そんな選び方で大丈夫?肌にダメージを与えない、日焼け止め数値の選び方
特に夏はリゾートに行くことも多く、日焼け止めが活躍する時期。日常使いのものとリゾート使いのものを選ぶとき、SPFとPAの数値を見ますよね。その2つの意味、ご存知でしょうか?わからないからとにかく数値の高いもの!と選んでいると、肌にダメージを与えているかもしれませんよ!
今回はどうやって日焼け止めを選べば、肌にダメージを与えずにきちんと紫外線から守ることができるのかお伝えします。
- 2016-06-18
- 萩原かおり
SPFは紫外線B波をカットする力
サンバーンとは、肌が赤くなってヒリヒリする状態のことです。日焼けした後にお風呂に入ったとき、痛くてびっくりしたことがありませんか?これは強いエネルギーを持っている紫外線B波による炎症です。紫外線B波をカットする力を数値で表したものがSPFで、1あたり20分カットすることができます。たとえばSPF30だとしたら、30×20分となり、600分(10時間)肌を紫外線B波から守る力があります。
PAは紫外線A波をカットする力
紫外線A波は肌がヒリヒリするサンバーンを招くことはありませんが、B波よりも肌の奥に到達する力があり、シミやシワの原因になるものです。肌が黒くなり、老化につながるため、こちらもきちんとカットしないといけません。PAは「+」「++」「+++」の3段階で表示され、+が多ければ多いほどカットする力が高くなります。日焼け止めをつけない状態に比べて、「+」が2~4倍、「++」なら4~8倍、「+++」なら8倍以上、肌が黒くなるまでの時間を延ばすことができます。
数値より重要なのは「塗り直し」
日常使いでリゾート用の数値を使用していると、ダメージを与えてしまい肌がボロボロになってしまう人もいます。日常使いであれば【SPF20、PA++】を目安に使うようにしましょう。リゾートなど日差しの強い場所で長時間過ごすような場合は【SPF30、PA+++】程度のものをこまめに塗りなおしながら使うことをおすすめします。汗で流れてしまうことが多いため、SPFの数値をいたずらに高くするよりも、塗りなおすほうが効果的です。
SPF50の持続時間は1000分(16時間40分)ですが、そんなに外出しないですよね。一番大切なのは塗り直しなので、高い数値だからと安心せずに、正しく日焼け止めを使いましょう。
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心理学・社会学を専攻し、コミュニケーション心理やリンパマッサージも習得。美容部員勤務を経てスキンケアコンサルタントに。制作会社で編集・ライティング・広報を経験後、フリーライターとして活躍中。