、ぽっこりお腹に悩む女性のお腹痩せ成功をサポートしている。食事制限をしない、無理なくお腹瘦せできる独自のメソッドを提唱。 これまでぽっこりお腹に悩んでいた女性の腹囲を、2ヶ月で平均−5.6㎝のお腹痩せ成功に導く。 パーソナルトレーニング指導歴23年。