肌の乾燥に効くクリームの選び方!うるおい不足を完全防御!
クリームを選ぶときは「高保湿成分配合」「好みの使用感」の2つのポイントを重視しましょう。
保湿効果を十分に引き出すために、適量、力加減を守るなど、クリームを正しく使うことも大切です。
- 2021-01-07
- KOROTKMN
トラブルや老化の原因となる肌の乾燥。毎日のお手入れにクリームを使うと、肌の乾燥予防に期待ができます。とはいえ、クリームには多くの種類があり、肌の乾燥予防に効くものがどれか判断に迷う人も少なくありません。
本記事では、肌の乾燥に効くクリームの選び方について紹介します。クリームは「高保湿成分配合」「好みの使用感」の2つのポイントで選びましょう。
肌の乾燥とクリームについて
肌の乾燥に効くクリームの選び方を知る前に、肌の乾燥とクリームの関係について知っておきましょう。肌の乾燥にクリームが必要な理由が分かると、どのようなクリームを選べば効率的に乾燥を防げるか判断できるようになります。
ここでは、「肌が乾燥する原因」と「クリームの役割」について説明します。
肌が乾燥する原因
肌が乾燥する原因は、次の5つが挙げられます。
加齢
年齢を重ねると、皮脂の分泌量が減り皮脂膜が十分に作られないため、肌のバリア機能が低下して紫外線などの外的刺激に弱くなります。すると、肌の細胞が傷つき、水分が流れ出てうるおいが不足します。
また、皮脂膜が減ると、肌内部の水分蒸発も起こりやすくなるため、より肌は乾燥していきます。
紫外線のUV-B
紫外線のUV-Bは、肌の表面にダメージを与えて角層から水分を奪い、乾燥させます。
空気の乾燥
空気が乾燥すると、肌の水分も大気中に奪われ乾燥します。とくに、湿度が低下する冬や、エアコンを使用した環境では、肌の乾燥を感じやすくなります。
生活習慣の乱れ
バランスの悪い食事、睡眠不足、運動不足などの生活習慣の乱れは、血流を悪くし肌のターンオーバーを遅らせるため、くすみやすくうるおい不足の肌をつくります。
誤ったスキンケア
クレンジングや洗顔の時に肌をこする、熱いお湯で洗うなどの誤ったスキンケアは、肌に負担をかけてバリア機能を低下させ、乾燥を起こしやすくします。
クリームの役割
クリームは、基礎化粧品の1つで、一般的にスキンケアの最後に使用して肌を保護する役割があります。
基礎化粧品の中で最も油性成分を多く含み、肌にのせると表面に油膜を張って、化粧品成分や肌内部の水分蒸発を予防する効果があります。
また、油性成分の多いクリームは、他の基礎化粧品よりも美容有効成分の配合量が多いため、美肌効果が高く価格も高額になる傾向にあります。
つまり、保湿有効成分配合のクリームを使用すれば、効率的に肌の乾燥を予防できるといえます。
肌の乾燥に効くクリームの選び方
肌の乾燥予防に、クリームを有効活用することをおすすめします。クリームは「高保湿成分配合」「好みの使用感」の2つのポイントで選びましょう。
高保湿成分配合
肌の乾燥には、保湿効果の高いクリームを選ぶことが大切です。クリームによく配合されている高保湿成分は次のとおりです。
- セラミド
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
なかでもセラミドは、高保湿成分のなかで最も保湿効果が高いといわれており、乾燥肌や敏感肌用の化粧品によく配合されています。乾燥がひどく気になる人は、クリームを選ぶ際に、商品のパッケージまたはメーカーのホームページで成分表を確認し、セラミドが配合されているかチェックすることをおすすめします。
ただし、セラミドは、効果が高いゆえに値段が高額になる傾向があります。金銭的な負担があると、なかなか継続することができません。
コストを抑えたい場合は、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの高保湿成分を選ぶとよいでしょう。保湿力があり、いずれも生体にある成分のため、肌に負担が少なく、デリケートになりがちな乾燥肌に優しく浸透していきます。
好みの使用感
クリームは、好みの使用感のものを使うことが重要です。クリームは、毎日使用することで肌を乾燥から守り強化します。
しかし、テクスチャや香りが好みでないと、継続して使うことは困難となり、クリームの効果を十分に感じられません。また、使用感がよいことは、脳をリラックスさせて副交感神経を刺激し、肌の細胞の回復を促進します。すると、肌のターンオーバーが進み、新しい細胞が生まれて肌にうるおいが蘇ります。
クリームを選ぶときは、テスターやサンプルで事前に使用感を確認することをおすすめします。
肌の乾燥に効くクリームの使い方
クリームの効果を十分に引き出すために、使い方にも配慮しましょう。正しいクリームの使い方は次のとおりです。
- クリームを小豆粒大手に取る
- 手のひらで軽く温める
- 両頬、額、鼻、あご先に分けてのせ、内側から外側に向かってムラなくのばす
- クリームを少量とり、目元、口元に重ね付けする
- 両手の平で顔を包み、ハンドプレスする
クリームの量は多すぎるとべたつきの原因となり、少なすぎると十分に乾燥を予防できません。適量を守って使うことが大切です。
顔全体にのばすときは、摩擦が起こらないように、手のひら全体を使ってさするようにやさしく行いましょう。また、目元や口元は皮膚が薄くとくに乾燥しやすいので、クリームを少量重ね付けして保湿力を高めます。
仕上げに両手でハンドプレスをし、体温で肌の奥までクリームの成分を浸透させましょう。
まとめ
クリームは基礎化粧品の中でも、有効成分の配合量が多く、肌の乾燥予防に有効です。クリームを選ぶときは「高保湿成分配合」「好みの使用感」の2つのポイントを重視しましょう。
保湿効果を十分に引き出すために、適量、力加減を守るなど、クリームを正しく使うことも大切です。クリームで乾燥を予防し、肌のうるおい不足の解消に努めましょう。